ばかもの
価格:¥ 1,365 (税込)
出版:新潮社
カテゴリ:単行本
ページ:172頁
JAN:9784104669035
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で130154位
おすすめ度:
[ Amazonの詳細ページへ ]
出版:新潮社
カテゴリ:単行本
ページ:172頁
JAN:9784104669035
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で130154位
おすすめ度:

[ Amazonの詳細ページへ ]
トラックバックリスト
最近、会う人会う人、同じことを訊いてくる。どうされました?・・・ なぜかというと、最近の評者、マスクをしているからである。で、こういう風に答える・・・“流行りだから”・・・すると相手はこう返してくる。“鹿児島ではまだみたいですけど、本当に今回の豚インフルエンザは・・・”そこで評者はこう切り返す。“いや、その流行りじゃなくて、東京や大阪で流行っているファッションだから。いわゆるモードだから。つまり都会のファッションの先取りっていうか・・・”嘘である。 しかし、マスクをしているっていうのは本当である。実は先週末、東京出張を終えて夜遅くに自宅へ帰ってきたら、無茶苦茶暑かったの...
この書籍を買った人はこんな書籍も買っています
レビュー
|
この結末はどこかで……? Date:2009-09-11 おすすめ度 ![]() どんどん堕ちていく男女――ダークなものはダークに、汚いものは汚く、真摯に真正面から描く姿勢が好きだったが、この結末のありようは似てはいないか、「海の仙人」に……。最近、似た話が続いている気がする。昔のような、すっと突き抜けたところがほしかった。 |
|
涙腺の硬い私が・・・ Date:2009-05-28 おすすめ度 ![]() ふだん、小説で涙など出たことがないし、 恋愛小説は好きではないのに・・・ すっかりやられてしまいました。 奇跡的に美しい小説だと思いました。 あとギョーザが食べたくなりました。 |
|
アル中の話ですね Date:2009-05-12 おすすめ度 ![]() アルコール依存症をモチーフにしているが、その点はよく書かれていると思う。 話も悪くない。 しかし、この作家からは他作品においても山本文緒の影響を色濃く感じるのだが、 どうも二番煎じというか、荒いというか、同じ系統読むなら、山本文緒のほうが数段上って思ってしまうのは、わたしだけなのだろうか・・・・。 |
|
男の閉塞感と性愛を見事に表現! Date:2009-04-10 おすすめ度 ![]() 絲山作品は何を表現しようとしているのだろうか?主人公は、地方の無名大学の授業をサボリ、スーパーのアルバイト先で逆ナンされた年上女のアパートに転がり込み、王将の餃子弁当を頬張り、ひたすらセックスに励むという自堕落な生活を送る。 絲山作品は、しばしばプロレタリア文学と称されるが、そうなのだろうか?ヒデは女に捨てられた後、アル中になり、会社をクビになりと人生を凄まじい勢いで転落していく。身から出た錆と言えばそれまでだが、ヒデには転落している感覚はない。気がついたら底に落ちていたのだ。 派遣切りや格差社会といった時代の閉塞感は確かにある。でも、絲山作品が描くのは、そんな社会の問題ではない。そこには、働くことにも心底興味がもてない、家庭をもつことにも関心がない、食べること、セックスをすることは気持ちが良いが、体の中に行き場のない思いが澱のように溜まってぶつけることができない、といった等身大の若者の閉塞感が実にリアルに描かれている。 そんな若者を温かい目で見守る人たちがいてエンディングも悪くない。幸福とは男女が精神的に理解し合って得られるものではなく、社会的欲望を放棄した男女が慎ましやかな生活の中で肉体的に結びつくことなのかと考えさせられる。間違いなく会心の作品です。 |
|
気まぐれに、別れが降ってくる。 Date:2009-03-11 おすすめ度 ![]() 確かに期待はしてましたけどね。 はじめは滑稽さで、ぐっとつかまれて、そこから最初の別れまでは奇をてらったような印象もあったけど、結局文章の持つスピード感でぐんぐん引っぱられました。このテンポだって、十分作為的なのに。 俺なんかがこんなこと言ってもバカにされるだけだろうけど、中盤の、街が、それから自分が乖離していくとこの描写とか、「神がかってる」ってのはこういうこと言うんじゃないのかな。もうね、映像として迫ってくる文章。この表現力。どっぷり引き込まれて、物語しか見えなくなって、気がついたら読み終えていて、そんですぐにレビュー書いてる、みたいな。 読んでいても、泣いていいんだか笑っていいんだか、とにかく体が震えるし。 テクニックだけでここまで書けるとしたら、文学ってエグいなあと思う。才能って残酷だと。フェアじゃない。どういうフェアか、よくわからんけどさ。参考文献だってさ、もっと読めよなって思う。 で、しばらくして冷静に考えてみても、今年はじまったばっかで、もうこれに勝る作品があるとは思えない、2009年のマイベスト小説。 |



