ぼくのメジャースプーン (講談社文庫)
価格:¥ 800 (税込)
出版:講談社
カテゴリ:文庫
ページ:520頁
JAN:9784062763301
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で71669位
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レビュー
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話は子供が主役、中身は深め Date:2009-12-28 おすすめ度 ![]() 子供の感性を感じさせられつつ、結末もなるほどでした。 一部かなり暴力的な表現があるので、あまり子供には向かないかもしれません。自分でも思わず顔を背けたくなってしまいました。 描写を含めて、現実社会でもさじ加減は難しいですよね。 評価は3.6点くらいです。 |
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健気でせつない、でも愛おしい Date:2009-12-17 おすすめ度 ![]() こどもたちは夜と遊ぶから入った辻村作品、秋山先生が登場すると知って、急いで読んだらラストは涙が止まりませんでした。 ふみちゃんと僕を襲った悲しい事件。復讐とは?罪とは?罰とは?小学四年生の僕が出した答えは、確かに正解とは言えないものだったかもしれない。けれど、それを選択した僕の心情に涙が止まりませんでした。 僕から語られるふみちゃんの優しさ、ふみちゃんのことが本当は大好きなのに、ある事情からそれを認めることができない僕。どちらも切なくなるくらいに愛おしかったです。 |
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ボクハミタサレル? Date:2009-12-15 おすすめ度 ![]() この人の作風がキレイすぎて若干引き気味だったところに本作は、さらに小学生が主人公と知り、まったく期待はしなかった。「大事な幼なじみが大切にしていた兎が死んだ。死んだんじゃない、殺されたんだ。単に暇つぶしをして楽しむためだけに。犯人の大学生が笑いながら退屈しのぎに奪ったのは、兎の命と幼なじみのふみちゃんの言葉と心。僕は決意する、僕が復讐するんだ、チャンスは一回・・」なははは。こりゃー無理だわ、こんな純情可憐なスイート話、読めませんって。なになに、小学生のボウヤが何をするんだって? しかし、紹介のつたなさが、意図的ではないかと思われる程に内容はかなりシリアス。兎の惨殺シーンしかり、犯人の医学生が第一発見者であるふみちゃんを見て、「第一発見者、君?マジかよ。うっわ、萌えねぇー」と嘲笑しながら携帯で撮影するシーン、その前後のネットでのやりとり・・嫌になるくらい、この軽薄な描写がうまい。 そしてぼくには、「条件付」で相手に行為を強制する能力があることが明かされる。相手に対して心を込めて、ある行為を強制できるのだ。「・・・しなくちゃだめだよ、そうしないと・・になるよ」というように。ぼくは、その力のなんたるかを学び、医学生に対峙するための修行を始める。与えられた期間は1週間。何を条件にして何を罰にすれば、ぼくは心から満たされるのか、相手がどうなることをぼくは、望んでいるのか。 最終的にぼくが出した答えと、犯人の末路はここでは明かさない。 まだこの本を読んだことがないのであればあなたは幸せだ。読み終わった後のカタルシスを読了してしまった私は羨ましく思う。そうしてこの本の前にでも後にでも、もう一度前作、「子供たちは夜と遊ぶ」を読むと良いと思う。あえて伏せられている登場人物が誰なのか、秋先生の後悔はなんだったのか、まだお楽しみは、残っている。 |
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罪とは。罰とは。 Date:2009-09-23 おすすめ度 ![]() 初めて読んだ辻村作品がこの『メジャースプーン』だったことを感謝します。 これは10歳の男の子に語らせているだけであって、誰でもが考えなくてはいけない「罪」と「罰」の物語。 その中に少しクラスメイトより大人になってしまった10歳の少女の心境、そしてこれからの10代の苦悩を予感させる物語。 秋先生によって説明される罪と罰。 これは大人である私にも答えが出ない深い問題です。そして子供だから出来る大胆な行動。 思わず12歳の娘、17歳の息子にもこの本を勧めてしまいました。 この作品が他の辻村作品とリンクしているのがわかって、他の作品も読みましたが、この『メジャースプーン』を超えているとは思えませんでした。 でもリンクは面白くて好き。伊坂氏のようにさりげなさがないから、どちらかというとリンクというより連続作品という感じかな。 秋先生の今後の活躍を期待しつつ、でもこの辺でもっと違うタイプの本になって欲しいな...。 10代の解説ももうそろそろ終わりでもいいかも。新たな飛躍を期待しています。 |
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復讐とは何か?愛とは何か?について熟考した。 Date:2009-08-09 おすすめ度 ![]() 不思議な力をもった小学生が同級生のふみちゃんに降り掛かった突然の悪意に復讐を考える物語。 復讐すべきか、否か? するとすればどんな方法で? それでふみちゃんは満足するのか? 答えの無い問題を考え続ける小学生の出した答えには涙がでた。 それにしてもこの作者、解説にも書いてあったが、「わずか10歳の登場人物に当たり前のようで容易な事ではない」事を自然にやってのけるから凄い。 ■読んで欲しい人 ・小さい子供が居る人 ・小学校で教師をしている人 |


