The Tale of Despereaux: Being the Story of a Mouse, a Princess, Some Soup, And a Spool of Thread [Rough Cut]

イラスト Timothy Basil Ering
定価:¥ 980
マーケットプレイス価格:¥ 942 (税込)

出版:Candlewick
カテゴリ:ペーパーバック
ページ:272頁
JAN:9780763625290
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エディターレビュー
   2001年のニューベリー賞優秀作に選ばれた『Because of Winn-Dixie』(邦題『きいてほしいの、あたしのこと――ウィン・ディキシーのいた夏』)の著者ケイト・ディカミロが、愛と希望と寛容の「力強さ、すばらしさ、滑稽さ」を深く掘り下げて描いた、ネズミと人間の端整な物語。読者に話しかけるように語られる、古めかしくやや暗めのストーリーは、「ある城の中で1匹のハツカネズミが生まれた」ところから始まる。その子ネズミ、デスペロー・ティリングは、ほかの仲間たちと違っていた。体が異常に小さく、耳がやたらに大きく、おまけにハツカネズミらしくない夢想家だった。人間の王様と美しい王女ピー姫に近づいたデスペローは、悲しいことに自分の父親ネズミによって、ドブネズミがひしめき合う汚い地下牢に追放されてしまう。

   物語は4つの話で構成されている。第1話は、ピー姫にベタぼれしたデスペローが悲惨な目に遭う、悲しいお話。第2話では、デスペローと同じく変わり者のドブネズミ、キアロスクーロが登場する。自分の住みかである地下牢の暗闇を嫌い、光をこよなく愛するキアロスクーロは、やがて城に侵入し、お妃様のスープに飛び込んでしまう。第3話は、何度も何度も「殴られ」たせいで耳がカリフラワーのようにつぶれた、幼い少女ミゲリー・ソーのお話。頭の回転が遅く、耳もろくに聞こえないミゲリーは、ピー姫の冠をかぶることだけを夢見ている。第4話は、地下牢送りとなったデスペローの話に戻り、やがてハツカネズミ、ドブネズミ、少女、王女の4つの生がつながって劇的な結末を迎える。

   胸の内で密かに希望と夢の炎を燃やす子どもたちは、手が届かないと言われるものを欲しがったり「決して破ってはいけないルール」をあえて破ったりする“はみ出し者”ぞろいのキャストに親しみを覚えるだろう。ティモシー・バジル・エリングによる鉛筆描きのイラストも秀逸で、ディカミロの描く広範な光と闇のイメージはもちろん、最後にハッピーエンドを迎えるヒーロー、小さなネズミの優しさ、繊細さまでが見事に表現されている。(9歳以上向き)(Karin Snelon, Amazon.com)

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