サンティアゴ巡礼の道 (とんぼの本)
価格:¥ 1,260 (税込)
出版:新潮社
カテゴリ:単行本
ページ:125頁
JAN:9784106020926
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で269320位
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エディターレビュー
イベリア半島の西のはずれにあるスペインの都市、サンティアゴ・デ・コンポステラ。この都市はキリストの十二使徒のひとり聖ヤコブ(スペイン語でサンティアゴ)の墓が9世紀初めに発見されて以来、エルサレム、ローマと並ぶキリスト教の3大聖地に数えられており、現在も多くのキリスト教徒が巡礼している。
本書では、巡礼路一番の難所ピレネーからパンプローナ、レオンといった都市や、今では修道院のみが残る小さな村など、サンティアゴへの巡礼の道をたどりながら、巡礼者の心を和ませる魅力的なスポットを美しい写真とともに紹介。巡礼の飲と食やふたつの祝祭についても取り上げる。
さらに、巡礼路に魅せられた著名人の話も収録する。檀ふみは、『星の巡礼』、『アルケミスト』で知られるパウロ・コエーリョの案内でサンティアゴ巡礼の道をたどる。また、文化庁の在外研修員としてスペインに赴いてから巡礼の道にとりつかれ、「巡礼の道絵巻」を描き上げた真鍮鍛造の彫刻家、池田宗弘も登場。10年ぶりに巡礼の道を歩き、かつて世話になった人たちとの再会を果たす。美術史家の五十嵐美鳥は、道中にある美しい教会や修道院にふれながらスペイン美術史、ロマネスク美術をひも解いていく。
聖地巡礼は12世紀に最盛期を迎え、その数は年間50万人を数えたという。現在、巡礼路は自動車道路で寸断され、巡礼を取り巻く環境はずいぶん変化した。しかし、巡礼者たちが聖地を慕うその思いの強さは中世の人たちと何ら変わらない。(石井和人)

