Stargirl

定価:¥ 746
マーケットプレイス価格:¥ 482 (税込)

出版:Ember
カテゴリ:ペーパーバック
ページ:208頁
JAN:9780439444439
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   アメリカの児童文学賞、ニューベリー賞を受賞した『クレージー・マギーの伝説』(原題『Maniac Magee』)では、ぼろぼろのスニーカーで町を闊歩(かっぽ)する破天荒な少年クレージー・マギー。『ヒーローなんてぶっとばせ』(原題『Crash』)では、意地悪に負けないマイペースな男の子ウエッブ。リアルな日常風景に、どこか現実離れした登場人物をからませて、子どもたちの心を巧みに描いてきた著者が、この作品できわめて魅力的なキャラクターを生みだした。奇抜なファッションに身を包み、ハイスクールのランチルームでウクレレをかき鳴らす女の子「スターガール」だ。 

   主人公レオの学校に転校してきた彼女は、生徒の誕生日に歌を歌ってあげたり、土砂降りの雨の中で踊りつづけたりと、その突拍子もない行動でたちまち人気者になる。しかし、チアリーダーに誘われた彼女は、バスケットの試合で相手チームへも声援をおくり、学校中の生徒から無視されてしまうことに。そんな彼女から、ある日カードを受け取ったレオ。そこには「アイ・ラブ・ユー」の文字が書かれていた…。

 「スターガール」に引かれながらも、枠にはまらないその強い個性をもてあましてしまうレオ。一方で、「ふつう」になろうと努力する「スターガール」。2人の物語は、いつしか不器用でもどかしい思いを繰り返した子ども時代の恋へと読者を誘ってくれる。圧巻は「スターガール」が、まるで「ハーメルンの笛吹き男」のように100組以上のカップルを従えて「ウサギのダンス」を踊るラストシーン。エネルギーに満ち、それでいてはかない若き日の恋を象徴したこの場面は、名画を見ているように幻想的だ。(中島正敏)

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