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ICO-霧の城- (講談社ノベルス)

価格:¥ 1,334 (税込)
出版:講談社
カテゴリ:単行本
ページ:473頁
JAN:9784061825581
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で82652位
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レビュー
宮部作品にハズレなし Date:2009-09-12
おすすめ度
 何か読み物を探しているときに、本屋で見つけたのが本書です。
宮部さんの作品は基本的にハズレがないので、ファンタジー系を
読みたかったので何となく手をとりました
 設定といいストーリー展開といいなんだかRBGみたいだなぁ、
などと思いながら一気に読み終えて、あとがきで合点が
行きました。
何の先入観も無く読み始めたのが良かったのか、
ラストまで楽しんで読めました。

単純に善悪・正邪には割り切れない人間の世界を
丁寧に描いており、十代の頃に読んでいたら
もっと感動できただろうなぁ、と思います。
表紙買い+イメージに刺激を与えるものぐらいの感じで読むのがいいかも Date:2009-04-14
おすすめ度
 実は以前ハードカバーで販売されていた全く同じ内容のものを持っていたのですが、表紙が放電映像さんが書かれたものに変わったということでまた購入してしまいました。

 内容は賛否両論あるようです。ゲーム自体があまりはっきりとした表現を使わず、想像の幅が豊かなものに仕上がっているせいか、人によってはあまりイメージが合わない場合があったようです。他のレビューにも書かれていたことですが、やはり宮部さんの「同人」という一つの想像の形として読むのがいいのかもしれません。

 この小説ではイコやヨルダの心情に積極的に触れているので、「なるほどこういう気持ちだったのかも知れないなあ…」という部分があったり、またゲームでは登場しなかった人物や設定も多く出てくるので新鮮だったりしました。ゲームの寡黙さからのギャップが私には新鮮で、面白く読むことができました。

 しかし、それでもやっぱりこの本とは異なる想像をされている方もいらっしゃるでしょう。正直なところ私もその部分はありました。
 どの解釈が正しいということもないので、この本はやはり一つの想像の形として、自分のイメージに刺激を与えるのに読んでみるのがいいかもしれないですね。
表紙買いしました Date:2009-04-01
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表紙の絵が綺麗だったので買ってみました。ですが絵は表紙の絵と開いたところに一枚だけ。挿絵も無いです。挿絵ぐらいほしかった。特典ポストカードは表紙と同じ絵柄でキラキラ仕様。せっかく綺麗な絵が無駄に光って見づらいですw
ゲームはやりました。宮部みゆき作品ははじめて読みました。よく練りこまれていて面白かったです。さすがにイコとヨルダだけでは話にしづらいのでしょう、ゲームにいないキャラクターがバンバンでます。そういう点でもゲームとは別の話と思った方がいいかも知れません。
残念なのは迷った末に全ての悪を女王に押し付けてしまったこと。女王の言っていることもあながち間違ってはいないと思うので。正義の名の下に侵略を続ける神聖帝国の方がよほどたちが悪いと感じざるを得ませんでした。なのでスッキリとはいきませんでした。まあこれも狙いかもしれませんが。
批判的な事も書いてしまいましたが、全体的に面白かったです。何よりゲームをやった方ならイコとヨルダが歩いている場所を鮮明に思い出す事ができるでしょう、それが嬉しかったです。
宮部みゆきのICOへのオマージュ Date:2008-10-31
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宮部みゆきというベストセラー作家が書いたゲームのノベライズということで、ICOというすばらしいゲームに巡り会えました。小説はみなさんの書いている通り、ゲームのバックグラウンドをのみを拝借した普通のファンタジーです。ブレイブストーリーのようなものとして楽しんだ方がいいでしょう.ゲームの方は、往年の「ミスト」を思わせるとても美しく、楽しいパズルRPGです。
一つの「完成された」ICO Date:2008-10-24
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原作の素晴らしさは、「無」の美しさでした。

近年のゲームは、メディアの大容量化や表現の多様化により、ハリウッド映画に劣らぬ演出を凝らした物が多く、PS2を始めとする新世代機が人々に浸透するにつれ、その傾向は顕著となっていきました。

しかし、その中でICOはひときわ異彩を放ち、近年の傾向とは真逆の内容でした。

そこにあったのは、人の手を加えられていない、脚色されていない自然な美しさでした。

一人の少年が謎の少女と出会い、城からの脱出を試みる。いったい何から逃げているのか、何故逃げなくてはならないのか、そして、なぜ少女と一緒に逃げようとしたのか…その答えは用意されてない。

しかし、そこには言葉では言い表すことのできない、何かがあるのです。その何かが具体的に記されていない、そして、その何かはプレイヤーに肌で感じ取ってもらう…それこそが原作の魅力でした。

プレイヤーの感性によって無限の広がりを見せる、宝石の原石のようなゲームでした。

対して本書は、既にカットされた宝石が放つ美しさですね。つまり、決められた道筋、決められた感動を得る内容なのです。

原作は最小限のストーリーしか与えられていないのに対し、本書は前後関係から事細かな人物設定まで詳細に書き込まれています。

つまり、本書に描かれているのは、「宮部みゆき先生のICOの解釈」であり、我々が感じた内容とは一致しないのです。

ICOの原作を軸に、無限のパラレルワールドが広がる。そのうちの一つが本書のICOなのです。

それをどう評価するのかは個人の考えです。しかし、私個人的には、自身が持っていたICOとはまったく別の解釈に触れる事で、ICOの世界が更なる広がりを見せたと感じています。

私はこのゲームをこう感じた。では、貴方は?という問いに対する一つの回答なのです。

ですから、原作を先に遊ぶ事をおススメします。
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