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GUNSLINGER GIRL 11 (電撃コミックス)

価格:¥ 578 (税込)
出版:アスキー・メディアワークス
カテゴリ:コミック
JAN:9784048679770
おすすめ度:

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 『GUNSLINGER GIRL 11』 [ Cherryh's blog annex ] at 2009-09-20 20:18:05
『GUNSLINGER GIRL 11』 (電撃コミックス)作者: 相田 裕出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: 2009/07/27メディア: コミック またもや大きくストーリーが動きました。 テロリストとの戦い、というなの復讐劇とその挫折、そして愛憎の原点となる「クローチェ事件」に至るまでのジャンとジョゼを取り巻く人々。愛憎と矛盾を幾重にも孕んだ状況と関係を描き、序盤では屈折していると見せたトリエラとヒルシャーの関係が素直で、主人公然としていたジャンとジョゼが偏執的な憎悪を抱いているという、簡単に善悪や好悪、愛憎、素直と屈折といった分けができない物語としている。 んー、実はトリエラが主人公だったとかw 目を離せないコミック。 ★★★★
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レビュー
テロリストとの対決と組織の終わり方 Date:2010-02-08
おすすめ度
より安価でフレキシブルな2期生が登場しているにもかかわらず
テロリストの大元が登場し、かつ組織としての終わり方においてうっすら伏線が張られます。
そしてクローチェ事件において兄弟が報復を目的として組織の一員となったという
まあまあ何というか原動力的にはテロリストと同じという悲しい一面が浮き彫りにされます。
感情的すぎてプロじゃないんですね。他の公社の人はほかに仕事がない(少なからずテロに多少なりとも影響された)と
いうのがあっても、クローチェ兄弟ほどに憎しみは強くないという点で決定的に違うのです。
またヘンリエッタが義体化前の過去をうっすら思い出し始めるという終わりへの伏線も見逃せない。
ヘンリエッタを襲った人物が明らかになるのか、またテロと関係があるのか?とか。。いろいろ。
個人的には、感情があまりあらわにならないビーチェが死ぬことについて担当官にどういうことか聞いたり、
トリエラを最後にかばうんだけどその時の回想のシーンがたまらなく可哀相でというか、泣きのポイントでした。
と散々盛り上げておいてそこでクローチェ事件の回想が始まってしまった様なのですが。。。
つかここ回想よりも一気に畳み込んだほうが(テロを)とおもうところなのですが、
という意味で自分的には失速しちゃっております。
イタリアと銃と少女に憑かれた作者 Date:2010-01-30
おすすめ度
 遅まきながら最近1〜11巻を読みました。

 「身障者の少女をサイボーグ(義体)化、洗脳して政府の秘密任務に就かせる。」と言う酷い設定ながらこの作者はそれらを頭で作り出したのではなくどこか魂の深遠まで取り付かれているかの様な凄味が有ります。
 特にこの巻に於けるベニスの鐘楼に完全武装の兵士達の先陣を切って突撃して殉職する普段着の少女達の超現実的なイメージにはヘンリー・ダーガー作品にも似た魅力が有ります。

 義体化・洗脳されて超常能力は得たが見返りが極端な短命と記憶力の減退という少女達を「兵士は戦場に死んでこそ本懐だ。」と担当官の成年ジャンが語る状況はどんなテロリストにも劣らず狂っています。

 絵が可愛らしく、登場人物達の描写は繊細かつ丁寧で、直接的な残酷・性描写は殆ど有りませんが不条理で可愛そうな話が苦手な方にはお薦めできません。しかし傑作だと思います。
ターニングポイント Date:2010-01-05
おすすめ度
いよいよジャン、ジョゼ兄弟が追い続けた仇敵との真っ向勝負です。
フラテッロ6組+特殊作戦部隊GISを投入した戦いは、作品史上もっとも熾烈を極めます。
また、登場人物たちの心情や情景描写も見事です。
義体を戦いに送り出す担当官の悲壮な覚悟、作戦開始直前の緊張感、激しい銃撃戦の最中に発せられる公社の非情な命令、そして戦闘後の三者三様なフラテッロたちの様子。
2期生のペトラとアレッサンドロのコンビの絡ませ方が絶妙です。ややもすれば一本調子で暗く終わりかねない内容を、このフラテッロの登場で未来への希望を予感させる構成となっており、救われた気がします。
面白いけど、ちょっと違和感 Date:2009-09-08
おすすめ度
 表紙にジャンが出ているので、おおよそまた作品の核心に迫る話が描かれるのかな?と思いましたが、やはり今回も重要なエピソードがいくつかありました。

 主なストーリーはジャン・ジョセの復讐劇と、ジョゼがこだわる妹・エンリカの話、そしてジャンがこだわる「ソフィア」の話。

 冒頭はヘンリエッタのエピソードで、ヘンリエッタが過去の、記憶が消される前のことを夢に見ます。死期が近いという暗示でしょうか。

 話の半分がテロ鎮圧の話で、アクション盛りだくさん。SMGにロケット弾、ナイフにミサイルなど何でもありのかなり激しい戦いになります。そのテロの首謀者が政府にとって、そしてジャン・ジョゼにとって重要な対象だったため二人はいつになく殺気立っています。フラテッロを5組投入した激しい戦闘は注目。

 後半は過去の話。エンリカとジョゼの話とジャンとソフィアの話が、少々ですが入ります。ジャンに恋人、というのがちょっとびっくりしますよね。エンリコも6巻と顔違いすぎですよね。美化された思い出?みたいな。

 11巻で違和感を感じたことがあります。ジョゼがテロリストと戦うとき、一期生二名を捨て駒にすることに何の反応も示さなかったこと。むしろ当然と考えている様子。ジョゼのヘンリエッタやマルコーに対する態度から少女たち全般に同情心があるのかと思っていましが、そうでもないのか?

 また、冒頭の皮膚培養の最新装置や技術交換の話も、ストーリーとどう関わるのか…?どうも不自然な登場の仕方だと思いました。


 内容自体は面白いです。しかし上記の違和感から★4つです。
「臆病者にはできない仕事、それをするのがお前の役目だ」 Date:2009-08-27
おすすめ度
南北対立が激化しテロリズムの巷となっているイタリアを舞台に、福祉事業を隠れ蓑にして人体改造を施した子供兵で組織された対テロ部隊<社会福祉公社>。さまざまないきさつから、ここで兵士としてつかの間の生を生きる少女とパートナーである<担当官>との絆を描く物語の第11巻目。
この巻では、本作で初めてテロ集団の首領との正面対決・一大決戦が描かれる。戦闘シークエンスの盛り上がり方は、トリエラ対ピノッキオの血闘以来、あるいはそれ以上かもしれない。
前巻でのトリエラとヒルシャーの話もグッときましたが、そこから一気に転換して、全体状況の話への持っていき方は見事。
そして、水の都ヴェネツィアを舞台に派手な立ち回りの一大作戦が終息した後は、また静かに場面転換して、時をさかのぼり、すべての発端となった「クローチェ事件」が語られていきます。
今巻で初めてフィーチャーされたのは、ビアトリーチェ。彼女は無表情・無感動なキャラ造形で、<義体>の一典型を読者に知らしめるための脇役と思っていましたが、今回は無表情な中にも葛藤やプライドがにじみ出ていてよかったです。
忘れちゃいけない、2期生のペトラ、サンドロコンビもちゃんと活躍してくれました。
本作のテーマの一つは<生命の儚さ>と<自我の力強さ>の相克。次々と追い詰められていく1期生たちを前に、読者である私たちは何を得るでしょうか。
今巻もおススメです。
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