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流れ星が消えないうちに (新潮文庫)

価格:¥ 540 (税込)
出版:新潮社
カテゴリ:文庫
ページ:343頁
JAN:9784101351810
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で11730位
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レビュー
ここちよく切ない物語 Date:2010-02-08
おすすめ度
はじめてこの作者の作品を読みました
ここちよくすんなりと物語に入り込める作品です
読むか読まないかでまよってる方は読んだほうがいいですね。
私もそうでしたので。
間違っててもいい Date:2009-07-31
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かなり陳腐に危うくなってしまいがちな題材を透明感のある世界の中にパッケージングしてしまった作者の手腕はかなりのものだと思います。
はっきり言って、設定からするとあまり好きにはならないだろうと思って読み始めたのに、優しさにあふれた映画を見ているときのような、心地よい暗がりの中の光のようなものを感じて、安心して読み進むことができました。

主人公たちの選択は間違っているのではないかと、個人的には思います。
客観的に事実を捉えることができず、失ったものに偽りの重さを与え続けていることに変わりはない、と。
でも、間違っていても、たとえその結果傷ついてしまうようなことが待っているとしても、選択をして納得して歩き出すことができた、ということの方が大事なんだと、気持ちよく浸りながら感じることができました。
人生に正解など無いのだから。

著者の類まれな手腕と優しさにあふれた素晴らしい恋愛小説です。
現代のノルウェイの森 Date:2009-01-04
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あまりにも若い頃に恋人や親友を失った人々の再生の物語。
亡くなった恋人とその親友をめぐる三角関係は、村上春樹の「ノルウェイの森」の
構図を彷彿とさせる。

恋人の死で心が壊れててしまった女の子。
そして、そんな彼女を支えようとする、恋人の親友だった男の子。
でも、結末はノルウェイの森とは大きく異なっていて、どこか心が暖まる。
現実の厳しさを描きつつ、前を向いて生きる勇気を与えてくれる佳作。
喪失と再生の物語 Date:2008-12-28
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一生、誰かを愛したまま生きて行けるのなら、こんなに幸せなことはないでしょう。けれどもし、その誰かが亡くなってしまったなら?本書に描かれるのは、まだ20歳で恋人を亡くした奈緒子と、親友を亡くしてしまった巧。お互いが加治君への想いを胸に抱いたまま、二人は付き合ってゆくのですが、若い人が読んだら「間違ってる」と想うかもしれませんね。奈緒子はまだ加治君を愛しているのに巧君と付き合うなんて、と。奈緒子自身も、加治君を裏切っているという自責の念に駆られたりしますが、そうやってもがいて足掻ながら、手を繋いで生きてゆく二人を、静かに静かに、この本は書いてゆきます。寂しさに潰れそうになりながらも、奈緒子は「加治君、悪いけど、わたしは生きていくよ。」と泣きながら思い、巧は「加治、奈緒子は貰っておくよ。おまえごと、貰うことにする。」と親友に誓います。二人にとって加治君は大切な、忘れることが不可能な存在で。ならば、忘れずに生きていけばいいのだと。それで構わないのだと、作者は書いています。事実、人はそうして生きていくしかないのでしょう。哀しさにもがきながら。恐れながら。終わりが来る、その時迄。それが、(寂しいけれど)生きるということだと思える、珠玉の作品だと思います。
止まっていた日常が再開されるまで Date:2008-09-29
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この小説、恋愛青春、ライトノベルなどのジャンルを越えた傑作だと思う。

湧き水の透明に生命に必要な要素が含まれている様に、サラリ読みやすい文章中に、
生きる上で大切な事が書かれてある。主人公奈緒子と巧が交互に語る、
不慮の事故でなくなった加地くんとの思い出。文化祭、プラネタリウム、フォークダンス。

恋人として。友達として。語る事で分離されてしまう【あの頃】と【現在】。
2人ともに死を受け入れるのに悩み苦しみ、停止させていた日常。
そんな状況を支え励ましてくれる互いの家族の温かい姿素晴らしい。

自身も、ある夢を抱いて居る事に気付き転勤先の佐賀から【家出】して来た奈緒子の父親。
娘の好きな大島弓子の【グーグーだって猫である】初めとした少女漫画と、
自分の蔵書の【徳川家康】交換して読んだり、積極的に町内会役員引き受けたり変化し続ける。

巧の姉も、ぶっきらぼうではあるが、蜂蜜の香り漂う特製ホットミルクを温めて、
弟の一筋縄ではいかない恋愛を応援したり、イイ味出している。人同士の繋がり、絆こそが、
傷ついた心に寄り添う。それぞれが世界を引き受けた時、日常は再開されるのだ!。

『また同じように、シュートを打つ機会は訪れるよ。人生には、たいてい敗者復活戦があるからね。』
是非読んで見て下さい。タイトルにも深い意味があります!!
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