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生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

価格:¥ 777 (税込)
出版:講談社
カテゴリ:新書
ページ:286頁
JAN:9784061498914
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 3293.『生物と無生物のあいだ』福岡 伸一 [ 10年、3000冊の読書術 おすすめ本の紹介 ] at 2008-06-11 08:31:17
2008年5月度 23冊目 読了日:2008/5/27 3293冊目 著 者:福岡 伸一 出版元:講談社現代新書 おすすめ度:★★★ 一言コメント:私には、興味がわかない分野。正直読み飛ばしそうになったことも何度かある。面白くないのをなんとか読みおえた、そういう感じ
 福岡伸一著『生物と無生物のあいだ』を読み始める [ 栄枯盛衰・前途洋洋 ] at 2008-04-27 06:28:47
このところ、読んでいた松岡正剛著『日本という方法』(NHKブックス)と松岡正剛・茂木健一郎対談『脳と日本人』(文藝春秋)の2冊を日曜日までに読み終わる。日本文化について「うつ(空)」と「うつつ(現実)」とそれをつなぐ「うつろい」とキーワードに語られているが、正直なところ松岡さんの全思想を完璧に理解したとは言い難い。松岡さんの思想は、古今東西のさまざまな人物の著作を読み込み、それを自分なりに咀嚼・消
 【読後感】 生物と無生物のあいだ [ 別冊 社内報 ] at 2007-11-26 18:15:27
生物と無生物のあいだ 福岡 伸一 / / 講談社現代新書 人の皮膚の細胞から万能細胞を作ることに京大・山中伸弥教授の研究チームが世界で初めて成功した、とのニュースが先週、流れました。全国紙は軒並み1面トップ記事。 新聞の科学記事って、えてしてわかりにくい。特に基礎研究では、その発見がどれほどすごいことかが伝わりません。政治面の方がよほど感情的。生物の生々しさをありのまま、時々誹謗中傷を交えながら報道してくれます。 本書は、分子や細胞をわかりやすく説明しようと努めています。でもわかりやすさにも限度があるようで、結局いろんな専門用語で散りばめられてしまいます。そんななかで、売...
 「生物と無生物のあいだ」by 福岡伸一 [ ねりうま写真生活 ] at 2007-10-23 01:13:53
今日は写真の話題でなく、読書感想です。 久しぶりに一気読みした本です。 今、再読中です。 ここ数年、2度読んでみたいと思った本はなかったので、 ぼくの2007年トップワンの本でしょう。 昨日の夜、会社帰りの本屋のベストセラー売り場で、この本を最初に手にしたときに、 2つの思い出が頭をよぎりました。 ひとつは子供のころ、科学好きな父親が「ウィルスは生物と物質の中間なんだ」と蘊蓄を言ったことです。 もうひとつは、大学生の頃(80年代の終わり)に攻殻機動隊(士郎正宗)という漫画を読んだ時のシーンです。サイボーグが治安機関に侵入し、捕り物の末、半壊状態で捕獲されま...
 ベストセラー情報〜生物と無生物のあいだ〜 [ 橋本秀雄の『やるかたない日記』 ] at 2007-07-22 17:16:22
講談社新書リスト 生物と無生物のあいだ | 商品情報(書籍) 価格: ¥ 777 (税込) 1500 円以上国内配送料無料 カスタマーレビューより引用しました。 無類に面白く、美しいミステリを思わせる読み 心地生物を無生物と隔てているものは何か? 生命とは何か?  このテーマの考察を主目的として、DNAの二重ラセン構造による自己複製システム発見の端緒となったことや、動的平衡(ダイナミック・イクイリブリアム)にある流れとしての生命の本質について触れ、探り、提示していく本書。全く門外漢の私でしたが、実にわくわくさせられる読みごたえがありました。
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レビュー
結局、生物って何? Date:2010-01-29
おすすめ度
私も、生物をどう説明されているのか期待して3年前に読みました。しかし、多くの書評のようにその答えがありませんでした。「動的平衡」も多分期待が裏切られると思い、古本で読んでみました。全く物足りません。「世界は切っても・・・」は読まなくても内容のレベルは分かる気がして読むつもりはありません。

しかし、この本に何を求めるかで、入門書としてはなかなか良い本だとと思います。ただ、科学者としては情緒的な記述も多いのが気になりました。

参考までに、私は、「生物とは」以下のようなことかなと思っています。
一般的に、生物の定義は「自動機械(自律的代謝?をする)」であること、「自己複製」をすることを説明することのようです。このため、30年前に人工生命のブームがありました。
自動機械といえばロボットを思い浮かべますが突き詰めれば「自己組織化」に遡ります。これには、水の流れのなかの渦であったり、化学現象で有名なのがベルゾーフ・ジャポチンスキーの振動反応があります。永久機関と違うのはエネルギーの流れがあります。つまり、物理化学的に自動機械が構成できる可能性をしめしています。この辺の理論は、物理学的には力学系といわれ非線形系、非平衡系、散逸構造、カオスの縁、・・・などのキーワードで語られます。散逸構造の提案ではプリゴジンがノーベル賞を受賞しています。
自己複製の方はどう考えるかというと、チューリングマシン(自動機械、自動計算機)が設計図DNA、RNA(情報)を読み解いて自己を再構成するというストーリーです。ここで重要なのは自己複製するという「意思」もDNA、RNAに記述されていることです。
自動機械の定義では、それがたんぱく質でできているか、生化学反応で動くかどうかといことは本質的ではありません。
生命を含む世界観としては、物質世界は超弦理論など10次元程度の力で説明できるそうです。そして、この物質世界に直交する軸として「情報」があるという考え方です。
DNA、RNAによる遺伝子の発現(分化誘導)も自分が環境を作り、環境が自分を規制するという風に、かつ、複合的にはたらきます。(プリオンなどはこのこの環境のひとつのあり方だと思います。)
とにかく、生命の発生には神は要らない。(とも言い切れない。)
これ以上は、「意思」とか「意識」の問題となって脳の不思議ににも関わってきそうです。

