ケナリも花、サクラも花 (新潮文庫)
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ユーズド:¥ 1より »
出版:新潮社
カテゴリ:文庫
ページ:184頁
JAN:9784101325132
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で133990位
おすすめ度:
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再読。エッセイ、というよりルポかも。 93年1月、祖母の国の言葉を学ぶため、厳冬のソウルへと旅立った著者。日韓の齟齬への苛立ち。韓国の学友との交流。アイデンティティ。様々な思いが去来し、濃密な半年が過ぎてゆく。「四分の一の祖国」への真摯な留学体験記。 最初に読んだのは学生の頃。遠い昔ですね・・・。 二十歳を過ぎるまで自分に流れる韓国の血を知らなかった著者。半年の留学生活中のさまざまな苛立ち、さまざまな思いを綴った本。読みながら、自分の、人や国との距離のとり方や、これまでに出会った在日のコのことやなんかを思った。ぐるぐるしますね。こういうの読むと。共感しやすい(いい意味で)...
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レビュー
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濃密な・・・。「私」をみつめた留学の記録。 Date:2009-10-18 おすすめ度 ![]() 半年間の韓国への語学留学の際に、韓国や日本や自分自身について、さまざまに考えたことを記録している。 そこには、父方の祖母が韓国出身であることを成長してから知ったという著者の出自が強く意識されており、単なる体験記ではない。 在日僑胞(在日韓国・朝鮮人のこと。チェイル・キョッポと発音する)の人は、日本にいれば日本人ではなく、韓国に行けば韓国人ではないという複雑な感情を抱き、むしろ自分の育った日本の言語・文化・生活の影響の強さを感じるという。 著者はクォーターであり、成長するまでそのことを知らなかったぐらいだから、そんなアンビバレントな気持ちがかえって強く働いている。タクシーの運転手に「僑胞でしょ」と言われ、「わたしにもよく判りません」と答えるやりとりが印象的である。 なお、著者が留学したのは1993年。近年、韓国社会が豊かに洗練してきており、さらに、韓国・日本の関係も相互理解が深まってきていることからすると、少し時代(の違い)を感じる。 私は興味深く読みましたが、気軽に楽しめる体験記ではなく、むしろ濃密で、徹底的に著者自身をみつめた本なので人によっては拒否反応があるかもしれません。体験記というより、私小説だと思って読んだ方がふさわしいかもしれません。 |
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あんこのつまったタイ焼きのようなサギサワ・ワールド Date:2007-10-05 おすすめ度 ![]() この文庫やるなぁ、最初から最後まで読んでそう思わされてしまった! まず最初に告白しておく。「東南アジア人を見ると頭を下げて謝罪する日本人」の一人でした、わたくしも。 紀行文のような景観描写はない。人間、ニンゲン、にんげん・・・出会った人びとの描写で埋め尽くされている。 母国韓国には日本を凌駕するような頼もしさを求めているためか、いらだったり辛口なのであるが、それは日本人としては対岸の火事で気楽ではある。だが、あんまり過ぎると、ひょっとしてこう読むのかな、「日本人はいまぼんやりしているから機会を逃さずしっかり追い越しなさいよ」といってるのかと穿ってしまう。 ビザ申請のために韓国大使館の係官のことから始まっている。掴みがうまいと思った。 後半は留学にいたった動機。鷺沢家の人びとのルーツに関すること。はなはだ難解な一章も挿入してある。第八章「牛の一歩と小さな石ころ」。わたしには何がなんだか分からない抽象的なような文章で、前半のニンゲン描写ばっかりにバランスをとったみたいな感じだ。 そして「解 説」の執筆者名を見て驚いた。その名は「柳美里」。なぜかあり得そうでなさそうと思い込んでいたからである。ウマの合わないライバル、そんなことを勝手に思っていたからだ。柳の解説は、半分以上は自分のことを語っていたが、それがみごとに解説になっていたからスゴイ。この解説の最後の文もまた納得。いつか、一冊くらいは読んでみようかと思ったくらいだ。つまり本書は頭から尻尾まであんこがぎっしり入ったタイ焼きなのだ。 |
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日韓クオーターの鷺沢さんが Date:2006-07-11 おすすめ度 ![]() 韓国に半年間留学したときの体験記。かなり体当たり的なところが多いわけですが、彼女のアイデンティティに深く関わっていることがどんどん浮き彫りにされていく。(当時の)韓国の幼稚さを嘆く言葉に真摯な態度が窺えるところが素晴らしい。悩んで悩んで、苦悩している。なんだ、この留学体験記?? いちばんショッキングな話が、韓国人にあったらまず謝ることにしている、という自称国際人がたくさんいる、という話。彼らは韓国の人に何かしたのか? てゆうか、何に対して謝っているのか? その人個人にか? その人を含んだ国全体にか? 彼らは何を許されたいんだろうか? 93年の話なので、そんな人はもういないのかもしれない。謝られた人はどういう態度を示したのか是非知りたい。 |
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渾身 Date:2002-11-13 おすすめ度 ![]() 説教でも提言でも落書きでもない。 作家が、出来うる限りのことをさらして、 大事なことをなんとか読者に伝えようとするドキュメント。 ここまで真剣なコミュニケーションはめったに見れない。 構成やレトリック以上に圧倒的な意志が現れている作品。 |
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著者の心の葛藤・・ Date:2002-04-22 おすすめ度 ![]() 著者の韓国留学経験を書いた本だったので最近、韓国に興味を持った私は とても興味を持って読んだのですが・・もっと明るく楽しく留学経験を 書かれているかと思いましたが、心の葛藤・とまどいが全体的でした。 |


