ファンタジウム 1 (モーニングKC)
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レビュー
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名作 Date:2009-07-25 おすすめ度 ![]() 最初読んだとき、絵はうまいんだけど、なんか映えないなと思いましたが、 読み進めていくうちに、そう思った自分に反省。 手品を披露するシーンは、綺麗で圧巻です。感動さえします。 まるで生の手品を見てるように驚き魅了されます。 そしてストーリーもすばらしいです。 良は難読症という障害を持ち、文字を読むことが困難な少年です。 人にばかにされ、学校はいじめのため登校拒否をし、街をふらふらしながら、 公園で手品を披露したり、手先の器用さを磨くべく賭博の代打ちなどをして暮らしています。 主人公北條は、そんな彼にひょんな事から出会い、彼の手品の腕に魅了されます。 彼をプロの手品師にしたいと願い奮闘するのですが、 良の父親は普通に学校に通い、普通に生きてほしいと願い反対をします。 でも良の幸せって? この作品は人にとっての幸せとは、を考えさせてくれます 人と同じことができることでも、人の上にたつことでもなく 自分だけの何か、それがあることなんだと教えてくれる作品です。 最近の漫画は、トーン使いが上手で絵が綺麗なんだけど、 いまひとつだな、ストーリーが軽いな、と感じている人に ぜひ読んでほしい作品です |
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買いました! Date:2009-04-25 おすすめ度 ![]() 杉本亜未の作品はこの作品が初めてではありません。 他の出版社から出ているものも含め、著者の作品は 胸に響く作品が多いです。 秀でた才能を持ちながら、現実世界では生きていくのが 困難な何かしらの障害を持っている主人公。 これは著者の作品のテーマなのではないかという私見が ありますが、この作品では難読症の少年、長見良が 厳しい状況でいながらも、(月並みな言葉ですが) ひたむきに生きている姿が胸を打ちます。 彼の才能に魅了、そして後見役を買って出る、語り部役の 北篠英明や、そしてその両親、出会う人々、誰しもが持って いる鬱屈を織り交ぜて、少しずつ物語りは展開して行きます。 劇的な変化があるわけではないのですが、だからこそ、 より読む人間の心を揺さぶるのだと思うのです。 著者の描くキャラクターの表情も非常に魅力的で、 著者本人は『地味』などと自嘲しているようですが、私は 『地味』だなんてとんでもない、この絵の魅力に参っている 人間は、自分を含めとても多いのではないかと思いますよ。 まだこの巻しか持ってないので、絶対に続けて購入したいと 思います。 これからもずっと良い作品を描いて欲しい著者さんです。 |
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心を揺さぶられる素晴らしい名作です Date:2008-10-16 おすすめ度 ![]() 表紙に描かれている主人公の少年は、難読症という読み書き障害を背負っています。 そんな普通でいることができない生き苦しい状況の中で、自分の生きる支えとなる 「マジック」と出会い、またその後に彼の運命を動かすことになる会社員・北條と 出会うことからこの物語は始まります。 物語は、主人公の少年・長見良の繰り広げるマジックの素晴らしさもさることなが ら、彼のマジックに対する想いにはとても心を揺さぶられます。さまざまな人間の 思惑と価値観が交錯する中で彼が選ぶ行動の真意には、現代社会が内包する さまざまな問題にも多く触れていて、読むたびに色々と考えさせられてしまいます。 また、少年の繰り広げるマジックの数々がとても美しく描写されており、その構図 もとても大胆で、マジックシーンだけでも一見の価値があります。夢のような幻想 的な空間が、物語をさらに深めてくれています。 この少年を取り巻く環境は決して優しくはないけれど、希望を持って生き抜いてい ってほしい。そんなふうに読者が願わずにはいられない、心を揺さぶられる素晴ら しい物語です。読まないでいるのはとても勿体無い、ぜひ多くの人に読んでもらい たい名作です。 |
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知らないなんてもったいない! Date:2008-10-12 おすすめ度 ![]() 先ほど杉本 亜未さんのブログを覗いたところ、こちらのコミックについて「衝撃的に少ない初版発行部数」や「売れない」、「書店に置いてない」などの文字を見つけ大変ショックを受け、居ても立ってもいられなくなりレビュー書いています。 なんで? どういうこと? こんなオモシロいのに売れないってなに〜!!! 障害を抱えながらそれでも真摯に生きていこうとする少年の強さに、とんでもなく心が震え、本を読んだ後は生きるってなんだろう? ってしばらく呆然としてしまいました。 ただ単純にオモシロイって読めるマンガは沢山あるけど、こんな風に心を持ってかれるようなマンガって少ないですよ。 だから、ね、本当に、知らないなんてもったいない! |
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談話室オヤカタで知りました。 Date:2008-09-22 おすすめ度 ![]() 初めてこの作品を紹介していたのはネットラジオ「談話室オヤカタ」という番組でした。特撮・アニメ系の濃いい番組でしたがパーソナリティの池田憲章さんが掲載誌「モーニング・ツー」に触れ最近の青年誌の充実ぶりを紹介していました。この番組をきいていなかったらこの作品に触れることはなかったでしょう。社会の抱える問題は子供たちに出る。そんな弱い部分に耐えられる子供は強くなれるのですが大人たちが支えていないと折れてしまう子供もいると思います。 「談話室オヤカタ」で「ファンタジウム」を紹介してくれた池田憲章さん、ありがとうございます。またひとつ「人生の真実」にめぐり合うことができました。このネットラジオ番組では杉本先生が2008年9月に出演され、作品の興味深い話をきかせてくれています。アーカイブで配信されていますので興味をもたれた方はぜひどうぞ。 |

