怨霊になった天皇
価格:¥ 1,575 (税込)
出版:小学館
カテゴリ:単行本
ページ:254頁
JAN:9784093878272
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で8918位
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レビュー
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日本神話と合わせて読みたい、アンチテーゼとしての怨霊 Date:2010-01-12 おすすめ度 ![]() 怨霊とは鎮魂されるべきものであるが、ある意味で科学万能の時代に警鐘を鳴らすアンチテーゼとなり得る存在である。 神話における国造りにはじまる怨霊観があるからこそ、日本の権限委譲は他地域と比較して穏便になされてきた、という考え方もできるだろう。 怨霊はこの世に生きる人間が「生み出すもの」であり、「必要悪(?)である」ともいえる。 中身は濃く、特に鎌倉から平安にかけてある程度の前提知識を必要とするが、 神話と合わせて考察していくと非常に楽しめる本ではないだろうか。 |
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流し読み厳禁 Date:2009-09-16 おすすめ度 ![]() 【怨霊になった天皇】凄味のある書名。 崇徳天皇にまつわる話は、その「念」に絡みとられそうになる。 この本を読んで、「国体」の崇高性、有難味を強く感じたのと 最終章で書かれていた日本は、「許す文化」=「和」の文化へと導かれるくだりは 「なるほど」と思わせる。 |
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怨霊にならない為の方法 Date:2009-03-13 おすすめ度 ![]() 怨霊は、いつの時代にも現れる。 現代にも無論いる。恐らく未来にだって存在しているだろう。 時代によって現れ方や見え方が変わっても、人間が人間の営みをしている以上、程度の差こそあれ、我々は知らず知らずのうちに〈鬼〉だの〈魔〉だのを量産している。 本書は崇徳天皇を柱に据えながら、本邦における怨霊の歴史を、明確に分りやすくまとめている。 読了して一番感じたことは、一時の感情である「怒り」や「憎しみ」よりも、長く尾をひく「悲しみ」こそが、怨霊の源泉なのかもしれないということだった。 より大きな「悲しみ」を持った怨霊こそが、神になるに相応しい存在なのかもしれない。 そして「祟り」とは、怨霊の側から人間に対してのアプローチ、コミュニケーションの形なのかもしれない。 終わり近くで語られる、崇徳天皇と祇園の女将との逸話は感動的である。 恨みを持たぬこと、許すということ。それこそが、怨霊にならずに済む、単純明快な方法であった。 菅原道真と崇徳天皇。このお二方は、実に美しい和歌をお詠みになられている。 そんな美しい歌を見れば、祟り神として世に知られてはいるが、とっくの昔にお二人とも「許しの心」で浄化されているのではないかと思ってしまう。 |
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読み堪えありあり Date:2009-02-20 おすすめ度 ![]() 当時の皇族から庶民まで、如何に怨霊に翻弄されて生活していたかに驚嘆します。 現代で言えば、国会で怨霊の対策を喧々諤々クソ真面目に議論しているようなものだろう。 そして今まで教科書等で学んだ歴史的事件の裏で密接に怨霊と関係していたのにも。 それにしても怨霊の代表格崇徳天皇は哀れな人生だったなぁと。泣けてきます。 そして怨霊として祀られていること自体なんだか可哀想に感じます。 崩御されても世間に恐れられ安息出来ない気がします。 怨霊は今のご時世では存在たり得ない気がします。 科学未発達な時代だったから噂が噂を呼んだんだと思います。 なんか当時の人たちのピュアさが窺え、古に思いを馳せたくなります。 アミニズムに通ずる気もしますが、昔の人は目に見えぬモノを信じていた証拠ですね。 出筆中に何度も怪奇現象?に遭い、身の危険すら感じたそうで。 著者の情報収集力、一見タブー視されそうな天皇の闇の部分?に光を当てた努力に拍手です。 |



