赤い指
価格:¥ 1,575 (税込)
出版:講談社
カテゴリ:単行本
ページ:270頁
JAN:9784062135269
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で7592位
おすすめ度:
[ Amazonの詳細ページへ ]
出版:講談社
カテゴリ:単行本
ページ:270頁
JAN:9784062135269
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で7592位
おすすめ度:

[ Amazonの詳細ページへ ]
トラックバックリスト
同じ著者の『レイクサイド』と基本構造が一緒、というのが、第一の感想。それと、同じく『嘘をもうひとつだけ』の刑事の登場で、嘘に嘘を重ねることで、主人公たちの目論見が破綻するのかなという予想がたったということで、これも『嘘をもうひとつだけ』と基本構造が一緒というのが、二番目の感想。 第一の感想でいう基本構造とは、犯罪の事実と、それを隠蔽しようとする登場人物たちの浅薄な行動や思慮のことである。とにかく、そういう登場人物ばかりだと、どこか共感を持てない評者の読書中。馬鹿な罪を犯す息子は馬鹿だし、それに対する母親の行動は馬鹿たれだし、対する父親もそれにつられるような間抜けだし・・・そして...
(「立読のようなもの」にはネタばれがある場合がございます) 甘やかされて育った中学生の息子・直巳、その息子を溺愛する妻・八重子、 認知症?の母・政恵。それぞれの世界に逃避したように日々をおくる三人 と、それにあまんじている一家のあるじ・昭夫。 なんとか家庭のカタチを保っているこの一家に、事件は起こります。 昭夫が八重子から切羽つまったようすの電話をうけたのは、ある金曜日の 夕方。重たい気持ちで家に帰った昭夫が、自宅の庭で目にしたのは、黒い ビニール袋がかけられた少女の異体。 直巳が、ちいさな女の子を家に引きいれ殺害してしまったのでした。 社会の良識に...
≪採点(読むなび!参照)≫ 合計:70点 採点内訳へ ≪梗概≫ 直木賞受賞後第一作。構想6年の後に書きあげられた書き下ろし長編小説、ついに登場! 身内の起こした殺人事件に直面した家族の、醜く、愚かな嘘に練馬署の名刑事、
レビュー
|
あの老婆にこの出来そこないの息子と孫あり Date:2010-01-26 おすすめ度 ![]() 一気に読みました。そしてなんだか胸の中に厭な物が広がりました。 私は特に老いた母親(理由を書くとネタばれになりますので書けませんが)とその娘の春美がせこいと感じました。 そこまでして息子の自分への愛の確認と嫁への復讐をしたいかな、という感じです。嫁も事なかれ主義の旦那に頼らず、何故自分で自分と息子の生活を守るため息子がいじめにあっている時、浮気をしていた夫と即、離婚しなかったのかなと思います。 すごく作者の男目線の書き方ですね。この嫁が甘やかして育てた息子、そしてその息子を育てた嫁がすべて悪いという書き方ですが、すべての元凶である夫をそだてた母のことは老人という存在にシュガーコーテイングされて一段上に書かれている所が日本人男のマザコンをついていると思います。 本当はこの夫を甘やかし育てたこの母親がすべての元凶でしょう。今回は辛口でしたが私は東野圭吾さんの作品が好きでほとんど持っています。でもここまで熱くなりレビューまで書いたのですから、きっと面白い作品なのだと思います。ただ今回は主人公達に感情移入できません。 歳をとったら絶対子供とは住みたくないです。少なくとも私は子供とは住みたくない。老人ホームに絶対行きます。(家を売っても)最後に子供とは良好な関係で死にたいです。それを子供に、しかも血縁関係のない、気の合わない息子の嫁と同居するこの無謀な母親にいらっとします。家があるならそれを売って老人ホームに行けばよかったのに。(もしくは気の合う実の娘に頼んで同居するとか、春美も毎日来る苦労を考えたらそっちの方が楽なのに。。。長男だから親の面倒を見なければという考え自体が時代錯誤的でそこらへんからこの物語の主人公達の気持ちが空回りしていると思います) 推理小説を読んで頭をパズルモードにして遊ぼうと思っていましたが、どろどろの橋田すが子劇場を見た感じでした。 最後に一番可哀想なのは、殺された女の子です。どうして親は小1の女の子の送り迎えしないのかな?と思いましたが。 |
|
一気に読んだ。 Date:2009-10-30 おすすめ度 ![]() 介護の問題、子育ての問題、 いつ我が身に降り注ぐかわからない。 自分だったらどうする? と自問自答しながら、読み進めた。 一つ、一つ、回りくどくないストーリーのため、 読み終えた後にすっきりとした感想をもった。 是非、おすすめです。 |
|
色々と考えさせられる一冊でした Date:2009-10-28 おすすめ度 ![]() 様々な社会問題や家族とは何かというものを問いかけてくる一冊。 ミステリーというよりも社会ドラマのような感覚で読んだ方が 面白いかもしれません。犯罪を犯した息子をかばう為に家族が 選んだ非情な手段。家族とは何かを考えさせられます。 |
|
理詰めの作品はつまらない Date:2009-10-14 おすすめ度 ![]() 昨今の家庭環境での厄介事や愚かさを描いた寓話。この事件を担当する刑事を対極に見立てて、愚かさを際立たせる仕組みをとっている。 きちんとした構成で文章上手いのであっという間に読み終えてしまうが、読み終えて残るものは、東野君が理詰めで作った物語を聞かされたって言う感想しか残らない。なんだか、模範解答を提示された気がした。奇しくも、作中にも詰め将棋が登場するが、その解説を聞かされてるそんな感じ。 僕が東野君に求めているのは、彼の広範囲にわたる好奇心で、普通には思いつかない視点から見る社会の問題点への本音を上手く物語に乗せた娯楽としての作品であって、現代社会をそのままモチーフにしたミステリー風の文書ではない。 ただし、こんなに上手に文章が書けて、それなりの構成で有っても、物語に作者の魂が吹き込まれていないと面白くなくなった作品の見本としての価値は有ると思う。 |
|
「赤い指」いいタイトルです Date:2009-10-03 おすすめ度 ![]() 筆者の作品は最近読み始めましたが、 本作品でも相変わらず要所要所でのアイテムの使い方がうまいです。 さりげない印象が伏線として十分に盛り上げてくれます。 社会問題をテーマにしていますが、 作中から筆者の慧眼な意見を伺うことはできません。 老人問題も家族問題もあくまで物語のネタですね。 おもしろければそれでいいと思いますが。 |




