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プリンシプルのない日本 (新潮文庫)

価格:¥ 500 (税込)
出版:新潮社
カテゴリ:文庫
ページ:295頁
JAN:9784101288710
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で25503位
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レビュー
戦後の日本 Date:2009-11-26
おすすめ度
終戦後の日本の雰囲気を知るのにとてもよい本です。
敗戦を革命と位置づけ、日本の戦後の政治のあり方について、
べらんめえ口調で語っています。
神戸出身のようですが、東京っぽい。
日本国憲法の翻訳間違いじゃないかという話や、
アメリカとの関係、労使の関係、学生運動と
昭和20年代、30年代当時の日本の様子が味わえます。
JALに、鳩山に。。。今の2009年の話題とだぶり、不思議な感覚を覚えます。
世界の中の日本という視点を30年以上前からもっていた人。
私の座右の書。数少ない尊敬できる日本人。 Date:2009-11-03
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白須次郎氏が、主に文芸春秋に寄稿したエッセイ(というか彼の怒り)集。戦前戦後、日本の裏舞台で活躍しながら、地位に執着せず農業をしながら、「自分は百姓だ」などとうそぶけるのは、彼のカントリー・ジェントルマンたるゆえんだろう。彼の言葉は現在の日本にも当てはまることばかりで、この50年、日本が、日本人が全くかわっていないことがわかる.また、彼ほどの人が声を大にして、プリンシプルをもて、世界を見よと訴えているのに、相変わらず日本人は自分の意見をもたぬマスコミにあおられる、世界を知らない愚か者の集まりでしかない.海外で暮らした経験のあるものは日本の異常さが手に取るようにわかる.島国にという特殊環境を考えても異質である.私は彼のように「ノブレス・オブリージュ」を持たないただの平民だが、自分のプリンシプルだけは持ち続けたいと思った.
人は付き合う人で見える Date:2009-08-26
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内容は既に多くの人が書いておられるので、そのあたりは措いて、人物という点で。
「文芸春秋」と創刊間もない「諸君」に文章を寄せて支援したことで池島信平との
信頼関係がわかり、同い年の小林秀雄には外遊記を冷やかされ(?)没にすること
で同じくその親しさが伝わる。
吉田満のエッセイ集にも3人の関係が書かれるし、人と人との付合いはこうありたい
と思わせる大人の関係で繋がっているようだ。
日米関係が大事なことであるだけに、お互いがはっきり自己主張し合い分かり合う
(妥協も)必要だと書かれたのを読むと、江藤淳の様々な著述に思いが至る。
そういえば、小林秀雄と江藤の付き合いは深く、この輪の中に含まれるのかも知れ
ない。
三つ子の魂といわれるが、明治末から大正の開明的な港町神戸から背後西宮あたりの、
当時は東京を超えるとも思われる経済人脈と文化レベルが、モダンかつ独立した人格を
形成した基礎にありそうだ。
勇気とやる気が貰える本 Date:2009-08-08
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今の社会を見たら「うつむくな!顔をあげろ!」と言ってくれそうな白州さん。
当時にしては非常に恵まれた環境に生まれた事は確かですが、自分の置かれた立場を
十二分に理解され、実行された。
どうしたらもっといい国になるか、日本の何がいけないのか、を真剣に考えていた。

激動の時代において、様々な立場の人がそれぞれのフィールドで、自分や大事な人達の
暮らす国の明日を真剣に考え戦っていたんだなと、この時代を書いた本が好きな自分は感じてしまいます。

結果、日本はアメリカの作った憲法を読み上げる事態になってしまったが、講和条約を日本語に直した意地には賞賛の拍手を送りたいです。その時でき得る最大限の努力をされたのだと。

「今に見ていろ」そう涙された白州次郎さん。
その願いどおり、日本は奇跡的な発展を遂げ、皆さんの苦労の上にできたふかふかの土台に産まれた自分は幸せだと思います。日々の暮らしが何の努力もなく恒久的に続くと、、それは自分が考える事ではないと思ってはいけませんね。
声高に不満を叫ぶ前に、本当に自分はできる最大限の努力をしているのか?と。
ついつい忘れてしまいがちなので、戒めの為にも時々ページをめくります。
文庫「風の男〜」も合わせて読むと面白いです。

まだまだ男尊女卑の時代に気の強い、確固たる自分を持った女性を妻にしたところも男としての器のでかさを非常に感じます。
しかしこの方のエピソード、マッカーサーを怒鳴った、日本で初めてジーンズを履いたetc・・なんともかっこよすぎます。。




この数十年で変わったこと変わってないことが確認できる Date:2009-08-02
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現代のことを書いてるのかと驚くほどの事柄があります。それだけ、政治家も国民も無原則に政治や経済活動をして今日まできてることを実感します。
反面、「あ、これは現代ではかなり改善されてる部分だ」と思う事柄もあります。
そういう、この国が変わった事柄と変わってない事柄を感じることができる書です。

この書が書かれた時代は、吉田茂氏と鳩山一郎氏が主たる登場人物です。今、その孫にあたる方々がテレビを賑わせてますが。
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