重力ピエロ
価格:¥ 1,575 (税込)
出版:新潮社
カテゴリ:単行本
ページ:337頁
JAN:9784104596010
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で20057位
おすすめ度:
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伊坂の本はやはりおもしろい。 不条理感というのだろうか、たまらないなあとおもう。 ほかの本もよみたい。 重力ピエロ伊坂 幸太郎 / 新潮社スコア:
重力ピエロ伊坂 幸太郎 / 新潮社 弟は母がレイプされて生まれたという設定の異父兄弟と、そんな兄弟を愛する父親が放火犯の法則を見出すことに夢中になる物語。ドライな質感の不思議な印象を受ける。重要なことは軽く告白する、という作法が守られており、複雑な関係が上手く循環しているのはそのせいだろうか。複雑な兄弟を平等に愛する父親に、ちょっと感動。 DNAの話など、伊坂さんの博識ぶりが随所に感じられた。 (2003年読了本より) 押していただけると嬉しいです♪
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携帯からの更新ですよ。 実家にいると好きな時に本を図書館に行って借りれる状況になるから必然的に本も沢山読む。(といっても1日一冊が限度だけど・・・) 重力ピエロ 伊坂 幸太郎 / / 新潮社 この本を知った経緯がいまいちあやふや。ダ・ウ゛ィンチみたいな雑誌で知ったのか、友達から伊坂作品でこれは面白かったと聞いたのか。 「アヒルと鴨のコインロッカー」を読んだ時、次に「重力ピエロ」読もう!って思っていたから、これが面白かったら、絶対に伊坂幸太郎にハマる!!って思っていたんだけど・・・ 伊坂作品にハマるは、私! 理由はおいおい話すとしてね。 ...
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エディターレビュー
半分しか血のつながりがない「私」と、弟の「春」。春は、私の母親がレイプされたときに身ごもった子である。ある日、出生前診断などの遺伝子技術を扱う私の勤め先が、何者かに放火される。町のあちこちに描かれた落書き消しを専門に請け負っている春は、現場近くに、スプレーによるグラフィティーアートが残されていることに気づく。連続放火事件と謎の落書き、レイプという憎むべき犯罪を肯定しなければ、自分が存在しない、という矛盾を抱えた春の危うさは、やがて交錯し…。
著者は、新潮ミステリー倶楽部賞受賞作『オーデュボンの祈り』で言葉を話すカカシを登場させ、『陽気なギャングが地球を回す』では、特殊能力を持ったギャング団一味を軽妙なタッチで描いてみせた伊坂幸太郎。奇想天外なキャラクターを、巧みなストーリーテリングで破綻なく引っ張っていく手法は、著者の得意とするところである。本書もまた、春という魅力的な人物を縦横に活躍させながら、既存のミステリーの枠にとらわれない、不思議な余韻を残す作品となっている。
伊坂流「罪と罰」ともいえる本書は、背後に重いテーマをはらみながらも、一貫して前向きで、明るい。そこには、空中ブランコを飛ぶピエロが、一瞬だけ重力を忘れることができるように、いかに困難なことであっても必ず飛び越えることができる、という著者の信念が感じられる。とくに、癌(がん)に冒されながらも、最後まで春を我が子として支援する父親の存在が、力強い。春が選んだ結末には賛否両論があるに違いないが、「本当に深刻なことは陽気に伝えるべきなんだよ」と春に語らせた著者のもくろみが成功していることは、すがすがしい読後感が証明している。(中島正敏)
レビュー
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狙った軽さをどう評価するか。 Date:2010-01-14 おすすめ度 ![]() 重いテーマを軽妙な文体でスルスルと進めてしまう著者の文筆家としての力量は素晴らしいと思う。 「深刻なことは陽気に伝えるべき」と何度も繰り返すレトリックはこの小説の文体自体にも表したのは疑いようもないのだろう。 これで登場人物の作りこみをもっと掘り下げていればかなりの秀作になったかもしれないが、残念ながらそこが軽薄でテーマが重くとも物語自体がうすっぺらい印象を読者に与えてしまう。「家族」というテーマは充分納得させるだけの物を提供してくれたが惜しいかな登場人物のほとんどに魅力を感じない。 決めの文章は練りに練ったのだろうと思われるだけに惜しい作品。 著者の構想の範囲内で登場人物を小さくまとめようとしているきらいが見え隠れしてしまうが、今後改善されるようであれば大きく花開く可能性を感じました。 |
