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闇の守り人 (新潮文庫)

価格:¥ 620 (税込)
出版:新潮社
カテゴリ:文庫
ページ:387頁
JAN:9784101302737
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で9009位
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 闇の守り人 [ グッドクール総研別棟書架 ] at 2007-07-08 09:55:47
まずはじめに感じたのは、前作よりもとっつきがいいなぁということだろうか。おそらく
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レビュー
美しさと醜さ Date:2009-07-20
おすすめ度
 主人公・短槍遣いのバルサは、文句なしに強く、かっこいい女性。しかし、彼女の強さは、過酷な生い立ちゆえのものだった。他人の人生を犠牲にしてしか、生きることができなかったなら、死んだほうが良かったのか…?
 生きることはいつも、誰かを、知らず知らず(あるいはそうと知っても)犠牲にしてしまうことなのかもしれない。それはとっても悲しく、辛いことだけれど。でも、だからこそ、生きなければならないのかもしれない。
 バルサ、チャグム、ジグロ、エリン…。上橋さんの作品に登場する人物の生き方には、気高く、かぐわしいような潔さがある。でも、この作品に登場するある男の生き方の醜さは腐臭が漂うようで実に不快だ。尊敬すべきものを侮り、思いあがって恥じない。自然の恵みへの感謝を忘れ、身勝手に奪いつくそうとするその姿。じつは現代に生きる私たちに共通するものがある気がして、慄然とした。
精霊の守り人を読んだらセットで読んで欲しい Date:2009-04-08
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用心棒のバルサは養父であるジグロの故郷カンバルに密かに戻る。バルサはそこで過去と対峙する。
カンバル王国での陰謀や風俗が前作と同様緻密に書かれているため、どんどんと作品にのめりこむことができた。バルサの強さも思う存分発揮されており、アクションシーンは読んでいて楽しかった。
バルサがどういった経緯でカンバル王国を離れればならなかったかなど、精霊の守り人で深く触れられていなかった部分をうまく補完していて、バルサという人物を前作よりもさらに知ることができた。バルサの養父であるジグロの人物像もちゃんと描かれており、この小説でバルサを取り巻く出来事などがだいたい明らかになっている。バルサにかかわる陰謀など、複雑に絡み合った人間の策略が物語を非常に面白くしている。
そして今回も食べ物の描写がよかった。物語が始まる前のカンバル用語集で食べ物の解説がしてあり、それが本当においしそう。一つ例を挙げると「ロッソ・・・芋をつぶした粉をねり、中にさまざまな具を入れて、カリッと揚げたもの」とてもおいしそうだ。そのほかにも作品中においしそうな食べ物の描写がある。どれもとてもおいしそうだ。
1作目より面白い! Date:2008-12-07
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女短槍使いバルサの物語、第二段。
前作精霊の守り人では、
ヨゴ皇国にきて、
育ての親ジグロと死別した後の話でしたが、
これは、
そのジグロとの過去を精算するための話。

第一弾より、
さらにおもしろかった。
回りくどい解説は相変わらずですが、
世界観を知るにはしょうがないかな。

それでも、
出てくる登場人物が立体的で、
それぞれに感情移入してしまうくらい、
リアル。

知らない時代の、
どこかの国の話だけど、
共感できる部分があるのは、
人間が描かれているからだろう。

少年が大人になる瞬間。
そんな部分がまた、
ストーリーに厚みを加えている。
力の入った、
秀作でした。
熟成されたファンタジー Date:2008-09-07
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第一作よりもさらに大人が愉しめる内容だと思いました。

単なるファンタジー小説ではなく登場人物の内面を深く掘り下げて
描写されており、子供騙しではないです。

最後まで展開が読めない、ファンタジーとしても一級品の一冊です!
本物。間違いなくお勧め Date:2008-08-24
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 「精霊の守り人」を読んで気にいって、一気にシリーズ作品に手をつけ始めてしまいました。 
 非常に面白いシリーズだし、構成にしろ内容にしろ非常に充実していて、非常にお勧めの作品です。 
 
 今作の主人公は、前作の主要メンバーの一人「バルサ」、彼がメインのストーリーです(ちなみに次の巻ではタンダやトロガイ師、その次にはチャグム皇子が再び登場)。今作では「精霊の守り人」で少しだけ語られていた、バルサとその育ての親であるジグロの過去と現在が語られます。ジグロは、バルサの父が国家的な陰謀にまきこまれた時、親友の娘であるバルサを守るため、家族を捨て国を捨てます。そして彼自身も、そのために反逆者の烙印を押されて追っ手までかけられる中で彼女を育ててくれたのです。
 バルサは、そんなジグロの本当の姿を彼の家族に伝えよう、できれば名誉も回復したいという希望を込めて生まれ故郷であるカンバル国へ向かいます。しかし、そこは王も代代わりして新王がたっているのに、いまだに影で陰謀が練られている国でした。しかも、その陰謀は国内にあるもう一つの国を滅ぼそうとする大規模なものでした。
 再びその渦中に巻き込まれることになったバルサは、その過程で故郷カンバルに隠された大いなる秘密を知ることになります。それは、非常に厳しいものであると同時に、厳かで読後に圧倒的な何かを残すようなものです。
 ヒョウル「闇の守り人」に関わることがその謎であり秘密なんですが、この秘密の存在の真実はけっこう重いものなので、山の民の真実もあわせて読むとすごく重い気持ちになると思いますが、最後まで読むとものすごく胸に来ると思います。
 実際、自分にとっては「精霊の守り人」も良かったけれど、個人的にはこの「闇の守り人」のほうが好きです。ビルディング小説としては前作のほうがもちろん優れていますが、ファンタジー小説としてはこちらのほうがより神秘的で好きですね。
 前作を読んだときのレビューにも書きましたが、是非このシリーズは読んで欲しいですね。
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