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不老不死は夢か―老化の謎に迫る

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ユーズド:¥ 138より »
出版:講談社
カテゴリ:単行本
ページ:222頁
JAN:9784061542471
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で761107位
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レビュー
老化現象諸説紛々 Date:2006-02-05
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 朝日新聞記者が、科学欄の連載「寿命の設計図」(1998年10月〜12月)に加筆したもの。「老い」の科学に携わる日米科学者の研究を伝える。かなりの取材量。

 なぜ生き物は老いるのか。この問題は細胞が舞台となる。一つ一つの細胞が若さを失えば、それが一個の生物全体の「老い」を意味することとなる。もし、「老い」を作り出すDNAの場所を特定できれば、「老い」をコントロールできるかもしれない。この本で語られるいろいろな研究の基本的なスタンスはそんな感じだ。

 前半は、「命の回数券」とも喩えられるテロメアが話の中心。
 テロメアはDNAの端っこの部分。細胞分裂を繰り返すことによりテロメアがじょじょにすり減っていき、限界の長さになると細胞分裂が止まってしまうといわれている。「ヘイフリック限界」とよばれる、細胞分裂は50回ほどで必ずストップする現象を発見したレナード・ヘイフリック博士など、その道の重要人物が多く出てくる。

 後半は、遺伝子の持ちつ持たれつの関係を説きながら、老化のメカニズムを探る。
 細胞の大きさはだいたい0.02ミリ(20マイクロメートル)ぐらい。人間でもっとも大きな細胞である卵子でも、0.1ミリ。鉛筆を紙にちょんと付けたときの黒ポチ程度だ。そんな細胞一つ一つを覗いてみると、ある遺伝子が別の遺伝子と結びついて、また別の遺伝子に働きかけて老化を抑える、といった複雑なプロセスが繰り広げられている(あなたの体でも!)。風が吹くと桶屋が儲かるような話だ。

 遺伝子の複雑なプロセスのところは、図解があってもよかったかも。でも他の部分は、たとえば「死」を桶に入った水に喩えるなどして、わかりやすく伝えようとしている。アンチエイジングに興味ある方や、生命科学の動向について知っておきたい方はどうぞ。
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