ラッシュライフ (新潮文庫)
価格:¥ 660 (税込)
出版:新潮社
カテゴリ:文庫
ページ:469頁
JAN:9784101250229
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で1424位
おすすめ度:
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amazon.co.jp すごいっ、面白い!! 概要のみ見ると、数年前に見たマグノリアを思い出しガチですが、面白さ、感心具合はこの小説の方が断然素敵。 どこにでもいそうな、複数の登場人物。 普通に生きていればお互いが絡むことが無いであろう彼ら。 しかしながら、ある人はひょんなことから、ある人は突拍子も無いことがきっかけで、軽く(あるいは大きく)自分が歩くはずであったろう道筋を外れ始め、出会うことがなかったであろう彼らが絡み始めます…各登場人物には生々しい魅力があり、その彼らが絶妙でハッとするすばらしい交差を見せていきます。 時間軸の感覚を捻じ曲げるようなレトリックも秀...
伊坂幸太郎 『ラッシュライフ』(文庫版) 風が冷たくて外に出た瞬間ゾクッとしましたが、 日向を歩いているとやはり暖かく、決して春は 遠ざかってはいないということを実感しました。 伊坂幸太郎の『ラッシュライフ』。 物語の構成であったり展開が巧妙かつ絶妙で、 後半は特にぐいぐい引き込まれていきました。 エッシャーの騙し絵が物語のメタファーですが、 それに気付いた瞬間に「ヤラレタ」と思いました。 そのメタファーに気付くまでは物語を構築していき、 気付いてからは物語を解体していく、というように、 主体的に物語に関わることができました。 願わくば、謎はある程度謎...
完成された作風に感嘆 いつもお越し頂いているyurinippoさん(おうちしごと日報)より、送って頂いた一冊。伊坂作品は、デビュー作「オーデュポンの祈り」以来の2冊目です。 前作を読んで、作者が非凡な個性と才能を持っていることはよく分かりました。しかし、同時にその才気に疑念があったのも確かです。上手く言えませんが、「小説が上手すぎて逆に覚めてしまう」ような読書感が多少あったからです。正直に言うと、本作も途中までは、結構疑っていました。また、煙に巻かれるのではないかと。 すみません。それは全くの杞憂でした。主に5つのストーリーが交錯するお話なのですが、ラスト付近になって、...
物語を把握しやすいように10項目に分類&採点!ネタバレは一切なし※コメント内容には気をつけていますので、安心して閲覧してOK
人と人との繋がりとは不思議なものだ。 全く別の人生を歩んでいる者たちが、ある時、ある場所で、微妙に係わり繋がっているという事実。至極当然のこととも思うが、不思議な感覚も否めない。 そんな、誰もが殆ど意識することの無い事実に視点を置き、物語を書き上げた伊坂幸太郎という人は、いったい何者なんだろう(勿論作家なのだけれど)。と、読み終えて先ずそんな思いを持った。 伊坂さんの小説を読むのは、これがはじめて。 正直を言うと、前半部分はあまり面白味を感じなかった。 並走する形で描かれるいくつかの物語が、どういう形で結び付き結末を迎えるのか、全くといっていいほど見えなかったのだ。 けれ...
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レビュー
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エッシャーの騙し絵 Date:2010-01-22 おすすめ度 ![]() 『エッシャーの騙し絵』のような作品でした。 本文中にも『エッシャーの騙し絵』は何度も出てくるのですが、途中から時間感覚が おかしくなり、読み終えたのに始まっていたという騙し絵の中に導かれてしまった感じです。 その手法はさすがです。 ただ、その分技巧ばかりが目に付いて人物像が軽くなっている気がします。 重力ピエロは、軽いタッチで書きながらも人物像がしっかりしていて家族とは何かという 重い問題を十分考えさせられたのですが、この作品にはそういったメッセージ性も 薄いのかと思います。 また、複数のストーリーが並行して進む作品は多くありますが 貫井徳郎氏の『慟哭』ような最後のシーンでの衝撃も無い気がしました。 とはいえ、絶妙な言い回しとテンポの良いストーリー展開においては 読む価値は あるかと思いますので是非一読を。 |
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お勧めできない一冊 Date:2010-01-16 おすすめ度 ![]() まったく無関係に見える数人が実は事件に絡むっているストーリー。別々に物語は進むが最後でこういうつながりだったんだぁってつながっていました。でも、殺人の動機とか最後のオチはいまいち。お勧めできない一冊であること間違いなし! |
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多少無理な展開があっても読ませます Date:2009-12-21 おすすめ度 ![]() 世界観は素敵。前作「オーデュボン〜」と違って,読み手にも親切。多少無理な展開があっても読ませます。 とりあえず,もう少し読んでみることにします。 |
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珠玉の一作、ここに完成!! Date:2009-11-20 おすすめ度 ![]() まるで映画のような群像劇。 でも、あくまで”ような”であって、 現実には困難を極めると思われる。 事実、映画化を試み、ものの見事に破綻をしている。 「オーデュポンの祈り」に登場している かかしの男性が本作に登場するなど、遊び心もある (映画好きの筆者がカメオ出演させたのでしょう)。 血なまぐさいシーンもあるが、 筆者の手にかかると痛快に変わるのが不思議。 珠玉の一作とは、本作にこそふさわしい言葉でしょう! |
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ジグソーパズル Date:2009-11-15 おすすめ度 ![]() 5つの物語が関連・交錯していく小説。 なかなか分類するのは難しい。(分類する必要はないが例えば未読の方向けに説明しようとすると・・・) ミステリでもないし、いわゆる純文学でもないし。 読み終わった時の感覚は、ジグソーパズルを完成させた感じに似ている。 この小説を、間をあけてだが、3回読んだ。3回とも楽しめた。 それは著者の語り口(特に会話文)と、叙述を頭の中で組みたてていく楽しみかな。 だからジグソーパズル。けなしているのではない。 教訓や深い余韻はないけれど、楽しめる。楽しめない安易なエンタテイメント系小説が多い中で、それだけでも十分評価に値しないか? |



