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楽隊のうさぎ (新潮文庫)

価格:¥ 540 (税込)
出版:新潮社
カテゴリ:文庫
ページ:340頁
JAN:9784101072319
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で24695位
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 楽隊のうさぎ。 [ indigoblue-blog ] at 2006-10-24 23:48:28
はい、久しぶりの読書感想文です。 今回は中沢けいの楽隊のうさぎ 中学校の吹奏楽部の物語。 最近、吹奏楽関連の映画とか、小説とか、少しずつでているようですが、実は私も吹奏楽部員でした。 なので、この話はかなり共感できるというか。 以下、例の如く独断と偏見で突っ走る感想です。 簡単なあらすじ 小学校時代からいじめにあい、心を閉ざして何も感じないようにする術を身につけていた少年・克久。 彼は中学入学前の春休み、近所の公園で一匹のうさぎを見かける。 そして、中学校ではひょんなことから吹奏楽部で打楽器を担当することになり・・・
 いま、これ読んでおります。 [ 以下、余話として。 ] at 2006-08-02 15:52:53
楽隊のうさぎ | Excite エキサイト ブックス > 書籍情報
 うさぎ [ N氏の今日 ] at 2006-07-15 00:57:26
楽隊のうさぎ | Excite エキサイト ブックス > 書籍情報
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レビュー
面白かったけど読みにくい Date:2009-12-07
おすすめ度
青春を題材に扱った小説の中では、思春期の少年たちの心理・行動の描写はよく書けているほうだと思う。
この手の小説は思春期の繊細な部分を取り出し過ぎてしまったり、
爽やかで子供らしい部分を取り出しすぎてしまったりしがちなのだが
その辺のバランスもよくとれていて、「ああ、そうそう中学生ってこんなんだったなあ」なんて素直に思える。
ストーリーもごく普通の中学生生活で体験できる範囲の物語なので、共感が持てる。

ただ他の方も書かれているが文章が読みにくい。
決して難解な文章ではないのだが、誰の目線で語られている文かが分かりにくい。
例えば主人公の少年目線で語られている文の中に、母親目線の文が急に紛れ込んできたり、ときに作者の持論のようなものが飛び込んできたりする。
場面も、突然変わったり変に省略されて進んだりもする。
目線が変わるとき・場面が変わるときは、せめて行間を空けてくれればそれだけで読みやすさが全然違ってくると思う。

基本的には良い小説だと思うので、そこだけが残念。
うさぎ、青い中学生 Date:2009-10-09
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『楽隊のうさぎ』です。
この作品、合う人と合わない人がかなりきっぱり分かれるようです。
吹奏楽関係者、あるいは吹奏楽部の子供を持つ親、などにとっては「ああ、あるある」と内輪ウケ的共感ができる部分も多いかもしれません。
だが非関係者が純粋に小説としての完成度を求めるならば、物足りなさを感じてしまうかもしれません。

おばさんの井戸端会議のような語りについていけなかったです。
気まぐれとしか言いようが無いほどの視点の変わり方。特に母親百合子の名前を出す場面が象徴的な、必要性というよりは思いつきで出しているかのような情報の開示。登場人物もやたらと名前が出てきます。とても覚えきれませんでした。
物語の展開の仕方も、最初のコンクールがあって定期演奏会があってうさぎが出てきて博多のおじさんの家に行って相田守が出てきて、ととりとめなくエピソードが並ぶだけで、その中で主人公の成長を描いているのでしょうけど、漫然としている感じでした。だからエンタメとしてどこが盛り上がりどころか分からなかったです。
随所に出てくるうさぎについても。主人公の心理描写は量的には(質的にではなく)充分すぎるほどに書き込まれていて、わざわざうさぎという存在を持ち出してまで上塗りする必要性を感じられませんでした。長々語っている割には、学校に居る時間をなるべく短くしたかった主人公が長時間学校に縛られる吹奏楽部に入る経緯や入った後の葛藤なども何も無く、だったら学校時間短くしたいという初期設定はいらなかったのでは、などと、随所でちぐはぐさが見られて気になりました。
お母さんが陶器の店をやるエピもどうでもよさそうにしか感じませんでしたし。その他、隣のクラスが荒れているとか両親の関係とか諸々のエピが投げっぱなしです。
巻末解説を読めば「ああ、そういう見方も確かにあるか」とは思いましたが、だからといって面白く感じることができなかった事実は覆せず、客観的に見ても上記のような欠点と思われる点が多いのはどうでしょう。
個人的評価は★2ですが、合う読者にとっては大変感動的な内容であるらしいことと、吹奏楽部ものという題材が珍しいと思うので★3とします。
たいくつ Date:2009-09-15
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 フィクションの場合、読者と小説の相性があるので、一概には言えないが、私の場合はたいくつで途中で読むのをやめようと何度か思った。

 いちばん気になるのは「視点」の問題。特定の人物の特定の場面では「もうええわ」と思うぐらい懇切ていねいな感情描写があるのに、一方では、けっこう大事な点でもびっくりするくらいあっさりとスキップしてしまう場面もある。
 また、さまざまなエピソードを展開しておきながら、「結局どうなったの?」という感じで、何の処理もなされず終わってしまうものもいくつかある。たとえば、いじめをする相田守に何が起こったのか、盗難が相次ぐささくれだったクラスは結局何だったのか、主人公の両親の問題はどうなったのか、博多での茶髪の少年は誰でどんな位置を占めているのか、田中さんとの関係はどうなったのか、などなど数え上げればきりがない。
 もし、これが主人公の視点からみた1人称の小説であれば、「私たちはみんなわからないことだらけの人生を生きている」とか、「少年期の不安定な気持ちはこんな感じ」というふうに理解できるのだが・・・・・。

 また、たぶんブラスバンドをやっていた人にとっては、曲のイメージやそれぞれの楽器が具体的にイメージでき、それを演奏する個々の登場人物も彩りをもって読めるのだろうが、私の場合、「ずいぶんたくさん登場人物を出してくるなあ」と感じ、それぞれがあまり感情移入できなかったので、かなりしんどかった。

 もう一つ気になるのは、「うさぎ」の存在。私自身は、こんなふうに心に住む別人格のような存在がないので、「何のこっちゃ?」という感じだった。
 
 私はだめでしたが、もちろん、このストーリーに共感できる人も多いとも思います。買う前に50ページほど読んでみて自分が感情移入して読めるか判断してから購入するといいと思います。
感動の青春記 Date:2009-07-22
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甘酸っぱい青春の入口を描いた本です。友達、異性、家族、そして楽隊の仲間たちとの成長記です。特にこの時期は勉強よりも部活に熱中する年頃で、主人公も朝から晩まで吹奏楽に熱中します。吹奏楽の中での音楽の完成と、思春期の成長が微妙に絡んでいて、なんとなく自分の思春期を思い出してしまいます。そして最後の全国大会での吹奏楽の描写は圧巻です。本当にすばらしい音楽を聴いているように感動し、体が震えるようでした。忘れかけていた青春の入口に戻れる本でした。
吹奏楽の楽しさ。 Date:2009-07-21
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中学生の時、吹奏楽部でした。
まったく音が出ないところからの基礎練習。

学校中に散らばってのパート練習。

全パートが集まって音を作り出していく全体練習。

どれも、なつかしくあの頃を思い出しました。

が、物語は淡々としており実際吹奏楽をやったことのない人にとっては感情移入もしにくいかもしれません。
面白くなりそうなキャラが何人もいるのに、いまいち書ききれていないというか。

吹奏楽の楽しさは伝わってきますが、小説としての完成度はあと一歩な気がします。
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