ローマ人の物語 (7) 悪名高き皇帝たち

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マーケットプレイス価格:¥ 2,980 (税込)

出版:新潮社
カテゴリ:単行本
ページ:507頁
JAN:9784103096160
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エディターレビュー
晩年孤島に隠棲し恐怖政治を行いながら放埓な生活を送ったといわれる第二代皇帝ティベリウス、歴代皇帝の中でも暴君として随一の知名度を誇るネロ(第五代)とカリグラ(第三代)、口下手でなりゆきまかせの性質があり、若い奔放な前妻にふりまわされ後妻(ネロの母)に毒殺されたクラウディウス(第四代)の4人の“悪名高い”皇帝の治世を描く。 目だった業績がないといわれ、むしろ悪く描かれることが少なくないティベリウスとクラウディウス、後世にその性癖や行動がスキャンダラスで畸形的に描かれるカリグラとネロ、本書で著者はこれらの皇帝たちの再評価を試みている。特にティベリウスについては晩年のカプリ島隠棲後の悪評は根拠がないと喝破し、カエサル、アウグストゥスの後を継ぎ、帝国の礎を築き覇権を軌道に乗せたという点でその内政・軍事・外交といった面での手腕を高く評価する。 著者の文章は、彼らの治世を様様な要素、政策とその結果、影響、外部環境、とひとつひとつ事細かに解きほぐしていく。後世の偏見や一面的な見方に惑わされず、複眼的な視点を忘れないその姿勢、論理的な筆の運びは見事としかいいようがない。史書を読み解き、推論し、平明な言葉でつづっていく。決して筆を急がず、かといって単調な一本調子でもない文章は読みにくさとも無縁。 この巻においても著者は、後の五賢帝時代の歴史家タキトゥスを高く評価し、彼の著作から引用するところが少なくないのだが、タキトゥスと見解を異にする部分などはきちんとその論拠を明らかにしていく。
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