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センス・オブ・ワンダー

原著 Rachel L. Carson , 翻訳 上遠 恵子
価格:¥ 1,470 (税込)
出版:新潮社
カテゴリ:単行本
ページ:60頁
JAN:9784105197025
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 『センス・オブ・ワンダー』(レイチェル・カーソン著・上遠恵子訳・新潮社)を読了した [ 畝源 The ブログ ] at 2006-09-24 07:16:54
 レイチェル・カーソンといえば皆さんが思い浮かべるのは『沈黙の春』ではないでしょうか。逆にレイチェル・カーソンという著者の名を知らなくても、『沈黙の春』という本の名だけは聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。化学薬品による環境汚染にいち早く警鐘を鳴らし、アメリカで発売当時一大センセーショナルを巻き起こし、ベストセラーになったと聞いています。  私も、高校生の頃、読んで衝撃を受けた者です。最初は、訳文のため少しとっつきにくいところもありましたが、最後まで読んで以来、自然破壊・環境破壊には強く反発し、こういう問題に興味を持ち続けています。    その『沈黙の春』は、私が...
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エディターレビュー
   化学薬品による環境汚染にいち早く警鐘を鳴らした書として、いまも多くの人々に読み継がれている名著がある。『沈黙の春』だ。その著者レイチェル・カーソンの遺作として、彼女の友人たちによって出版されたのが本書である。

   本書で描かれているのは、レイチェルが毎年、夏の数か月を過ごしたメーン州の海岸と森である。その美しい海岸と森を、彼女は彼女の姪の息子である幼いロジャーと探索し、雨を吸い込んだ地衣類の感触を楽しみ、星空を眺め、鳥の声や風の音に耳をすませた。その情景とそれら自然にふれたロジャーの反応を、詩情豊かな筆致でつづっている。鳥の渡りや潮の満ち干、春を待つ固いつぼみが持つ美と神秘、そして、自然が繰り返すリフレインが、いかに私たちを癒してくれるのかを、レイチェルは静かにやさしく語りかけている。

   そして、レイチェルが最も伝えたかったのは、すべての子どもが生まれながらに持っている「センス・オブ・ワンダー」、つまり「神秘さや不思議さに目を見はる感性」を、いつまでも失わないでほしいという願いだった。そのために必要なことは、「わたしたちが住んでいる世界のよろこび、感激、神秘などを子どもといっしょに再発見し、感動を分かち合ってくれる大人が、すくなくともひとり、そばにいる」ことだという。本文中に挿入されているメーン州の海辺、森、植物などをとらえた写真も美しい。『沈黙の春』と同様、読者の魂を揺さぶらずにはおかない1冊である。(清水英孝)

レビュー
五感をめぐらし、自然を身体で受け止める。 Date:2010-01-07
おすすめ度
「センス・オブ・ワンダー」の題名だけは知っていたが、読んだことはなかった。
自然体験活動の資料として、「復刻版 自然の観察」を購入して読み始めた時に、「センス・オブ・ワンダー」の書名を眼にした。自然を身体で感じると言う視点で、この二つの書物は相通じるものがある。
五感をめぐらし、自然を身体で受け止める。今の子どもたちに必要なことだ。
ごく身近なところから、観察を始める。そこから行動は広がっていく。教えることではなく、子ども達自身の感覚にまかせることの大切さを知った。
「センス・オブ・ワンダー」は、自分の鈍った五感を呼び覚ましてくれた。折に触れ、手にとって見ることになるだろう。
子供の頃の純粋さを思い出す。 Date:2009-10-08
おすすめ度
本というより詩の様な美しさを感じました。

大人になるにつけて忘れてしまう、純粋さを思い出させてくれました。

読み終えて、公園に行ってささやかに自然と戯れたいと思いました。
ぜひ背景を知ってから読んで欲しい Date:2009-09-28
おすすめ度
この本の本文パートはたくさんの写真のページを含めて50ページ強で、数十分もあればあっという間に読めてしまう量であり、
その内容はレイチェル・カーソンが甥のロジャーと一緒に海辺や森を探検した経験を綴ったものである。

それだけと言えば本当にそれだけのものなのであるが、なぜこの本が多くの人に感動を与えるのかを知るには
この本が書かれた背景を知る必要がある。

詩情豊かな文章で数な数々のベストセラーを著し、「沈黙の春」では地球環境破壊への警鐘を鳴らしたレイチェル・カーソン。

彼女は「沈黙の春」を執筆中にガンにおかされながら完成に至った。

余命幾ばくもないことを知った彼女が、最後の仕事として選んだのがこの「センス・オブ・ワンダー」である。

本書に登場する甥のロジャーは5歳のときに母親を失い、レイチェルが引き取って育てていた。

「センス・オブ・ワンダー」は残念ながらレイチェルが生きている間に発刊されなかったが、
ここには彼女の信念とロジャーへの深い愛が込められている。

そんなことを思いながら一つ一つの文章を読み返してみると、たった50ページの本がとても深くて豊かな内容に感じられる。

わたしたちも死ぬまで「地球の美しさ不思議さに驚嘆する感性〜センス・オブ・ワンダー」を失わずに生き続けたいものだ。
本書は、書物というより詩集に近い Date:2009-05-27
おすすめ度
 本書は、書物というより詩集に近い。「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性」ということだが、昔々自分の勉強部屋に貼ってあったポスターのキャッチコピーが、「大人になるとだんだん感性がにぶってしまう」だったことを思い出したり、大人になってスキー場でふとスキー服に付いた雪が、「とてもきれいな雪の結晶」で感動したことも思い出した。

 筆者は、「沈黙の春」を執筆中にガンにおかされたが1962年に完成させる。筆者は、これを書き終えた時、自分に残された時間がそれほど長くないことを知っており、最後の仕事として本書「センス・オブ・ワンダー」に手を加えはじめた。しかし、彼女は1964年4月14日に56歳の生涯を閉じる。友人たちは、彼女の夢を果たすべく原稿を整え写真を入れて、1年後に一冊の本として出版した経緯がある。
地球の美しさを感じる余裕。 Date:2009-05-01
おすすめ度
自然界を探検することの中に、永続的で意義深い何かがある。地球の美しさと神秘を感じ取れる人は、人生に飽きて疲れたり、孤独にさいなまれるとこは決してないでしょう。地球の美しさについて深く思いをめぐらせる人は、生命の終わりの瞬間まで、生き生きとした精神力をもちつづけることができるでしょう。

そのことについて今一度考えてみよう。

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