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この本を読んでも救われない Date:2010-01-02 おすすめ度 ![]() プロットは確かに巧みと言えます。情報収集もちゃんとできてます。文章センスもそれなりにあると思います。 でも、私はこの本で救われた気持ちになったとは到底言えません。むしろがっかりしました。 こういう、勧善懲悪の話は、その素朴さにおいて価値はあると思うけど(だから古典的な小説の中の話としたら納得できます)、現代の人間を根底的に救ってくれる価値はないと思います。 ある程度人生を生きてきた人間ならそのことは分かるんじゃないでしょうか。これは「違う」と思うのです。 誰だって、自分の悪さを自覚して生きるものでしょう。それが分かっていれば、悪いやつは殺せなんてそうそう安易に言えないはずです。 もちろん、この作者だってそのことは分かってるはずです。でもこの作品からは文学的に人を救う深さはどうも感じられません。 人間としての複雑さを何とかしてほしくて読んでも、この小説では無理です。 星二つつけたのは、娯楽もしくはミステリーとしては読めるからです。 |
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ジャンルにとらわれない小説 Date:2009-10-29 おすすめ度 ![]() 推理小説として読むなら意外性はなく軽いし、ドラマという程重くもない。 新しい感覚の小説だと思いました。 時々ドキっとさせるようなセリフ、遺伝子に関する専門的な知識も本の中では割と 軽快に語られていて読みやすかったと思います。 なんといっても登場人物に好感が持てました。 「深刻なことは陽気に伝えるべき。」というセリフがありましたが、 それがこの小説のテーマの一つではないでしょうか。 母親のレイプやガンの父親、複雑な弟、全てが重いのに、 軽く読めてしまうのは、伊坂さんの才能のせいでしょう。 |
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おもい Date:2009-09-23 おすすめ度 ![]() これまでの作者は、心地よい会話の中に社会的メッセージを込めるのが作風であり、長所でもあったと思う。 この作品では、社会性を前面に押し出している。 レイプによって人生を変えられてしまった家族の物語。 よく兄弟の物語と紹介されるが、私は家族の物語だと思った。 今までの作品のような軽い感じのお話を期待していると、読みにくいと感じるかもしれない。 どちらかと言えば、私もそう感じてしまった。 ただミステリーとしてよくできているし、レイプ・遺伝子などの社会的テーマを扱っている分、最後の感動も大きい。 個人的には、この作品の核となるのは父親だと思う。 父親の最後の一言には感動した。 ここでの感動を生み出すために、この作品は創られたのだと思う。 それでもこれを集大成というのは違和感がある。 むしろ(この時点では)新しい試みだったのではないか。 今までポップなものが多かったが、今回は本格派だ。 たしかに面白い。 さまざまな物語が交錯し、最後にはつながる手法にはいつもながら興奮させられる。 だが、私は伊坂さんの作品はもっと手軽であってほしい、というと失礼だろうか。 この作品は文庫になっています。 重力ピエロ (新潮文庫) |
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登場人物が魅力的 Date:2009-06-10 おすすめ度 ![]() ちゃんと繋がっていはいるけど、どこかショートショートちっくな話の繋がりで、 どういう結論に繋がっていくか、最初見えないまま手探りで読んでいたのですが、 泉水と春の最強兄弟コンビの繋がりが素敵でした。 泉水は弟思いの、いいにーちゃんです! この普通のにーちゃんの目から見ると、弟の春は、ちょっとというか、かなり エキセントリックなところもあるけど、筋が通っているので許せます。 美形だというのもポイント高いです(笑)。 兄弟のお父さんも素晴らしい人で、こんな人が父親だったらいいなぁ等と思いました。 ストーカーさんも探偵さんもいい味出してます! 最後がどうなるか明確には分からないけど、これをよしとするか否かは、 罪と罰についての個人の考え方によるのではないでしょうか。 私は殺し屋みたいなおじさんのところに行った事でよしとしますね。 キャラクターが重要と考える方には問題なくお勧めします! 曖昧さは絶対駄目という方には余りお勧めできません。 |


