星の王子さま (岩波少年文庫 (001))
翻訳 内藤 濯
『星の王子さま』サン=テグジュペリ (著), 内藤 濯 (訳) (岩波書店) [ hon.noaruseikatu.jp ] at 2007-08-23 22:15:55
今なお世界中で読み継がれているフランス文学の名作。愛する事の意味と生きる目的について、純粋な王子様と、砂漠に不時着した飛行機乗りの交流を通して語っ...
価格:¥ 672 (税込)
出版:岩波書店
カテゴリ:文庫
ページ:175頁
JAN:9784001140019
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で16254位
おすすめ度:
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レビュー
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この本に出逢えて。 Date:2009-04-27 おすすめ度 ![]() この本を読んで自分でも気づかないうちにに大人になっていってることに気づき、涙が出ました。 この中に出てくる花に対する言葉がBUMP OF CHICKENの『花の名』という唄の一節を思い浮かべさました。 「あなたが花なら 沢山のそれらと変わりないのかも知れない そこからひとつを選んだあなただけに歌える唄がある 僕だけに 聴こえる唄がある」この唄と同じ様に、僕にとって星の王子様はたくさんの大切なことを思い出させてくれる大切な本になりました。 |
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子供時代と大人時代の2度読みがよい Date:2009-01-01 おすすめ度 ![]() 高校生の頃に(実存主義研究がテーマにあって)読みたかった本ですがずっと読みそびれていて、最近になってようやく読む機会がありました。 少年文庫ですが、本当に小さな子供さんには少々難解な内容です。幼いお子さんならこんな王子様が地球にやってきてやがて旅立ったんだよという物語としてしか読むことができないでしょう。単純に童話としての理解ならばそれでも良いと思います。それなりに夢のある話に仕立て上げられているでしょうし、分からない部分は親が話して聞かせればよいということになります。でもこの物語は小さな星の住人が旅して、人間社会のむごさ、くだらなさあるいは逆に喜び、身近な存在の中から価値を見出すことなどといったものを学び取っていくストーリーといえます。人間どう生きるべきかという根元的なテーマが強烈な風刺の中に宿っているわけです。効果的な原作者の挿絵と共に強い印象が残ります。自己中心的な考え方しか持てない大人たちに是非読んでもらいたい1冊です。 |
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子どもには楽しい童話、大人には深い味わいの寓話 Date:2008-06-24 おすすめ度 ![]() 星の王子さまは、真実だけを知りたい。質問することをためらわないし、嘘はすぐに見抜いてしまう。大人になれば清濁あわせて飲み込んで、純粋でいられないこともあるし、子どものようには振舞えないが、それゆえに様様な問題を作ってしまう。「本当のこと」意外はどうでもいいことだと、王子に教えられるような気がします。 王子は愛していた花と別れ、その後地球にやってきますが、ここではたくさんの花が咲いているのを見て泣きます。自分の持っていたものが、ありふれた花で、それも一つだけだったと。ところが、この後で出会ったキツネが色々と大切なことを教えてくれて、王子も読者も「本当のこと」に気付いていきます。 ・かんじんなことは目に見えない ・自分の一つのバラを大切に思うのは、そのために時間をかけたから ・めんどうをみたら、いつまでも責任がある ・幸福を感じるためには、4時とか、木曜日とか、きまりが必要 このキツネはいいこと言う。大人になって初めて読んだが、得るものがありました。読み継がれていく名著と言われるだけのことはあります。 |
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こんなにも難しい本だったか? Date:2008-06-07 おすすめ度 ![]() 小学生時代以来30年ぶりに、手に取った。 こちらを眺めて初めてしったのだが、最近ではいろんな方の新訳が出ているようでもある。そういう息の長い書なのだろう。 しかし、こんなにも難解な書を小学生の私が読んでいたのだろうか? いま読んでも、結構に重いテーマのストーリーだ。 どなたかがおっしゃっていたが、大人が読むべき本だと思われる。 |
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喪失感 Date:2008-05-18 おすすめ度 ![]() この童話が このように長い間に 多くの人に読まれ そしてなにより愛されてきたという歴史に まずは敬意を表したい。 多くの方のご意見通り この童話は本来 子供には難しい話だ。しかし それでも子供時代に読んで面白かったという感想をもたれている方も多いのだと思う。実際 この話は 大人向けの内容の童話を子供に上手に読ませるものがあるという点で 非常に優れた本になっているのだと思う。 考えてもみてほしい。本書が子供が読めないような難解な話であったら 誰も読む機会が無かったに違いない。 本書を手に取る機会は人生に二回ある。子供の頃に読んで魅了された場合と、自分の子供に買い与えた本を親の自分も読んでみて 惹きつけられた場合だ。 僕が子供の時に どう本書を読んだのかはもう覚えていない。覚えていることは本書が非常に面白かったという点だけである。それで良いのだ。その記憶のお陰で 大人になってからも幾度か読み返す機会を得られたのだから。 「大人になるにつれて何かを失う事」というのが 本書のテーマである。僕らは年を取ることで何かを得ていくが 何かもきちんと失っていく。その「失ったもの」を思い出させるのが この美しい童話である。 「失ったもの」は 最早還っては来ない。そういう喪失感が本書の通奏低音である。この童話は短調で書かれているのは そんな通奏低音の響きの為だ。但し 時として「喪失感」が僕らに甘美な思いを齎すことも確かだ。それが この比類の無い「大人の為だけではなく子供の為にも書かれた」童話の永遠の命の源泉なのだと思う。 |


