隠された鍵 ミステリー傑作選 (講談社文庫)
編集 日本推理作家協会
価格:¥ 840 (税込)
出版:講談社
カテゴリ:文庫
ページ:528頁
JAN:9784062762014
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で281993位
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レビュー
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2004年の傑作短編集 Date:2008-12-04 おすすめ度 ![]() ■「ゼウスの息子たち」(法月綸太郎) ホテル業を営む藤堂家、外食チェーン店のオーナー だった遠山家には、それぞれ双子の子どもがいた。 彼らが成人した際、双子の片割れどうしが結婚し、それを機に、ひとつの 事業グループとしてまとまることとなるのだが、不幸なことに一組の夫婦 が新婚旅行に行った際に海難事故で亡くなってしまう。 後年、残された夫婦が経営する「四つ葉ホテル」でカンヅメになっていた 法月綸太郎の元に、深夜、オーナーが訪れ、何事かを相談しようとする。 ちょうどその時、真下の部屋で宿泊していた恐喝屋が何者かに殺害される事件が 起きる。 彼は死ぬ間際、「偽者に、やられ……た……」と言い残したのだが……。 ミステリにおいて、《双子》=「入れ替わり」は、公式といってもいいものですが、 逆に言えば、その約束事をどう捻っていくかが作家の腕の見せ所だといえます。 本作では、被害者の遺したダイイング・メッセージや、いかにも怪しげな芸人と アイドルに似たカップルなどにより、真相から読者の目をミスリードしています。 そして、冒頭に掲げられた〈ゼウスの息子たち〉のエピソードによって、双子のカップルの 真相が解き明かされ、それと同時に犯人も特定されていくのがよくできていると思います。 |
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素晴らしい傑作揃い Date:2008-11-21 おすすめ度 ![]() 1年間の短編ミステリーを選りすぐって編まれたアンソロギーも、今回で53冊目です。 いつも楽しみにしていますが、今回は2004年度作品です。 中島らもの「DECO−CHIN」のようにちょっとグロテスクな異色作もありますが、一方で「光る棺の中の白骨」(柄刀一)のような密室ものもあります。 個人的には、本が好きで家中本で溢れている状態なので、「愛書家倶楽部」(北原尚彦)を興味深く読みました。 一番気に入ったのは、どんでん返しもあって楽しませてくれた「大松鮨の奇妙な客」(蒼井上鷹)でした。 ラストの「犬の写真」(池永陽)も、ほんのりした話が最後のどんでん返しでシリアスになる、と同時に心温まるいい作品でした。 |
