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骸骨ビルの庭(下)

価格:¥ 1,575 (税込)
出版:講談社
カテゴリ:単行本
ページ:282頁
JAN:9784062155328
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で9186位
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レビュー
永遠とは Date:2009-09-15
おすすめ度
作者はこの長編を通じて、「永遠」ということを言いたかったのだと思う。人間の命は有限であるが、人間の心は永遠に存在する、ある人から別の人にその心は伝わり、肉体が消滅しても、消滅した人間の心は「生き続ける」のだ。そのことだけを言わんがために本作を作り上げたのである。
どうでしょう、そのことに胡散臭さや、ちょっと鼻につくと感じた人々は本作への拒否反応がでるのであろう。でもその一種のスピリチュアル的な作者の主張に感じ入った人には堪らないものがたりであろう。
貴方はどちらですか?
読めばわかる Date:2009-09-08
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これは私には凄い作品でした。
無理があるとすれば、漱石の『心』に無理があるのと同様でしょう。
読後の印象で言えば、黒澤の『赤ひげ』と似ていた。
読書をしてわかるのは自分自身、読書は自分を写す鏡。
凄いサスペンスの、凄すぎる結末、凄すぎて同時に当たり前なのが本当に凄い。
一気に読んで、すぐにレビューを書きたくなりました。
焼きが回った Date:2009-07-14
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自分のためではなく、他人の子供たちのために生きた阿部轍正の存在証明でもある骸骨ビルで、阿部と共に子供たちを育てた茂木が納得して立ち退きするまでを描いたこの本、上下読んで正直面白くなかった。
上巻の始まりからこのビルから立ち退きしたことは推測出来るだけに、主人公ヤギショウはんの日記の中で綴られる骸骨ビルで育った人たちの本音がこの本の大半を占める。
その語りがどうにも説教臭いのと、宮本輝作品で散々繰り返されてきた人徳の行いについての悟りなだけに「又や」と思わずに居られない。
ストーリーの中で登場人物に行動させ、その人格の判断は読者に委ねるのが作家からの贈り物である小説ではないだろうか。
今回の作品は宮本輝に焼きが回ったことを痛感させる本だった。
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