Q and A
定価:¥ 1,154
出版:Black Swan
カテゴリ:ペーパーバック
ページ:384頁
JAN:9780552772501
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で786位
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マーケットプレイス価格:¥ 690 (税込)
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カテゴリ:ペーパーバック
ページ:384頁
JAN:9780552772501
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レビュー
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原作が先か、映画が先か Date:2009-12-16 おすすめ度 ![]() 映画を観てから原作を読みました。主人公の生い立ちの設定が映画とはかなり違うので、映画と原作で二度、楽しむことができます。しかし、「楽しい」でかたづけることのできない、実に深くて重い内容。インド社会の底辺で暮らす人々(その人口規模からすれば一大勢力なはずですが)のすさまじい人生がいくつも登場して、とにかく圧倒されます。やるせない涙も出ます。文章の巧みさ、伏線を二重、三重にはりめぐらす見事な構成も手伝って、読者をインドの貧民窟の世界へ一気に引き込み、目を離す余裕を与えてくれませんでした。推理小説としても大変、読み応えがあります。 ムンバイだけで終始した映画と違って、原作ではデリーも舞台になっています。デリー滞在中にこの本を読んだので、臨場感があり過ぎました。周囲を見渡せば、主人公のラム(映画ではジャマール)みたいな少年がうじゃうじゃいるからです。障害者の物乞いから手を出されれば、この子にお金をあげても結局、悪い大人に巻き上げられるのでは、と思ってしまう。 映画ではインドの暗黒街の問題のみに焦点が当てられていましたが、原作では、貧しい孤児(主人公)の目を通して、インドの富裕層の問題、白人社会の問題もあぶり出しています。(イギリス人である映画監督はこのへんは避けてしまったみたいですね。)タージマハルの歴史的背景やインド・パキスタン関係などもかなり詳細に知ることができ、ガイドブックとしても優れものです。 原作が先か、映画が先か、どちらもおススメ。ぜひ、両方体験してください! |
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映画より原作の方が数倍おもしろいです。 Date:2009-11-08 おすすめ度 ![]() 今年のアカデミー賞を得た映画「スラムドッグ・ミリオネア」の原作を読んでみたいと手にしました。幸い英語は読みやすく、どんどん引き込まれました。次から次へと起こる波乱万丈な少年の経験に、そんなことってあり得ないでしょうと思いつつも、健気に逞しく生き抜くインド少年に、だんだん情が移り一緒に泣いたり笑ったり…、最後には全部辻褄があってしまうところはやっぱり小説だったと、現実に戻らされました。 読み終わったら今度は映画が見てみたくなったのですが、見てがっかりしました。映画はどうしてもコンパクトにせざるを得ないのでしょう。それはそれで楽しめましたが、やっぱり何と言っても原作を読んだほうが、断然おもしろいです。こんな人生を歩んでいる人が現実の世界にはたくさんいることを、知ることは意味があると思います。 |
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物語の持つスピード Date:2009-10-04 おすすめ度 ![]() 映画→本作の順で鑑賞。両者はストーリー、登場人物も異なっていますが、それぞれが異なる特徴を生かした良作です。 音楽と映像で「客をストーリーに引き込む」映画というメディア、各自の読み進めるスピードに従って「読者が物語に参加する」本というメディア、2つの特性に合った作品だと思います。映画は音楽の良さもあってぐいぐい引き込まれますし、本作は章が進むに従って、ストーリーの全体像が見えてくる、という楽しさがありました。 また、英語の学習者にもおススメです。文章が平易であることに加え、英語を話せることのアドバンテージがストーリーに絡んできます。語学学習のモチベーションも上がるかもしれません。 |
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技巧的な構成と落ち着いた一人称が印象的 Date:2009-06-14 おすすめ度 ![]() この小説の優れている点は、なんといっても非常に手の込んだ構成だと思います。最後まで読むと、「あぁ、こういうことだったのかぁ」と、それまでの労力(?)が報われる気がします。英語自体は比較的読みやすいのですが、時々ヒンドゥー語なのでしょうか、英語以外の語彙があったり、また名前がやたら長くて(familiarでなくて)覚えにくい、などの難点はあります。 また、スラム街に生きる少年たちの目を背けたくなるような悲惨な現状なども描かれており、正直「読んでいて楽しい」本ではありません。でも、それを主人公の少年が淡々と語るところが、この小説の「味」でもあるような気がします。 映画の方を見てみたくなりますね。 |
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映画「スラムドッグ・ミリオネア」原作/アメリカScribner社のハードカバー版のレビューです Date:2008-12-06 おすすめ度 ![]() インドに暮らすウェイターの少年Ram Mohammad Thomasはテレビのクイズ番組に出場して次々と正解を重ね、最高賞金10億ルピーを獲得する。しかし番組責任者は、満足な教育も受けていない孤児の彼が難問に答えられるはずがないとばかりに、彼をイカサマ容疑で警察に告発してしまう。逮捕された彼が語り始めたその生い立ちに、クイズに答えることが出来たワケが散りばめられていた…。 著者Vikas Swarupはインドの外交官。300頁超の小説ですが、英語は平易きわまりないといえるほどで、大学受験を控えた日本の高校生にも難なく理解できるくらいです。 荒唐無稽な部分もありますし、少年少女向けの寓話といってもよいかもしれません。 この小説が語るテーマは、人間はいかにして学ぶのかということです。 人間は既存の学校教育の中だけではなく、人生において様ざまなことを学び、そのことのほうが、学び舎(や)で学ぶことよりも尊い場合が多いのだということを扱っているのです。 主人公の少年の“学び”は安心安全な場で通常得られるものよりも、危険な手段を通じて獲得したものであるがゆえに、まさに骨の髄までしみこんで、彼の人生を大きく駆動していく力強さをもっています。そうした経験を得ることは、誰にでもできることではありません。読み終わると彼の危うくも波乱に富んだ人生が、なにやらうらやましく思えてくるほどです。 ダニー・ボイル監督の手でされた映画化作品は、かなり換骨奪胎されているとも聞いています。日本で公開された暁には、この小説と比べながら見てみるのが楽しみです。 |


