愛がなんだ (角川文庫)
価格:¥ 500 (税込)
出版:角川書店
カテゴリ:文庫
ページ:218頁
JAN:9784043726042
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で159194位
おすすめ度:
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レビュー
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やるせない気持ちなのに何故か心打たれる Date:2009-09-15 おすすめ度 ![]() 予想よりはるかに面白かった。何処までも好きな人を追っかける。愛する人が優先されて、自分なんてまるっきり無視。それがストーカーを超える勢いの行為であっても。と言う訳で、この主人公は最初読み手をとてもイライラさせる。なのにいつの間にか、このまるっきり自分とは違う人種の主人公に心を寄せていってしまうのは何故?彼女の心が細かく描き出される頃には「どうしようもない女だなあ」と言いつつ受け入れ始めてしまう。ラストの決断の頃にはすっかり同化、やるせなくて落ち込みながら彼女の生き方もありか・・・と心打たれる。恋愛中にはたびたび出くわす心理状態を指摘されたようで、作者の鋭さに拍手。 |
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単純に面白い Date:2008-10-04 おすすめ度 ![]() 主人公は、正直ちょっと頭の弱い子みたいに感じます。けれど、作者の観察力がすごいというか、作者はすごく頭がいいって感じます。そのギャップがリアルなんだかリアルじゃないんだかよくわからないけど、ただ文章を読んでいるだけで面白いって気持ちにさせます。 普通の小説ではこんなとき自分はどうするかとか、自分の基準ではこの人の行動はありえない、とか考えますけど、角田さんのある一部分の作品を読んでいるとき、そんなことはまったく考えません。ただその世界を楽しみ、その登場人物を楽しむというか、、、。変な人が主人公の場合、たいてい私はしらけてしまうんですが、角田さんの小説の場合、素直に世間話を聞くように読めてしまって、楽しい、そんな感じのお話です。 |
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すごい関係性 Date:2008-09-10 おすすめ度 ![]() なんというか,まぁよくここまで恋愛中心というか,他人を人生の中心にして生きれますね,という感じ。 自分が幸せになりたい,とか,充実した人生を送りたい,とかそんなものはうかがえず,ただただ,まもちゃん,まもちゃん。中毒!?? でも,どんな関係であっても,まもちゃんの側にいたい,まもちゃんが生きていることを確認していたい,そこまで自分を捨ててはまれるなんて。 単なる依存の強いバカ女とも思えるけれど,ラストまで貫き通す姿には正直すごいな,と思ってしまった。 |
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わかる。 Date:2008-09-10 おすすめ度 ![]() わかる。 かなしくて、厭になる。 ひとを好きになるって理屈とかないのでしょうね。自分を見ているみたいでものすごくかなしかった。 でも、決して自分ではないから、客観的に見れるんです。そしたら、おいおい、あんた、ちょっと脇を見て御覧なさい、まちがってるよ!! と思えるのです。だけど、わからないのでしょうね・・、わたしも。 非常に面白く読ませていただきました。 合コンのような飲み会のシーンなど胸が痛くなりました。 わたしは何度もああいう場面に出くわして、楽しかった思い出がないので、それを思い出してしまいました。きっと、若者ならではでしょう。それらの「感覚」のみずみずしさは初めてのものでした。この作家さんはよくわかっておられるのだと思って、ありがたい気持ちになりました。 ほんとう、すばらしかった。 |
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「わかる」って思ってしまう自分がいや… Date:2008-02-24 おすすめ度 ![]() この人のお話には基本的に「ちょっと世間とずれてる人」が出てくるように思いますが、他の作品に多い「生き方がずれてる人(フリーターなど)」ではなく、このお話には「人の愛し方、人との接し方がずれてる人(テルコや田中)」が出てきます。 でも、何を基準にして「ずれてる」のかは誰も決められないわけで、テルコの生き方、愛し方、接し方も、ある意味あたりだったり、標準だったりするのかもしれないし。実際、ドキッとさせられる箇所がいくつかあった。「5周くらい先回りして気を遣われるのが疲れる」とか、それに似たようなことを昔言われたことがあるような… ただ、それが「愛」なのかと言われれば、それは違う気がする。聡明な人が選びとる「愛」ではない。 |

