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ケータイ世界の子どもたち (講談社現代新書 1944)

価格:¥ 756 (税込)
出版:講談社
カテゴリ:新書
ページ:217頁
JAN:9784062879446
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で32871位
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レビュー
良書 Date:2009-12-09
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批判的な意見がちょいちょいあるけれど、ケータイを中心としたメディアに接する現代の子供たちの状態について、わかりやすく書かれていて、私は勉強になったと感じる。
前半は子供のケータイの使われ方について。プロフや掲示板の危険性について。フィルタリング(ネットの制御)の限界についてなどが説明されている。
後半はそれらの対処法や、根本的には対処しきれないこと(現代が情報社会であるということ)を前提とした上で、どのようにケータイやパソコンなどといったメディアと付き合っていくかという筆者の論理が展開されていく。
それらは概ね賛同に値する的確な答えだった。
この本は現代のメディアの存在に対する子供の置かれた立場を知る上で重要な参考書。

このように感じたのは私がメディアに疎い方だったかもしれない。だから、私のようにあまり詳しくない人には、現代におけるメディアの害悪を概観するものとして適しているだろう。
メディアに深く接しよく知っているような人であっても、自分が主観的に使っている状況と他者が客観的に(使用を)判断する状況にどのような差異があるかを知ることで、自分にマイナスなことがあるだろうということを理解できるから、主観と客観(本書)を鑑みることを推奨する。

まぁ、つまり本人(小中学生)に読ませても面白いのではないかと思う。
だからどうすればいいの? Date:2009-12-02
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はぁ〜と、ため息をつきたくなる本。

私はこども年齢ではないけれど、ケータイを手にしたとき、ケータイでメールのやりとりをおぼえたとき、ブログの面白さを知ったとき、その都度、このちっぽけな機器に振り回されるような、過剰反応を、過剰依存を、経験している。

その上で、こんなものなければ、と、涙まじりに思い、発明したヒトを呪い、捨ててしまえとまで思って、ふともったいなさを感じ、そんなプロセスを経て、ほどほどの距離感を、獲得する。

そのプロセスを待てないほど、この社会はとりわけ子どもに対し悪意に満ちているのか、その悪意から守るために強硬な手段が必要なのかというのが、率直な感想です。
禁じるにはまず、それを与えてしまいそれありきの生活を、作ってしまった大人側の詫びが必要だし、その後の代替策を備えなくてはならないし、私が経たプロセスのようなものはリテラシーとして、いつかは子どもたちにやがては伝えなくてはならないこと。
だって、皆ケータイの時代を作ってしまったのだもの。

与える側(販売し、サービスを提供する側)の悪意と、こども相手の商魂に、この社会の汚さが見えてきて、ため息をつきたくなる、ケータイと子ども問題をあばいた本です。

だから、どうすればいいのよ〜!!!
夕方のワイドショー目線 Date:2009-02-21
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読んでいてこの文体や内容、というよりかもっと根本的な部分、そのスタンス、立ち位置にどこか既視感のようなもの感じた。言ってしまえばこの新書、夕方の「スーパーニュース」とかで6時20分ごろからやってる20分程度の特集取材に、そのあり方が似ているのである。楽観的な親にもの申すという形によって、「今の子供の<深刻な実態>」を暴くのである。「そこに一理はあるだろうけど、そこまで悲観的に考えんでも」と思うのは、かのモンスターマザー 世界は「わたし」でまわっているのときと同じ。しかしこんなのが受けるのだろうと思うと、自分は親にも中年にもなりたくない、とさえ思えてくる。

現状報告としてはまずまずだが、そこからの「説教」はなんともはや。
子供のケータイを含む社会が抱える今の問題を、知識の多少はあるもののほとんどの人は「なんとかしなければいけない」と思っている。思っていながらもどうにもできないでいるから、「そんなことわかっているよ!」と逆ギレする自分もいるという、分裂した状況なのである。

そんな中、筆者のように「社会と、他者とつながりを持て」という、ある意味素朴な意見を言ってみたところで、何か変わるのだろうか。こんなどん詰まりな世の中で、ケータイ世界の外にいる「見知らぬ他者」とつながりを持つことに、一体どんな意義を持たせられるだろう。
ケータイ世界は、決して素晴らしいものではない。子供たちも、どこかでそう思っているだろうけど、「他よりも“まし”」という点において、彼らはその世界にのめり込んでいく。
「他よりマシ」な新書レベルの入門書と言うだけで星4つに値する Date:2009-01-24
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流石にi-modeから約10年たってケータイが一般化した時代にあって、それまでのようなケータイ文化について行けない大人の「メディア・ジェネレーションギャップ」による感情的な批判だけでない、「こなれた現状報告」としてまとまっている。

日頃、IT関係の記事を追っている人には大した収穫は無さそうだが、「ITに疎くて現状が分からない教育関係者」には最近のトレンド・問題点をまとめた「新書レベルの取っ掛かり」としてお勧め。
子どもを持つ親にぜひ読んでほしい Date:2008-09-18
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ケータイの一体何が問題なのか、
ケータイ文化の現状について、
イメージだけで実際に行われていることに無知な大人に、
よくわかるように解説。
かつどのような対処をすべきかも書かれており、
非常に簡潔にまとまった本だと思います。
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