Body Criticism: Imaging the Unseen in Enlightenment Art and Medicine
定価:¥ 4,411
出版:The MIT Press
カテゴリ:ペーパーバック
ページ:612頁
JAN:9780262691659
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で126216位
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マーケットプレイス価格:¥ 4,945 (税込)
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レビュー
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21世紀へと「つなげ」る書物 Date:2006-05-15 おすすめ度 ![]() 圧巻、の一言である。 「解剖する」「抽象する」「懐胎する」「痕跡する」「拡大する」「感覚する」――この六章立てで、18世紀以降、身体表現としての芸術が、いかにして「手ざわり」を失い、「脱肉体化」されていったか、言い換えると「言葉だけになっていった」か――それを素晴らしい図版と、これ以上はない巧みなレイアウトでもって読ませてくれる。 何より素晴らしいのは「結論」部。現在は「言葉」がなによりもエラく、「絵(イメージ)」は貶められ、どうせ「選挙の宣伝か垂れ流しのCM」という風になってしまっているが、そうでない道もあるのではないか――「私はあると信じる」というのが著者の主張であり、その道というのが「視覚教育」である。「絵の持っている『見ると分かる』力」を使っていこうではないか――というのを、モデルケースとしてやり遂げたのが『ボディ・クリティシズム』という、この本そのものだった――という仕掛け。 「言葉で説明できないことなんてない」というのであれば、それこそ「言語中心主義」という、異なる分野を「つなげる」ことのできない「否定と細分化」の発想で――つまり異なるもの同士を「肯定」できない。 スタフォード氏の『ボディ・クリティシズム』には安易な「否定」ではなく、イメージをもって「つないで」いこうとする「肯定」の精神が満ち溢れている。冷徹な「論理」に見切りをつけ、つなげる「イメージと絵」の力を認識すべきだろう。 傑作である。 |
