西の魔女が死んだ (新潮文庫)
価格:¥ 420 (税込)
出版:新潮社
カテゴリ:文庫
ページ:226頁
JAN:9784101253329
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で1850位
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8月15-16日 映画『西の魔女が死んだ』(梨木香歩原作)のロケ地。清泉寮から少し歩いた森の中。 中学に進んでまもなく、学校へ足が向かなくなった少女が初夏をおばあちゃんと暮らした「おばあちゃんの家」です。 安全上の面から、残念ながら家の中に入ることはできませんが、物語の世界は存分に味わえます。よく手入れのされた庭や雑木林とともに、ずっとそこにいたくなるような居心地のよさそうなそんな場所でした。
(「立読のようなもの」にはネタばれがある場合がございます) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 中学生になってから、まもなく、まいは、どうしても学校に足あむかなく なってしまいました。 パパは、単身赴任中。こまったママは、まいと話しあいをして、かのじょ をしばらく“西の魔女”にあずけることに… それは、ママのママ。日本人のおじいちゃんと結婚したイギリス人のおば あちゃんのこと。 自然のなかで、自然とともに生きる、おばあちゃんとのくらしは、発見と 驚きの連続。やがて、まいは、おばあちゃんの家系に受け継がれてきた、 不思議...
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レビュー
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うすみどり色 Date:2010-02-06 おすすめ度 ![]() 『西の魔女が死んだ』です。表題作と、「渡りの一日」という、後日談を描いた短編を収録しています。 「魔女」というワードがタイトルに出てきますが、ファンタジーではありません。中学一年生の女の子を主人公とした現実の物語です。「死んだ」については……死にネタが苦手という人は避けた方が良いかもしれません。 人気有名作品で、確かにイイ話ですが、それだけだったというか、私には合わなかったというか、あまり良いとは思えませんでした。 中学生の主人公まいが学校で心に傷を負って、西の魔女たるおばあちゃんの家に行き、そこで「魔女修行」なるリハビリをします。 ところがその主人公が心に傷を負った、という部分が描かれずにさらっと流されてしまっているため、主人公に感情移入できず、そうなってくるとおばあちゃんとの田舎での日常生活シーンが退屈でした。まいが学校に行かなくなった理由は後で語られますが、わざわざ引っ張って後出しするほどのものではなかったです。 植物の名前などを多用した自然描写は良かったし、この作品の特徴を現出していると思うのですが……。 自分の好きなきれいなものだけを見て汚いものや嫌なものには過敏に反応したり泣いたりするまいは、繊細というよりもむしろ神経質すぎて、わがままで自分勝手に見えました。 おばあちゃんとのふれあいは延々と描かれてはいますが、成長する要素が実感できず、最後に嫌いな物を除けないことで示される成長の証に、納得しがたかったです。そもそも母親の問題は、結局解決されないままでしたし。 途中経過に感情移入できていなければ、ラストの西の魔女が死んだシーンも特に感動できないと思います。 文章的にいってもところどころ、視点が急に飛ぶ部分もあり、ちょっとですが気になりました。 いずれにせよ、冒頭で感情移入できなかったのが決定打でした。私は本作品を楽しめず残念でした。 本編はどうもイマイチだったのですが、併録作が良かったです。 無駄な肩の力が抜けた軽いコメディータッチです。 その中で、本編などよりもずっとしっかりと、成長したまいの姿を描いていました。 魔女修行の成果も出ていて、全てが上手く行くという「魔法」も良かったです。 本編の評価は★2ですが、併録作に救われているので★3とします。 ……まあこういう読者もたまにはいる、ということです。テレビのオリンピック中継を観てマスコミの連呼する「感動!感動!」につられて本当に感動できる素直な心根の持ち主ならば、本作を読んで感動できると思います。 |
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心に静かに沁み込む Date:2010-02-02 おすすめ度 ![]() 普段は全●巻という歴史物を読み、一巻完結は内容が薄い!と思う私ですが、この話は読ませてくれました。文章は読みやすいけど、軽くなく、安っぽくもなく。そして意識せずにスーっと話に入れます。 この小説の祖母さんは田舎生活云々を抜きにして、何をするにも洗練されていて素敵な方です。 人生を説く話などと考えなくていいと思います。ごく普通に自分と重ねあわせ、人との繋がりを大事に、生活を大事に、離れてくらす祖父母を大事にしたいと思う話です。 最初も最後も大泣きしました。最後は悲しい涙じゃなく、本当にジーンと感動!の涙ですね。私は最後の続編も好きです。 |
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不思議な感覚がした Date:2010-01-15 おすすめ度 ![]() 全体的に、不思議な感覚がした小説でした。 まいの祖母が丁寧で静かな口調だったからでしょうか、 それとも舞台が自然豊かな田舎だからでしょうか、 とにかく不思議な感覚が味わえます。 こんな小説は初めてです。 最後の辺りでは思わずキュンときました。 |
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祖母と孫の心の交流 Date:2009-12-16 おすすめ度 ![]() イギリス生まれの老婦人とその孫娘の心の交流を描いた作品です 田舎に一人で住む祖母のもとに、母親が中学生の娘・まいを預けた事から物語が始まります。 元教師で夫に先立たれ、いまは田舎に住む祖母は、登校拒否になった孫娘を責める事は無く ただ、田舎の人たちとの純朴な交わりや自然を通じて、得難いものを教えていきます 小学校の時に聞いた優しいオルガンの演奏を聞くような、綺麗な作品です。 皆さんも読んで楽しんでください |
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静かで、優しく、あたたかい。 Date:2009-10-16 おすすめ度 ![]() おばあちゃんの愛が、あまりに優しく、静かにしみ込んでくるので、 涙が流れてくるまでに、少しだけ時間がかかりました。 しかし、文字を追っていくうちに、胸に じんわりと温かさが広がり、 いつまでもポカポカとして、まるで おばあちゃんのお庭にいるようでした。 本当に素晴らしい作品です。 |



