疫病神 (新潮文庫)
価格:¥ 700 (税込)
出版:新潮社
カテゴリ:文庫
ページ:524頁
JAN:9784101370132
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で63898位
おすすめ度:
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2001年の各誌の総括書評の中で、評者は黒川博行の「国境」に興味を覚えた。おかしな大阪弁のコンビが北朝鮮へ行く話なのだが、朝鮮半島と中国の国境付近を題材にした秀作とのこと。北朝鮮の現状を舞台に織り込み、昨今話題の亡命問題以前に半島と大陸の国境問題を題材に取り込んだ話かどうかまでは、評者も知らない。ただ、何とはなしに興味を覚えた。そして、この大阪弁コンビの話としては、シリーズ二作目にあたるらしい。一作目が、本書「疫病神」である。評者が買ったのは、1997/3発行の単行本のほうであり、古書店で100円でゲットしたものである。ところが、以前にも書いたが、評者は買ってしまうと、手に入れてしまう...
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レビュー
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産廃にうごめく黒社会 Date:2010-01-02 おすすめ度 ![]() 週刊漫画雑誌に連載中に、より詳しく内容を知りたくて、この文庫本を買いました。 〔疫病神〕と聞くと、触りたくない神様の存在を感じ、誰のことを指してこの物語が成り立っているのか興味が湧きました。 現代の日本に於ける建築時に排出される産業廃棄物(産廃)。いわゆるゴミです。 燃やすこともリサイクルすることもできない産廃は、埋め立てます。 その為の“埋め立て地”にうごめく関係者たち。 土地所有者、管理団体、市議会議員、ゼネコン、産業廃棄物業者、不動産屋、解体業者、コンサルタントそしてヤクザ(黒社会)。 何が正しくて、何をねじ曲げるのか? 誰が正しくて、誰が裏で糸を引いているのか? 利権、リベートの裏に必ず顔をのぞかせる黒社会の人々と、そこに巻き込まれた建築コンサルタントの必死の逆転劇です。 |
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漫画化 Date:2009-06-07 おすすめ度 ![]() この面白い小説が漫画化されましたね! 二宮&桑原の印象がだいぶ私のイメージと違うので戸惑ってしまいましたが、漫画を読み始めて興味をもたれた方には、是非とも小説を一読して黒川ワールドを堪能して下さい。 |
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おもいきり笑った後は、もれなく産廃に詳しい人になれるおまけつき(笑 Date:2009-01-29 おすすめ度 ![]() 自称コンサルタントの二宮くんと、暴力団二蝶会の桑原くんのコンビが、 産業廃棄物処理場をめぐって、 とにかく、ひどい目に合いまくるお話(笑 もう、この桑原くんがいい味出してて。 説明するより、 是非に読んでください♪としか言えないな。 あ、おもいきり笑った後は、もれなく産廃に詳しい人になれるという、 おまけつきです(笑 しかし、どっちがどっちの疫病神なのでしょう? ******* 昔昔、産廃処理場の企画立ち上げて、横からかっさらわれて、 死んじゃった知り合いがおります。 そういう意味でも感慨深かったです。 |
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ワルばっかり Date:2008-09-20 おすすめ度 ![]() 建設コンサルタント二宮とヤクザ桑原のコンビのシリーズで今回は産業廃棄物の処分地を求めてワル同士が揉める揉める。最後には大手ゼネコンが黒幕として出てくる始末。 欲に目がくらんだ人間を描写し、想像を超えたカラクリが炙り出されるのであれば、主人公がコンサルタントでも、刑事でも面白いはずだが、『疫病神』に登場する人間は端から端まで欲の塊なので、『実録、日本のヤクザ』『産廃産業の闇』なんて感じの本(あるかどうかは知りませんが)を読んでいる気分になり、少し滅入る。 同じ、二宮・桑原のコンビでも北朝鮮を舞台にした『国境』は非常に面白かった。このコンビのシリーズのおもしろさは大阪弁によるユーモアや、主人公のワルさ度合いと矜持のバランスにあるが、『国境』のように扱うテーマが斬新であれば申し分ない。本書のように、ヤクザ同士の抗争の上にもっと悪いゼネコンがいたってのは、想像の範囲といえば想像の範囲だ。星3つ。 |
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掛け値なしの Date:2006-10-25 おすすめ度 ![]() 黒川作品の中でも出色の一冊。全体の構成、舞台設定もしっかりしているが何よりも登場人物が秀逸。後の「国境」も含め上質軽妙なエンターテイメント。傑作。 |