自己組織化は素粒子レベル、原始分子レベル、物質レベル、生物レベル、社会レベル、地域レベル、世界レベル、太陽系レベル、宇宙レベル、・・・夫々の階層内でも起こり、それらを貫いても起こります。
福岡氏のそれは生物レベルに限定して、恒常性(ホメオスタシス、ホメオスタティックス)、動的平衡(ホメオダイナミックス)を論じたものと思います。

生命=動的な平衡状態 Date:2010-01-27
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「生命とは何か?」という問いに、科学的に答えようとする興味深い試み。

結論から先に言うと、著者は生命を、「動的な平衡状態」であると考えている。

DNAの二重らせん構造を用いながら、既存の生命観「自己複製を行うシステム」を構造的に説明しているが、それだけでは生命たり得ないとウィルスを例に挙げながら指摘し、必要条件ではあるが、十分条件ではないと主張する。(著者はウィルスを生命とは定義していない)

そこで著者が主張するのが「動的な平衡状態」で、「生命とは何か?」を語るには「時間」の概念が不可欠であると主張する。

生命とは「要素が集合してできた構成物ではなく、要素の流れがもたらすところの効果」、「代謝の持続的変化」であり、その変化こそが生命の真の姿であるとする。

つまり、常に一定の秩序を維持しながら変化し続けている状態こそが生命の本質ということになる。そのバランスを取るため、生成と崩壊が同時並行で進んでいるという、何とも不思議な現象であり、それこそが生命の奇跡ということだろうか。

本書の主旨は、エピローグに書かれた以下の言葉に端的に表れている。

生命という名の動的な平衡は、それ自体、いずれの瞬間でも危ういまでのバランスをとりつつ、同時に時間軸の上を一方向にたどりながら折りたたまれている。それが動的な平衡の謂いである。それは決して逆戻りのできない営みであり、同時に、どの瞬間でもすでに完成された仕組みなのである。

ただ、本書のタイトルにある「生物と無生物のあいだ」については、ウィルスの事例が挙げられている程度で、あまり突っ込んだ議論が展開されていないのが残念。「あいだ」について、もっと掘り下げて欲しいところ。
題名との乖離 Date:2010-01-13
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実は福岡先生の講演会を聴いてから本を読みました。講演はとてもお話し上手で楽しかったのです。先生の講演の題名から宗教家か哲学者かと思いましたら、分子生物学者ということでびっくりしました。浅学にして先生のお名前もこの本(数々の受賞にもかかわらず)知りませんでした。科学者というのは自分のしたことを論文にする、もしくは出版するのだと思っておりましたら、先生はもっとマクロ的思考の世界観がおありのようで、ご自分がなさっていないことを読者のために紹介していらしました。残念ながらこの本を読んでも生命とは何かはわかりませんが、PCR法についての説明は最もわかりやすいのではないかと思います。同時期にこの本を読んだ友人は、「私は文系なので科学的なところは全部読み飛ばした」と言っていたのが大変残念です。そういう人にこそ全部を読んでほしいです。
「自伝」 兼 「分子生物学講義」 Date:2010-01-12
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研究生活についての随想のあいだに、分子生物学の知見を挟む、という体裁になっている。自己陶酔的な文章が鼻につくが、しろうと読者の興味をつなぐ役割を果たしていることは否定できない。

全体としては、おもしろい。

PCR (ポリメラーゼ連鎖反応) の話は、読んでもピンと来ず、Wikipedia で調べて、やっと分かった気分になった。もっと説明と図を増やしてくれないと、素人には分かりにくいと思う。

生物学と関係ないが、竹内久美子氏が「What Mad Pursuit」を 「何て狂気の沙汰の追求なんだろう」と訳したのをけなして「構文上、どう考えても感嘆文とはなりえない」と言っている。何の勘違いか? 竹内氏の訳で問題ないはずだ。自信たっぷりにとんちんかんなことを言っているのを見ると、ほかにもおかしなことを書いているのではないかと思いたくなる。
賛否両論の理由。読んで分かりました! Date:2010-01-05
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ベストセラーでありながら、賛否両論の書です。

分子生物学という学問の観点から、そのジャンルの素人にも分かるよう書かれた著作であることは間違いありません。
ただ、それにしては若干専門的過ぎる部分もあり、途中で挫折しやすい作品だと思います。

もともと生物学が好きな人や、見識のある方にとっては非常に興味深い書です。
一方、残念ながら一般受けする著作ではありません。

「まずはプロローグとエピローグを読んでください。」
この部分は専門的な話が殆どなく、作品のエッセンスが詰まっています。
それで興味をそそられる方でなければ決して楽しめる本ではありません。

しかし、ベストセラーであること、新書であるために安価であることを考慮すれば、一度は手にとっても損は無いと思います。

好きな人にとっては本当に「ハマる」本であることは間違いありません。
「向き不向き」があまりにもはっきりとした書なだけです。
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