死体農場 (講談社文庫)
翻訳 相原 真理子
価格:¥ 820 (税込)
出版:講談社
カテゴリ:文庫
ページ:502頁
JAN:9784061858367
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で178278位
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エディターレビュー
検屍官ケイ・スカーペッタシリーズ第5弾。本作は、前作『真犯人』(原題『Cruel & Unusual』)と緊密なつながりを持つ続編となっている。前作のラストで、ベントン・ウェズリーに誘われたFBIのコンサルタントの仕事を承諾したケイ。いまや大学生となったルーシーも、FBI技術開発研究所で仕事をしている。
静かな片田舎で起こった少女エミリー・スタイナーの惨殺事件捜査のため、ケイはFBIに呼び出された。裸で発見されたエミリーは遺体の一部が切り取られており、前作の連続殺人犯テンプル・ゴールトの手口ときわめて似ていた。ゴールトは逮捕を逃れ、いまだにどこかを徘徊している。
いつも頼もしいケイのボディーガード役、ピート・マリーノも今回は役には立ってくれそうにない。マークの死後、急速に親密になったケイとベントンに激しく嫉妬したあげく、被害者エミリーの母親ディネスに入れ込んでしまったらしいのだ。まもなく、捜査中の地元警官の変死体が自宅で見つかる。フリーザーにはエミリーの切り取られた肉片が入っていた。しかし、彼が犯人であるはずはない。ゴールト一流のおふざけなのか。
一方、FBIの巨大な犯罪データが真夜中に盗まれた。セキュリティーはルーシーの指紋でやぶられていた。だれかにはめられたと主張するルーシーだが、なにやら隠しごとがあるらしく様子がおかしい。ルーシーの嫌疑をはらすために奔走するケイは、犯人へとじりじり迫っていく。
本書は、一話完結のスタイルをとりながら、作品を超えた伏線がはられる長大な物語へと展開している。本書を閉じた瞬間にすぐにも次作を読みたくなるだろう。(木村朗子)

