企業分析入門 第2版
翻訳 斎藤 静樹
, 翻訳 筒井 知彦
, 翻訳 川本 淳
, 翻訳 八重倉 孝
, 翻訳 亀坂 安紀子
価格:¥ 5,040 (税込)
出版:東京大学出版会
カテゴリ:単行本
ページ:640頁
JAN:9784130421126
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で80548位
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エディターレビュー
財務分析のハウツーを、ひと目で読者に理解させようと意図した本は多い。けれども実際に年次報告書を用いて企業評価を行う際に、そうした入門書から得られる知識だけでは、歯が立たなかった経験を持つ人も少なくないだろう。
国際企業の年次報告書には、圧倒的な量のフットノートが含まれる。そうしたディスクロージャー・パッケージから必要な情報を採取し、企業のメッセージを読み取ることは容易ではない。割引キャッシュフロー・モデルを提示し、財務分析にとどまらず経営戦略の視点まで織り込んだ本書は、コンベンショナルな比率分析を超えて、将来指向的な企業分析にまで、スポットを当てている。
本書は全17章、序論は「分析と評価のフレームワーク」の考察から始まり、第2部の「分析の道具」、第3部の「分析の応用」というテーマが、各章に振り分けられ詳説されている。原書は気鋭の会計学者3名の執筆によるもので、1996年の初版刊行以来、学会からはメダルを授与され、すでにこの分野の「事実上標準」と呼べるテキストになった。
「財務諸表を使ったビジネス分析とバリュエーション」という原題のもと、最新の研究成果を反映したこの第2版では、会計的なアプローチを補って、新たに5つの章が加えられた。初版から引き継がれたハーバード・ビジネススクールのケースに加え、実在企業の最新のケーススタディが収められていて興味深い。邦訳は複数の大学教員により分担され、斎藤静樹東大教授の監修を受けており、緻密なものだ。
タイトルにこそ入門とあるが、原書は1000ページ以上の大著であり、邦訳も600ページを超える。本書から最大限の成果を引き出すためには、あらかじめ財務や会計の知識を得ていたほうが良かろうが、いかにもアメリカのテキストらしい網羅性のゆえに、企業分析のフィールドに広くなじむための格好の1冊に仕上がっている。長く書棚に留め置かれ重宝されることは間違いない、本格派の読者のためのハードカバーだ。(任 彰)

