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ロリヰタ。

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出版:新潮社
カテゴリ:単行本
ページ:232頁
JAN:9784104660018
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で427587位
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 ◎◎「ロリヰタ」 嶽本野ばら 新潮文庫 420円 2004/1 [ 「本のことども」by聖月 ] at 2009-09-18 11:30:11
 嶽本野ばら作品については、なんとなく自分に合いそうにないかな?なんて勝手に思い込んでいた節があり(節がありなんて自分で言うのもなんだけど(笑))、それでも最近になって、やっぱ『下妻物語』が気になっていたことなんかを思い出して、それでもって読んだら面白かったわけで、下妻続編もそれなりに面白かったわけで、なんで面白いと感じるのかというと、設定も面白いんだけど、やっぱ繰り出す文章が上手いわけで、ロリータカリスマ作家なんて呼ばれるけど、文章とってもお上手じゃん、などということが、最近になっての嶽本野ばらに対する、所謂、いい印象だったことどもの評者なのである。  で、下妻巻末の著者の略歴を...
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レビュー
ゆるぎない心、通い合う心 Date:2007-03-26
おすすめ度
主人公(まるで野ばらさん!)の心の軸がぶれないことにとても感動しました。他人にどう思われるのか、ではなく、自分はどうしたいのか。私達は日常の生活で自分がどうしたいのか、ではなく他人にどう思われるのか、で行動を決めてしまうことってありますよね。でも、このお話は今日は昨日より、明日は今日より、少しだけ、自分の為に自分を生きていく勇気をくれます。そして、一度読んだ方はもう一度、いや、何度でも読んでみて欲しいのです。本は、一度読んでしまうとそれっきりになることも多いと思いますが、このお話はちょっと違います。一度読んでお話を把握した後でもう一度読んでみて欲しいのです。私は主人公たちが最初のメールのやり取りをする場面以降、泣きながら読みました。きっと人と人の、心が通った感動をたっぷりと味わえると思います。
Date:2006-11-15
おすすめ度
携帯のメールを通じてでも充分に伝わり合う、作家と少女の恋。本来であれば生身の姿をもってでしか恋愛は成立しないと思われがちだろうが、この作品に描かれているメールのやりとり、それに付随する二人の想いは恐ろしく純粋で何者にも侵されがたい「恋愛」の力が宿っている。たとえ「ロリータ」と世に糾弾されるようなものであっても、嶽本氏は決して偽りを書くことはせず、常に心の中にある真の部分を書く。
同時収録されている「ハネ」に関しても然りである。こちらはある意味、一方通行の恋を描いたものとも言えるが、ヒロインの中に流れる「信じたものを譲らない」姿勢。
これらは嶽本氏自身が作家として、さらには一人の人間として持つ信条である。一貫された美学。それこそがまさに嶽本野ばらという人の「核」を成すものであるのだ。
言葉は万能ではないけれど… Date:2005-10-17
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愛しているならば仕方のないこと。
問題がないわけではないし
それについて考えていないわけではない。
どう表現したくてもそれを正確には世に届けられない現実…

そんな現実と愛を生きることを見させてくれる物語

恋愛の最終形態 Date:2004-09-03
おすすめ度
この著者は常に恋愛の最終形態を呼びかけてくる。
それを気にせずにはいられなくなる。

モデルと作家それぞれ一般にはあまりなじみのない世界で
何が起きているか、それをとても身近に共感のわく形で
収めきったとも言える作品

いわゆる誰もが持つ、または持っていた乙女の群像を常に描き
人間の両面を常に描きながら、それに失望は決して与えない。

真実を伝えるだけの文字と、それを捻じ曲げる人間と、
世間からは決してよくは思われない恋愛の形も・・・
常にあるテーマを消化しながら
この本はつたえる。
表題作で友愛と恋愛とをもうひとつの「ハネ」で理想化された恋をもって
愛の最終形態へのあしがかりを

スキャンダラス☆ Date:2004-07-09
おすすめ度
 主人公があまりにも野ばらさんと似過ぎていて、どこまでが実話でどこまでがフィクションなのかな…とドキドキしながら読んでしまいました。野ばらさん自身も「この作品では、主人公を『獄本野ばら』としか限定できないように描いた」というようなことを語っているいわば確信犯的な小説です。

 タイトルの「ロリヰタ」は、ファッションのロリータと少女愛のロリータ両方の意味があります。「下妻物語」くらいから、物語にエンターテイメント的な要素が多分に取り入れられていますが、「魂の双子を探し求める」という当初からのテーマは失われてはいません。

 同時収録の「ハネ」は短くて、男の子の人物像が掴みきれなかったのが残念ですが、やっぱり野ばらさんは常にマイノリティの心を掬い上げるために小説をかいているんだなぁ・・・ということがうかがいしれる内容でした。

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