タリバン―イスラム原理主義の戦士たち

原著 Ahmed Rashid , 翻訳 坂井 定雄 , 翻訳 伊藤 力司
価格:¥ 3,024 (税込)
出版:講談社
カテゴリ:単行本
ページ:417頁
JAN:9784062102551
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で293894位

[ Amazonの詳細ページへ ]
この商品は購入可能です
Amazon.co.jpのカートに入れる
発送可能時期:在庫あり。
エディターレビュー
パキスタンを拠点にしたイスラム神学生の武装グループ「タリバン」は、1994年に突如現れ、たちまちアフガニスタンのほぼ全土を支配下に置いた。麻薬を栽培し、女性の社会活動を禁じ、テロリストを保護し、イスラム原理主義を実践する、謎めいた同勢力の実態を、アフガンを21年間取材してきたパキスタン人ジャーナリストが明るみにした。

アフガンのイスラム諸勢力は80年代、ソ連軍とゲリラ闘争を展開し、92年、政権を掌握した。しかし内紛で分裂し、「タリバン」に駆逐された。本来、イスラム主義を代表すべき諸勢力が腐敗堕落したため、その思想的真空状態を「タリバン」が埋めたと著者は言う。最初は、長い戦乱に嫌気がさした人々の支持もあったが、急速に幻想へと変わった。

イスラム革命センターを標榜する鬼っ子の「タリバン」の存在を許したのは国際社会でもある。アメリカは当初、イランへの牽制から「タリバン」の人権抑圧を黙認した。同じイスラム教スンニ派のパキスタン、サウジアラビアも「タリバン」を外交的カードとみて支援した。一方、シーア派のイランはロシア、中央アジア諸国とともに「タリバン」の力を削ぐべく動いている。アフガンが、中央アジアからの原油パイプラインのルートにあることも、各国の思惑を複雑に絡ませている。イスラム思想の系譜にまで踏み込んで、政治、経済、宗教、社会の多角的側面から一宗教勢力に光を当てた好著である。(西川 恵)

Amazonレビュー


ライフログ - この商品を登録しているブログ
amazon検索