たそがれ清兵衛 (新潮文庫)
価格:¥ 580 (税込)
出版:新潮社
カテゴリ:文庫
ページ:379頁
JAN:9784101247212
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で40337位
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レビュー
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こんなふうに、強く優しくそして精一杯の人生を送ってみたい Date:2009-04-15 おすすめ度 ![]() たそがれ清兵衛は第26回日本アカデミー賞を受賞した映画「たそがれ清兵衛」の原作だが、映画はこのほかに、藤沢周平の「竹光始末」と「祝い人助八」を原作としているが、「祝い人助八」のこの短編集「たそがれ清兵衛」に含まれている。 全部で8編の短編小説から構成されているのだが、どれも藤沢周平らしい小説ばかりだ。 主人公は、剣の達人であるが剣客としては生きていない。今の生活を精一杯生きている。 彼らにとって、剣は最優先事項ではないのだ。 しかしながら、すごい剣豪なのだ。 ま、だから今の生活を最優先に生きていけるのだろうけれど。 こんなふうに、強く優しくそして精一杯の人生を送ってみたいものだ。 |
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藤沢さんらしい1冊 Date:2009-04-05 おすすめ度 ![]() 映画化もされた表題作を含む8編からなる短編集です。8編に共通するのは、主人公達は、みな、剣の秘術を持つ達人でありながら、普段は、それを出すことがない点。それどころか、うだつのあがらない下級武士たちであり、その性格から、「ごますり」「日和見」「だんまり」等々の有難くないニックネームを頂戴してしまっています。 ですが、お家騒動や家族が事件に巻き込まれたとたん、その秘術でもって、騒動を修める働きをします。しかし、それが終わると、また、元通りの、うだつのあがらない日常生活に戻っていきます。この剣のスーパーマンぶりと、日常の惰性の対比性が面白いのですが、読後さわやかな感じを受けるのは、人間、かくありたいと思わせる魅力を持っているからでしょうか。 藤沢さんの短編集らしい、面白くて、爽快な1冊です。 |
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胸を打たれる時代小説短編集 Date:2008-12-13 おすすめ度 ![]() 「そのお役目、余人に回してはいただけませぬか。」 上意討ちの討手を依頼された勘定組井口清兵衛は労咳の妻を思いなんとか断ろうとするが、妻を名医に診せることを条件に討手を引き受ける。 重職会議では上意討ちのための弾劾を始めるところだが、討手の清兵衛はまだ現れない・・・ 全八編を収めた短編集で、剣の達人でありながら悲哀に満ちた男を描いたものが多い。 清兵衛のように労咳の妻の介抱に時間をささげたり、剣の腕とは裏腹にごますりに精を出すものなど、男の悲哀とプライドと闘いを巧みに描写しているところがさすが藤沢作品というところ。 胸を打たれる小説が読みたくなった人にオススメ。 |
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人の生き様、人生とは… Date:2008-12-03 おすすめ度 ![]() 藤沢周平の作品をはじめて読みました。 時代小説は「池波正太郎」ばかり読んでいました。 池波作品とちょっと違います(読後感、余韻、人物像?)が、別の意味で楽 しめた作品でした。 この短編集は、それぞれの人(主人公)の生き様を描いています。 それも身分の決して高くない、日々を普通に生きているだけの武士が主人公。 その日々の生活を護る為の生き様。 武士としてより侍として、いや人としての物語集でした。 満足でした! 映画は「蝉しぐれ」「武士の一分」を観ました。 「たそがれ清兵衛」の映画はまだ観ていないので、DVDを観てみます。 さあ〜次はどの作品がいいかな…。 |
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若い人でも読んで楽しめる Date:2008-06-27 おすすめ度 ![]() 時代小説にまつわるイメージによって この種の小説をなんとなく遠ざけていたのですが…。 素直に面白かったです。 若い人が読んでも、楽しめる。 エンターテイメント小説だと思います。 (そんな風に言ったら、失礼かもしれませんが) 内容については、私は、この小説をヒーローものとして捉えました。 冴えない主人公が、実は抜群の能力を持ち 多くはないが誰かのヒーローとなる。 そのカタルシスがたまらないです。 今まで時代小説として敬遠してしまっていたことが、 もったいなかったと思わせる小説でした。 |


