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寝ても覚めても本の虫 (新潮文庫)

価格:¥ 580 (税込)
出版:新潮社
カテゴリ:文庫
ページ:376頁
JAN:9784101306513
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で253851位
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 寝ても覚めても本の虫 [ 烏賊の塩辛 ] at 2007-07-22 08:05:27
児玉清「寝ても覚めても本の虫」(新潮文庫)を読んだ。 寝ても覚めても本の虫 | 商品情報(書籍) 本書は、俳優の児玉清氏がハマッてきた小説を次から次へと紹介したもの。その殆どが欧米のエンターテインメント系の小説である。児玉氏は子供のころからとにかく本が好きだったそうで、岩波文庫の名作などは片端から読破したそうだ。成人して俳優の卵だった頃、28万円(当時の月収の3倍)もする全集本を購入し奥さんに呆れられたこともあるという。その後欧米のエンターテインメント系の小説に目覚めた児玉氏だったが、翻訳が発売されるたびに夢中で読破していった結果、読むものがなくなってしまい、その後は原書のハード...
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レビュー
本の虫には違いないけれど Date:2008-05-19
おすすめ度
本書に取り上げられている英米のエンターテインメント本(ミステリー、スパイ、ホラー、アクションなど)の中で読んだのは数冊しかない。

さいきんこの種の本からはまったく遠ざかっていたので、どんなタイトルが話題になっているのかとても勉強になった。解説が上手なので実際の本を読んだ気になってしまった。

ところで、本書で児玉清さんが100冊近く絶賛しているなかで、これなら読んでみようかと思わされたのがつぎの3冊だ:

●Memories of A Geisha 
アメリカ人が書いた芸者さゆりの物語。

●Sleeper Spy
ニューヨークタイムズ紙の書評で活躍しているウィリアム∙サファイアが始めて書いたスパイ小説。

●The Bear And the Dragon 「邦題:大戦勃発」
トム∙クランシーの1000ページに及ぶ最新作。ロシアと中国が戦争を始める話だそうだ。

アマゾンドットコムで注文しようと検索したら、Memories of A Geishaはアメリカでは平均4.5個の星が付いていた。これは非常に好評の証拠だ。これは読もうと思う。

ところが、Sleeper Spyと「大戦勃発」はそれぞれ3個と2.5個(日本では3個)だ。不評(あるいは、たいしたことない)ではないか。

児玉清さんは本を作る都合上面白くなかったのも無理に絶賛しているのだろうか? 児玉さんくらい大量の本を読んでいれば名作と駄作の区別くらい瞬時につくはずだ。
定年後の楽しみを教えてくれた Date:2008-04-20
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午後休みを取ってドライブしていたら、ラジオ番組で著者が「北壁の死闘」というミステリーを紹介していたので、試しに読んでみた。面白かった。これまで外国の小説は訳が悪くて、読むに耐えないという偏見があったが、この小説は訳も良くて、楽しめた。そんな著者が、外国ミステリーの書評を書いたのが、本書である。ミステリーの書評は他にも沢山あるが、著者のラジオでの紹介もあるので読んでみた。いやはや恐れ入る。膨大な量の小説を読まれている。それも原書で。著者は日本人の小説はあまり読まれないようで、さわりの部分をそっと紹介して読者を小説に引き込んでくれる。どの本もすぐにも読んでみたくなった。日本のミステリーはほぼ読み飽きてしまい、定年後は何を読もうかと思っていたのだが、この本のお陰で膨大な量の外国ミステリーを読む楽しみができた。
氏の「海外ミステリ書評エッセイ」 Date:2007-02-26
おすすめ度
氏の読書好きは周知のとおり。多くの雑誌に書評を執筆していて目にする機会が多いのだが、そのうちに好きなジャンルが自分と同じ海外ミステリ、冒険小説とわかり、何やら趣味が同じ友を得たような(僭越ですが…)気持ちで本書を手にした。本書は氏のいわゆる「海外ミステリ書評エッセイ」。読んだことのある本が紹介されていれば「うんうん、そのとおり」と膝を叩き、「こんな本もあったのか、今度読んでみよう」と思い知らされることもしばしば。
 紹介されている作家がやや偏ってはいるがそれもご愛嬌か。今度はジェイムズ・クラムリーなどもぜひ紹介してほしい。
 それにしても原書を鑑賞できる語学力はうらやましいのひとこと。
何度読み返しても飽きることがない、座右の書。 Date:2007-02-11
おすすめ度
「パネルクイズ・アタック25」の司会者や、「テレフォン人生相談」のパーソナリティーとしての児玉清氏も、紳士的で好感が持てるが、私はやはり「NHK週間ブックレビュー」の司会をしている児玉氏が一番好きだ。芸能界きっての読書家であるご本人も、趣味の「本」について語るときが一番うれしいのだろう。時として、子供のように無邪気に映る場面がある。

そんな本好きの児玉氏が海外のミステリーを中心とした面白本探求の本を出したとあっては、同好の私としても見逃すわけにはいかない。

まず驚いたのは、邦訳を待ちきれず、またペイパー・バック化(日本で言う文庫化)すら待ちきれず、原書をぴかぴかのハード・カバー版で購入されて読んでおられることだった。その語学力というか読解力もさることながら、“真の海外本好き”が窺えるではないか。
次に、行間から漂う、“読む”ことの喜び。不要な薀蓄は一切なく、ただストレートに作品を紹介して、感動しておられる。そのスタイルがまた一番読み手の心を揺さぶるのである。
第3部の「わが愛しの作家たち」などは、何度読み返しても飽きることがなかった。とりわけ、私の大好きなジェフリー・ディーヴァーの作品についても、なんと児玉氏ご本人の手による、お上手な似顔絵とともに紹介されており、感激した。

本書は、私にとっては、ず〜っと近くに置いて、好きな時に開いては読み返してみたくなる、そんな座右の書となった。
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