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権力の道化

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出版:新潮社
カテゴリ:単行本
ページ:253頁
JAN:9784104253067
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で262915位
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レビュー
個人攻撃によって道路から目をそらされる Date:2007-09-05
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櫻井よしこがすぐれたジャーナリストであるのはまちがいないだろう.しかし,この本では私怨に目をくもらされているとおもわざるをえない.猪瀬直樹の強引さは猪瀬の著書を読んでもあきらかだし,櫻井に対して攻撃的だったこともたしかだろう.しかし,猪瀬が「名誉欲」で民営化委員をしていたというような記述には根拠がなく,生産的とはおもえない個人攻撃がくりかえされている.猪瀬の個人攻撃をするのでなく,どのように民営化がだめにされていったのかを冷徹にとらえれば,もっと価値ある本になったのではないだろうか.

追記: この本だけで猪瀬という人物を判断するのは危険だろう.猪瀬の著書「道路の権力」のほうが迫力があることはまちがいない.
うーむ Date:2007-08-30
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あまりに低いレベルの議論なので驚いた。
この人、本当にちゃんと勉強しているのだろうか。
自分に都合の良い形で、政治的事象を捻じ曲げる。
客観性という姿勢に無縁だが、これでは研究者になれないわけだ。
こんな愚作に時間を使うヒマがあるなら、ちゃんとした大学教授
の研究者が書いた本を読む方がはるかに生産的だろう。
猪瀬直樹副知事の正体見たり Date:2007-08-12
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猪瀬直樹が東京都副知事に就任。

このニュースをみるなり本書の存在に気がついた。そして読んでみた。
猪瀬直樹がいかに疑似権力批判者で内心は大臣病患者にすぎないことがひとつひとつ事実を追いかけて述べられている。

全くとんでもないところでエレベータを下りたとたんに偶然出会ったり。
内容はじつに生々しい。

もっとも本書の主題は「小泉ニセ改革」にある。
これを担いでいるのが猪瀬直樹ということ。

だとすれば。
彼を副知事に起用した石原知事とは何者か?
ということになる。

外面の威勢の良さとは裏腹に。
石原知事こそ既得権の擁護の元凶である。

首都移転に真っ先に反対したのは彼だった。
要は短期的な既得権の擁護派の味方が石原知事だ。
災害に弱く危険きわまりないこの東京をさらに危険の集中する「地獄」へまっしぐら。

関東大震災。東京大空襲。
地獄を何度見れば気が済むのか。

首都は移転し、東京は経済と文化の街で十分ではないか。
命あってのものなのだ。

都民の命よりも自分の権力の誇示に熱心では困る。
櫻井さんの出番では。いかがでしょう?

話しを本書にもどそう。

本書の主題は小泉改革。
小泉さんも見かけの威勢の良さでは他に負けない。
その内実をえぐる作業は残念ながらマスメディアには期待できない。
フリーのジャーナリストの役割は大きいのである。
官僚=旧・日本軍! Date:2006-12-29
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 「旧・日本軍が現代に蘇る!!」って感じですね。
 日本人はどうも何時の世も「誰かを頼る」癖が有るみたい。頼る事を「恥」と思っていない。
 本来は頼らなくても済むようにすべきなのだが,日本人はこの「主権意識」がとても希薄だ。「主権!主権!」と騒ぐくせに,その一方でその主権を他人に放り投げるのだ(肝心な判断を他人に委ねる)。
 それはともかく櫻井さんの取材は綿密です。頭下がります。
 日本という国は今,役人の言いなりになってる!言いも悪いも考えず「行政指導」とか何とかに従っている。これはちょうど昔「軍人さんに任せていれば全て上手くいく」と思っていた日本人と同じではないか。その行き着く果ては,アノ古今未曾有の大敗北ではないか。何でもかんでも役人の言うとおりにするのは極めて危ない。正しく「旧日本軍の再来!」だ。
偽りのノンフィクション作家 Date:2005-12-14
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名指しでここまで批判されながら、論理的な反論もできずに逃げたままの猪瀬は、言論人としてはすでに死に体であるが、金と名声のために手段を選ばぬ「権力の道化」としてはまだまだ健在、あちこちにその渋面を出しては「改革派」気取りで空虚な台詞を口にしている。テレビや大新聞も揃って小泉という「アメリカの道化」の道化となり果てたこの国のこの状況下では、このことに不思議はない。しかし、卑怯者の巣窟のような有様のこの国にもまだ櫻井氏のような信念の人がおり、積極的に言論活動を続けておられ、また活動の場が提供され続けていることを思えば、まだまだ捨てたものではないという気も同時にする。猪瀬の詐術について興味のある方は『偽りのノンフィクション作家 猪瀬直樹の肖像』という林洋氏の力作も合わせ読まれたし。
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