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著作権の考え方 (岩波新書)

価格:¥ 777 (税込)
出版:岩波書店
カテゴリ:新書
ページ:229頁
JAN:9784004308690
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で134265位
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レビュー
構成がすばらしい Date:2009-10-02
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第4章 「権利を及ぼさない場合」の法律ルール
第5章 新しい「法律ルール」の構築
第6章 「契約」と「ビジネス」
第7章 国際政治と著作権

現代社会で、しばしば表面的な議論に陥りがちな著作権を、
みごとに立体的に整理している。

著作権の対応の議論の出発点として、議論に参加する人の必読の書。
素晴らしい本 Date:2009-09-08
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著作権法の入門書が必要だったのでこの本を手に取った。素晴らしい本である。
まず、法律の内容を自分のあたまで咀嚼し、分かりやすい言葉で伝えてくれるので大変分かりやすい。(著者の「人格権」の定義には思わず笑ってしまったが、著作権があるであろうからここでは引用しない)
法令の枠組みについて、馬鹿みたいな立法論に陥らず、非常に明快な説明をしてくれる。そして、著作権をとりまく今日的課題について、議論の軸をきちんと提示してくれる。さらに、それが巧まざるして日本人論にもなっている。

著者はおそらく非常な勉強家で、かつ、きちんと自分のアタマで考えることのできる人なのであろう。法律の入門書的な本で、ここまでのレベルに達している本はなかなかない。著作権に関心のある方にはぜひ一読をお勧めしたい。
こういう人が霞が関にいれば、日本の著作権行政はおかしなことにはなるまいと感じられる本。
情報量は多いのだが… Date:2008-03-08
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著作権に関するさまざまな知識・考え方が紹介されており、これを全部理解すれば、かなり詳しくなれる。しかし、文章がとても読みづらいのが惜しい。

細かいことだけれど、「」の異常な多さはどうしたことだろう。例えばこんな感じ。

――日本で「一部業界の一部のプロ」同士が契約をしたら、その業界の「常識」と「慣行」と「馴れ合い」と「口約束」と「人間関係」による契約になり、「契約書」など交わされないことになりがちだ――(p171)

全編通してこの調子。これらのカッコに特別な意味を込めているのかもしれないが、私にはそれはわからなかった。カッコの数を5分の1くらいにしたら、もう少しわかりやすい文章になったのでは?
著作権の考え方、というよりは、著者の考え方か。 Date:2005-05-01
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著者は、元文化庁著作権課長、現在、文部科学省学術研究助成課長とういことでです。つまり、行政に携わってきた人です。
そのためか、学者・業界団体等への批判や、「世界をリードした日本の法律ルール」といった自負?の表現が随所に見られます。
こういったところがこの本の良いところでもあり、ただ私には多少鼻につく本ではありました。だから、読んでいて、「著作権」の考え方ではなくて、それはあなたの考え方ではないのかと一人つっこみを入れていたのですが。
学者の著作権本とは違った切り口であり、一読の価値はあると思います。
「権利ビジネス」のところで、「リスク・マネジメント」として「保険」について触れられていたのは、さすがだと関心しました。今年になり、映画の権利ビジネスが新聞にニュースとして載るようになりましたが、保険の点は何ら触れられておらず、気になるところだったので。
著作権をめぐる、業界・関連省庁・一般人の関係がよくわかる Date:2004-11-23
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~CCCDの見直し、輸入盤規制と、音楽CDは今後どうなるのかということが気になって読んでみましたが、2003年に書かれたこの本では2004年の情報が盛り込まれているはずも無く、改訂版に期待したいと思います。とはいえ、他の方達がお書きになっているとおり、著作権初心者には全体像が分かり易く説明されていて大変参考になりました。
ただ、一つだけどうしても物申し~~たい。

『音楽CDは、普通は何回も繰り返して聴くものであるため、本来ユーザーは「手元に置いておこう」と思うはずであり、中古品店に売られてしまうはずはないのだ。ではなぜ中古品市場が形成されているのかというと、既に述べたように、「個人が楽しむためならば、無断でコピーしてよい」という権利制限があるからだ。』

著者はおそらく中古CD屋とは全~~く縁のない人なんでしょうが、これはいくらなんでもひどい。ろくに試聴もできない状態で売られているCDを買ってはみたものの気に入らなかったから売る、というごくありふれた動機で中古屋にCDを売る行為が想定できないものだろうか?
確かにコピーして売る人もいるだろうが、中古CDファン全員がそうである「はず」と断言されると大変気分が悪い。そもそもCD時代~~以前、アナログレコード時代から中古市場はあった。

著作権保護という見地から中古市場の問題点を挙げようとしたんでしょうが、「リスナーが無断でコピーするからCDが売れない」すなわち「リスナーが悪い」という、レコード業界の言い分をそのまま述べられても…なんだかなぁ、と思ってしまいます。そもそも良い作品はいくら中古品が出回っていても売れます~~よ。~

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