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酒とサイコロの日々 (新潮文庫)

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出版:新潮社
カテゴリ:文庫
ページ:289頁
JAN:9784101325187
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で406153位
おすすめ度:

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レビュー
麻雀を知らなくてもガラの悪さに耐えられる人なら楽しめる活劇 Date:2009-01-17
おすすめ度
驚いたのは、鷺沢萠が麻雀にハマっていたからではない。作中に頻繁に出てくる登場人物が解説を書いていたことだ。
安藤満、作中ではみちゅるくんは麻雀のプロであって文士ではなかったはず。麻雀を知らない私には、その道では有名人かもしれないが、あまりリアルではなかった。その方が、ドラマの終わったあと、解説者として登場するなんて「やっぱり実在してたんだぁ」と多少の衝撃があったのだ。このような方に作文させるなんて編集者も相当の豪腕とお見受けする。
その方をネットでサーチすると2004年3月27日にガンで死亡とのこと。1989年発病以後、闘病しながらの活躍だったという。そんな本物の雀士たちに取り巻かれて育てられていた鷺沢もみちゅるくんを追うように4月11日に首を吊ってしまった。悲しいことだ。博奕と酒に縋りつかねばならないほど、文筆という営為は辛く苦しく、そして孤独にさいなまれるものだったのだ。
それにしても、ガラの悪さ、活き活きとした描写はどうだ! 天より賦与された才能と、その採掘に命懸けだったサギサワの、読者には愉快な、彼女には修羅場が現出していて、私のような麻雀に無知な者にも充分に楽しめた!
無頼派を演じた鷺沢 Date:2006-12-16
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これは本当は、鷺沢のどっぷり暗い痛い小説を念頭に置いて読まなければ、味わえないエッセイなのである。
そうでなければ、「単なる小金持ちの脳天気な姉ちゃんの日常」になってしまう。事情を知らない外人に読ませたらそう思うだろう。
書き手自身も、同じペンネームで出しているのだから「暗くて痛い小説を書く人物がこういうエッセイも書くよ」という意識で書いていたに違いない。
そういう目で見ると、酒にしてもギャンブルにしても、身を滅ぼしかねないほどののめりこみ方をする彼女に、やっぱり痛いものを感じざるを得ないのだった。「さいはての二人」を書く人が「酒とサイコロの日々」を送ってしまう、という無理が生じていたところに、鷺沢の死につながる根本的な原因があったのではないか、とすら思える。素人考えといわれれば、それまで。
しかしここでは一切の湿っぽい感情は排されて、「ハチャメチャお姉さん」としてのノリで終始する。そこに鷺沢のプロ意識を感じる。
出産適齢期を越えかけた女性に常識を超えたのめりこみが起こる場合は、妊娠出産育児をするための潜在エネルギーが消費されていないことが原因の場合が多い。ものすごく逆フェミなとらえ方であるが、これを言うと叩かれるので公の場で言う人が少ないだけで、誰もが知っている単なる事実だ。
私は鷺沢の場合も、基本的には例外ではなかった、と思っている。
ご本人ももちろんそんなこと分かっていただろう。
私には鷺沢が「無頼派の女性作家」、というのを演じていたように見える。というのは本来はそうではない、ということ。もとから「無頼派」なのは岩井志麻子のような人をいう。
が、ともかくここでは鷺沢の狙いどおり、笑って笑って本を閉じようではないか。
ギャンブルなるもの我汝を愛す Date:2005-04-22
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美貌と才気に溢れた女性は 賭け事への愛情も豊かであった・・・

そこから始まる悲喜劇を ドンドン書き連ねた一冊

亡き父への想いのこもった一文は 著者が若くして世を去ったことを思えば
こう与えられた運命の儚さが 胸に 何やら辛い

負けると思っても ひいちゃいけない ひけない
だって女がすたるもの!
それが賭け事ってものよ ねえアナタ!

そんな声が聞こえるような楽しい一冊です
作家の方の名前が続々~~っていうのも本好きには楽しいのでした
麻雀・競馬・・・・そんなの知らなくても面白いですよ

バクチって悲しいですよね。 Date:2004-05-04
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4巡目でテンパったけど、カンチャン待ちだし手代わりもあるし、でダマテンにしてたら、全然ツモれず局も後半に差し掛かり、ちょっと悲しくなっていたら親からリーチがかかってしまい、なんとなくムカついたから追っかけリーチしてやったら案の定というか一発目で赤五筒をツモってしまい、悲しくなりながらソッと河に置いたらやっぱりロンされて、一発に赤ドラつけたばかりか高めの方で三色まで付いてしまい、親ッパネだった、なんて悲しい過去がある人、読め。

ボクは大いに共感しました。うわああーん。

麻雀と競輪の本 Date:2003-04-04
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タイトルから想像するべきだったのでしょうか。
まさか!というほどの、どっぷりつかったギャンブルの本です。
鷺沢さんの新たな一面を知り、とても驚きました。
麻雀を知らないので、ほとんどちんぷんかんぷん。
麻雀が好きな人は、きっとおもしろいのだろうと思います。
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