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同和と銀行 三菱東京UFJ“汚れ役”の黒い回顧録 (現代プレミアブック)

価格:¥ 1,785 (税込)
出版:講談社
カテゴリ:単行本
ページ:269頁
JAN:9784062156882
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で7499位
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レビュー
一番怖いのは銀行だった Date:2010-01-31
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関西同和団体のボスにして裏世界のフィクサーである小西と、三和銀行とのかかわりを描く。三和側の汚れ役だった元行員の回顧が中心であるためにリアルで詳細だ。この手のノンフィクションはともすれば小ねたが堆積して冗長になる傾向があるが、著者は素晴らしいバランス感覚でまとめあげる。
しかし、終わってみて一番損をしたの小西一人だけに見えるのは気のせいだろうか。
「あれだけ面倒みてやったのに、みんなが俺のせいにする」という彼の言葉が、真実を語っている気がする。
納税意欲が一気に氷点下 Date:2010-01-24
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「日本の実態は法治国家なんかじゃなかった!!」

やくざに「人権」という看板を与えたら、もう怖いもん無しの鬼に金棒。
何でもできるってことが、良くわかしました。
公正だなんて信じてきたわけじゃあなかったけど、
日本国が、ここまでデタラメだったとは!

それが如実にわかる一冊です。
特に大阪人には、リアル感たっぷり。

私は「差別」という言葉に潜む欺瞞に
不快感しか、もはや感じません。

※でも、銀行・行政との癒着の「原点」が説明不足でちょっと不満。
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」の典型例。 Date:2010-01-07
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 本書は、飛鳥会支部長の小西と三和銀行の岡野を主軸に、大阪府・市、三和銀行、ノンバンク、建設会社、国税局、警察・検察、同和関係者、ヤクザらが寄って織りなした悪の組織集合体を、岡野のインタビューを糸口として解き明かしている。

 バブル時代、この手の地上げ話は、大阪でも末野興産等いくらでもあったが、小西を取り巻く一大組織ほど行政や大物たちを巻き込んだものは少なく、故に題材として興味を引く。

 大金が動いているものの、蓋を開ければ小西の威を借り利用してきた、名義借りで銀行から銭を引っ張った者、タニマチとして寄生した芸能人や警察、都市開発の抑え役とした行政などが小西を裸の王様として育て上げ、事件発覚後、利用価値が無くなり切り捨てた構図が浮かび上がる。

 刑法上立件可能であったのは、小西の他UFJの取引先課長らで、府警に事情聴取されていた別の同職の自死で捜査も幕引きとなったが、道義的責任で言えば、前述の小西を利用した頭取や行政トップ等を連座で起訴せねば、事件を解決したとは到底言えまい。
 そして、そんな無責任トップの尻拭いをミドルが取らされる構図も継続される。

 
 不景気も長いが、バブルよもう一度と願う人も少なくない今も、本件の膿を出し切らない前例は自浄作用なく踏襲され、例外的に正義感を発揮すれば、牛肉偽装を内部告発した西宮冷蔵が倒産させられたように無事ではいられない。
 組織ぐるみでやった悪事は、汚れ役の幾人かがトカゲの尻尾としてババを引かされ終結し組織は安泰との、全員無責任な厚顔さらけ出したやり口をいつまで続けるのかと、オンブスパーソンの眼も眩ます行政の暴走を、チェックをしない議員を選んだ有権者の一人として憤ると共に自戒させられた。


 尾上縫も小西も、銀行を儲けさせてやり、ほんの少しその上前をはねただけと思っている。
 読後、自身の有権者としての非力さも併せ、二人に同情し、可哀想にも思った。
関西経済の縮図を示す古典的名著 Date:2009-12-11
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この本のレビューの最初には、
「日本の企業社会・経済は、エスタブリッシュメントと裏社会が渾然一体となって作り上げてきたことが伝わってくる」
とあるが、まずはその通りだが、特に舞台は関西なので、日本経済全体というよりも関西経済と言い換えるべきだろう。

関西発の事件としてハンナン事件や同和関連事業の内幕がある。これらのフィクサーはこの本の主人公である小西邦彦、そして脇役、岡野義市(元三和銀行支店長)がいる。
三和銀行は莫大な不良債権があったが、三菱グループと合併し、昇天、消滅した。

同じような存在に許永中がいるが、シャープで裏方的に丁々発止と跋扈する許永中に対して、割と鈍重に振舞いながら、強面(コワモテ)というのが小西邦彦である。
三和銀行の代表的な看板支店が淡路支店である。

山口組の大阪戦争の際、拳銃が三和銀行の金庫にあったこともこの本に詳しい。




裏おもて Date:2009-11-23
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日本の経済が急成長の真っ只中にいた頃の金融界。裏の有力権者を利用し、様々な場面で金の動くところに食い込もうとする銀行。
幾度も幾度も関係が繰り返されて、気が付けば利用される側になり後に引けない状況が生まれる。ノンフィクションなので、じっくり読むと怖いくらい迫力があります。
その時の関係した事件も生々しく、当時のニュースを思い出します。これがバブルの引き金になった銀行の生き様で、みんながそれで良しと動いた時代だったのでしょう。
現在もその後遺症の後始末をしているような気がします。
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