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アムリタ〈下〉 (角川文庫)

価格:¥ 567 (税込)
出版:角川書店
カテゴリ:文庫
ページ:301頁
JAN:9784041800058
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で552676位
おすすめ度:

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レビュー
じんわり Date:2007-11-07
おすすめ度
私にとって、下巻は上巻より印象に残るシーンが多かったです。
確かに話があちこち飛び出してたりして読みにくいなと思う人はいると思いますが。
主人公、弟、明日にも遠くに旅立つ友人と、その元恋人であり新しい友人との、最後の晩餐でハイになってしまう気分。その帰りの車で眠ってていいよと言われた弟が発する「もったいないからいい」という台詞。
その夜、旅立つ友達が主人公の夢の中に別れを告げに来て「ありがとう。どこにいても君達の事が大好きだ。」という台詞。
すべて心に染みてきます。
私が生きてきたなかで、言葉にできなかったもの、言葉にすると失われてしまう気がするものが、この物語に詰まっています。
ばななワールド Date:2007-10-08
おすすめ度
何かが欠損してるからこそ(例えば家族だったり記憶だったり)
人生はより深みを増すようなもちろん苦しみも生まれるけれど、
それが人生であると教えられた気がした。
下は不思議な力や、オカルトティックな物が登場したが、
それがとてもリアルに感じれたのは、作者の力量か。
とにかく終わりに近づくにつればななワールドにどっぷりはまり、
最後には魂が開放されたような気分になりました。
最初はとっつきにくいけれど、気がつけばどっぷりハマってしまう、
そんなばななさんの作品には、毎回心が浄化されるような気がします
不思議な気持ちになる Date:2007-05-20
おすすめ度
上巻よりもさらに不思議さが増し、話の密度が濃くなった感じです。
読み終わった後、ただただボーッとしてしまいます。

私の印象に残っているエピソードは、
頭を打ち記憶を無くした主人公の朔美が
あることをきっかけとして
一気に記憶を取り戻していくところ。描写が素晴らしかった。

人生は、とどまることなく流れていくものなんだなぁと、ただただ強く思った。
深すぎて、はっきりと伝えたいことは分からなかったけど、それこそが吉本ばななだなぁと思った。

この本は、頭で考えるよりも、心で感じながら読むものだと思う。
なんかどんどん Date:2005-09-08
おすすめ度
 おかるてぃっくな方向へ突き進んでいった小説。ふわふわしてて何となくとらえどころがないし、著者も自分で把握できてないんじゃないのかな、とすら思えた。いや、もちろん面白いことは面白いんだけど。たとえば、キッチンなどの傑作と比べると?って感じで。こんなに無理やりオカルトな方向に持っていく必要があったのかなぁ、と。
 エピローグはよかったです。最後に某キャラが浮気した、ってのが上手いなぁって気がした。それによって、双方の魅力が引き立つ。やっぱり技術は一流なんだなぁと。
神が飲む水 Date:2004-02-26
おすすめ度
読み終わると、ただただ幸せな気持ちになれた。

頭を打って記憶を失くした主人公・朔美に訪れる不思議な人々との出会い。
その出会いを通して、今まで見過ごしていた大切なことに気付いていく。

弟をとても愛しているということ、不思議な構成の家族を愛しく思っていること、
死んだ妹のこと、父親のこと、友人のこと、サイパンに住む人たちのこと、

恋人のこと、美しい自然がただそこにあるということ、
そして自分が自分であるということ・・・・・・・・・・

最も幸せな人とは、当たり前に感じられることに幸せを見出せる人なのではないかと思う。
この物語を読み終わった後、私が私であること、家族が家族であること、友人が友人であること、一日が始まり終わっていくことが、

なんだかとても素晴らしく思えて、幸せな気持ちになれた。

いつか私の人生にも終わりが来る。
でもそれは、決して哀しいことなんかではない。
人類が地球上に現れた時から、ずっと繰り返されてきたことだから。
Mr.Childrenの『HERO』という曲を聴いた時のような、そんな優しい気持ちになれた。
ありがとう。

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