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死刑執行人の苦悩 (角川文庫)

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出版:角川書店
カテゴリ:文庫
ページ:221頁
JAN:9784041878019
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で225358位
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レビュー
偽善そのもの、史上最低の内容 Date:2009-03-13
おすすめ度
偽善偽善偽善。
ただそれだけの内容だった。
一体何が言いたいんだ?このオバハンは。
現行の制度で死刑は存続しているんだし、そりゃ刑務官になったら
執行する立場になることだってあるでしょ。それが嫌なら最初から
刑務官になんてならなきゃいいだけの話。
「執行する立場になるとは思わなかった」なんて言い訳は通用しな
いよ。例えば清掃局に就職して、「まさか生ゴミの収集をさせられ
るとは思わなかった。俺は嫌だ」と言ってそれで通ると思う?
「死刑囚はみんないい人ばかり」みたいな描写にもウンザリ。人を
(しかも殆どは複数)殺す奴に「いい奴」はいないだろう。それ自
体がもう最低の行為なんだから。殺された本人は二度と生き返れな
いし、遺族たちは一生苦しみ続けるんだよ。殺人ってのは、どんな
に後で悔いても取り返しのつかない行為なんだ。そうした被害者た
ちに対する思いやりというものが、この本ではすっぽりと抜けてし
まっている。
しかしこのオバハンは、自分の家族が皆殺しにされたり、障害者に
されたとしても、犯人を「いい人たち」って思えるんだろうか?
それとも、しょせん他人事だからそんなのどうでもいいってこと?
死刑執行場面の描写も、ひたすら残虐さを強調しているだけで嘘臭
さ満点。
感情が前に出過ぎて全てがダメな内容でした。
時間のムダ、金のムダ。こんな本だけは絶対買ってはいけません。
感情的な内容 Date:2009-02-12
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作者の独りよがりな感情を押し付けられた感が否めない。死刑を執行する方達に対しては同情をするが、読み終えた後でもやはり死刑囚に対して可哀想だとは思えなかった。死刑を廃止すべきだと云う説得力に欠けていた気がする…
通用しない泣き言 Date:2009-01-29
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アホか。仕事に意義が見出せず、そんなに辛いと思っているなら退職すればいい。それだけの話でした。
たとえば汚水処理場に就職しておいて「くさい仕事はしたくない。俺らの仕事はこんなに辛い。だから日本中の水洗便所廃止!トイレに汚物を流すな!」なんて言ったって、そりゃ通用しないでしょ。
感情論が前に出すぎです Date:2008-10-23
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死刑を担当する刑務官に着目したことは評価できます。

が、著者の死刑制度に対する嫌悪感がにじみ出すぎておかしなことになってます。

取材した人物像や場所や情景を語るにあたって、なんだか過剰に演出がかった描写がなされていて、ドキュメンタリーというより、小説(それも出来の悪い三文小説)を読んでいるようです。

とにかく刑務所は恐ろしい場所で、死刑囚は哀れな人で、それを死刑にしなくてはならない刑務官も可哀相な人たちで、そんな死刑制度はとにかく野蛮で残酷な制度で…と印象づけようとする意図があからさますぎて、かえって内容の信憑性が疑わしく感じられてきます。


あと、死刑を担当する刑務官が社会からの偏見や家族の無理解に苦悩する姿も描かれていますが、そんな彼らを「死刑執行人」と呼ぶのはどうなんですか?
人を殺してはいけない Date:2008-09-30
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1978年から、1993年までの死刑執行数は、3 1 1 1 1 1 1 3 2 2 2 1 
 0 0 0 7 となっている。一方、日本の殺人件数は一貫して減り続け、平成19年には、
戦後最低の1,199 件だった。日本の殺人発生率はイスラエルを除いて、世界最低だ。本来なら、
威嚇効果としての死刑執行数は減ってよさそうなものだ。
ところが、死刑執行数が司法行政挙げての厳罰化の中、増え続けた。
2007年は、9(年間は10)、 2008年は三ヶ月を余して、既に13だ。さすがに20を超えそうもないが、いまや日本は世界的な死刑大国になった。死刑制度こそが最良の凶悪事件対策という信念があるかのようだ。
平成初年から三年間、死刑が執行されなかったのは、天皇の代替わりを血で汚すまいとしたのではない。
1989年に国連総会で死刑廃止条約が採択されたからである。日本国憲法では世界の協調することを誓い、
世界から孤立することを誡めている。さらに、恃みの米国や中国でさえ、執行数を減らしている。
ところが、日本は死刑政策に関しては孤立を選択したようだ。
大塚公子は決して、この書で凶悪犯に寛容であれ、と説いているのではない。
命の重さをもっと真剣に考えて欲しいと訴えている。著者は「菩薩本生鬘論」を引き、命の重さには 差別のないことを説明している。そして、何より、反省悔悟した死刑囚は、荒れ果てた命から解脱するだけでなく、新しい人格に生まれ変わることもあるとしている。著者は、拘置所が用意する更生プログラムを紹介している。
その結果、死刑囚は贖罪できるだけでなく、命の重みを知る。中には、常人にも及ばないような境地に達することもあるとしている。
私達は悉有仏性というように、 人間の本質は善だと私達は信じきるべきなのだ。加害者は必死で努力して、
被害者の心の痛みを感じるべきなのだ。そして、拘置所の職員達は加害者の命と被害者の命の重みが、ぎりぎりで釣り合うことを願って手助けをする。
それのみが加害者から被害者への供養となると、 筆者は訴えているように思う。
そんな更生した尊い命を奪わなければならないのが刑務官の職務の一つなのだ。
矯正教育と死刑執行の役割を同時に果たさなければならない彼等の無念を、私達はどれくらい知っているだろうか。
著者は退官した元拘置所長にインタビューしている。
拘置所長は「人間として、こんな恥ずかしい制度はない」と言う。
幼女殺人で死刑が確定した小林薫被告が小学校5年生の時、下の弟に対して書いた詩がある。 この男も人の子だったということだ。
裁判官は死刑判決で、「矯正の可能性が皆無」と断罪した。しかし、更生の可能性は本当に皆無だったのだろうか。
「Mよ
僕やHは
お母さんの顔を知っているけど
おまえは知らない。
でもMには
お母さんのかわりの
おばあちゃんがいる。」
「Mよ
おまえが十才になれば
ぼくは
お母さんのことについて
話したいことがある。」
「お母さんは
ぼくがいたずらをしたら
しょっちゅうおこっていたけど
おまえが生まれる前の日は
早く生んで楽になりたいといっていた。
お母さんが家に帰ったら
おいわいをしょうと思っていたけど
おまえが生まれるとき
出血多量で死んだ。」
「おまえは
お母さんの身がわりだから
大切に
育ててやる。
(詩の中のMとHは実名)」
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