ドリトル先生のキャラバン (岩波少年文庫 (026))
翻訳 井伏 鱒二
価格:¥ 756 (税込)
出版:岩波書店
カテゴリ:単行本
ページ:345頁
JAN:9784001140262
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で35179位
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レビュー
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ドリトル一家のサクセスストーリーと「文明批評」 Date:2005-10-17 おすすめ度 ![]() 内容としては『ドリトル先生のサーカス』の続編にあたる。前編では 主に地方都市の興行で成功したドリトル・サーカスが本編ではロンドンに 進出することになり、ふとしたきっかけで出会った美声の雌カナリアの ピピネラの波乱万丈の身の上話を元にオペラを作成、一躍時代の寵児と なるという物語である。「清く、楽しく、貧しく」のイメージの強い ドリトル先生物語としては異色のサクセスストーリーであり、それだけに シリーズの他の作品では見られない社会風俗(ドリトル一家とロシア貴族との 会食、実在したヴァイオリニストのパガニーニの登場、愛犬ジップによる 一流香水ブランドの調合etc.)が頻出しており、ヴィクトリア朝期の 「文明批評」としても楽しめる、児童文学とは思えない(児童文学だからこそ、 と言うべきだろうか)極上の作品世界が味わえることだろう。 |
