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食卓の情景 (新潮文庫)

価格:¥ 620 (税込)
出版:新潮社
カテゴリ:文庫
ページ:414頁
JAN:9784101156064
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で31173位
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レビュー
男は美味しい料理を食べ、旨い酒を嗜むべし Date:2009-11-28
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読みながらつくづく思ったのは次のようなこと。


人間誰しも毎日食べる。

とすれば食い物を単に栄養補給としか考えていない人間はつまらない。

男は美味しい料理を食べ、旨い酒を嗜むべし。

時代の移り変わりは恐ろしいです Date:2009-06-09
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昭和40年代生まれのオレが読んでも
随分、古い時代の話だなぁ〜と感じるぐらいなので
この本を平成生まれのヒトが読んだら、どう思うのかが気になる。

完全なるオトナの話。

お金もちょっとあり、経済的&精神的に余裕のある人だからこそのエッセイだ。

一般人が、ふらりと銀座で寿司食べたり
三重県の柿安で牛肉食べたりとかは
無理な話で
一般市民からは寓話のようである。

それも大作家だからこそのエッセイである。
おいしいモノを普通のこととして食べることは、人生最高の贅沢に違いない Date:2009-04-08
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昔の人をうらやましいと思うのはあんまりないのだけれど、自然を満喫することと食生活については、うらやましく思うときがある。
現代のほうが、食べたいときに食べられる。いろんな地域の郷土料理といろんな国の料理を食べられるという決定的なメリットを感じているのだけれど、それでも昔の人の食生活をうらやましいと思うことがある。

旬のものを旬の時期に食べること。
手間暇をかけ多料理をごく普通の価格で食べられること。
素材の味を堪能していること。

これだけのことを今味わうためには、かなりの贅沢だろう。

この「食卓の情景」ではそんな、うらやましい食のことがしごく当たり前の毎日の暮らしの中で登場していく。
うらやましい。
そして池波正太郎は、それがうらやましいこととはちっとも思わず、ごく普通のことだと思っているのだ!
それもまたうらやましい。
いいエッセイだな Date:2008-02-03
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池波正太郎の描く昭和の世界観は最高です。出てくる食べ物が全ておいしそうに描かれています。そしてその料理を提供する人達も素晴らしい哲学を持っています。作り手がすばらしくないと、その創作物の料理は美味しくなるはずが無いのですね。作り手だけではありません。そこで働く人達全てが美味しい料理を目指さないとダメなわけです。昨今の食品の偽装問題は根本がそこにあると思います。お店全てで美味しい料理を作ろう、と意識していないわけです。
その視点で、本作ではトンカツ屋さんの「とんき」の話が心に残りました。
少し食べ過ぎだったかも? Date:2008-01-23
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 小説も面白いけれど、「食」のエッセイも文字通り味わい深いですね。読んでいて呆れるくらいの細かな料理の記録に唖然としました。育った戦前戦後の体験もあるのでしょうけれど、ここまで食べることに拘った人生に驚く。読んでいると、関東の方らしく濃い味付けのものを好んだようですね。全国津々浦々では無いですが、そこへ行けば食べてみたいという店が沢山紹介されていますので現存していれば食してみたいものですね。
 でも、こんなに美味しいものを3食毎日沢山食べて、呑んで、更に13歳から煙草も吸っていたなんていうと豪快な筆者の人柄を羨望するよりも、これでは体が持たなかっただろうなと思いました。68歳での急逝も仕方なかったか・・・。
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