地図にない町 - ディック幻想短篇集 (ハヤカワ文庫 NV 122)

翻訳 仁賀 克雄
価格: (税込)
出版:早川書房
カテゴリ:文庫
ページ:280頁
JAN:9784150401221
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エディターレビュー
1976年にハヤカワ文庫から刊行された短編集で、1953年から1955年までの初期短編を収録。選、訳はいずれも仁賀克雄によるもの。「ディック幻想短篇集」というサブ・タイトルが付されており、その名の通り、SFというよりはレイ・ブラッドベリを思わせるダーク・ファンタジー的な作品を中心に収録している。特徴のある収録作の選択で価値の高い短編集。ハヤカワ文庫ではディックの作品はすべて「SF」シリーズで刊行されているが、本作のみは「NV」シリーズでの刊行。   ■The Little Movement おもちゃの戦争 1952 仁賀克雄・訳   ■Breakfast At Twilight 薄明の朝食 1954 仁賀克雄・訳   ■Out In The Garden レダと白鳥 1953 仁賀克雄・訳   ■Piper In The Woods 森の中の笛吹き 1953 仁賀克雄・訳   ■Beyond Lies The Wub 輪廻の豚 1952 仁賀克雄・訳   ■Psi-Man 超能力者 1955 仁賀克雄・訳   ■The Preserving Machine 名曲永久保存法 1953 仁賀克雄・訳   ■The Short Happy Life Of The Brown Oxford 万物賦活法 1954 仁賀克雄・訳   ■The Cookie Lady クッキーばあさん 1953 仁賀克雄・訳   ■The Builder あてのない船 1953 仁賀克雄・訳   ■The Impossible Planet ありえざる星 1953 仁賀克雄・訳   ■The Commuter 地図にない町 1953 仁賀克雄・訳 メイコン・ハイツまでの切符を買いに来た小男。だが、そんな名前の駅はどこにも存在しない。不思議に思った係員のペインは、自ら電車に乗ってみた。するとどうしたことか、電車は小男の言うとおり、49分走ったところでメイコン・ハイツに停車したのだ。そこには灰色の霞が漂っていた。メイコン・ハイツはかつて僅差で造成を否決された構想上のニュータウンだった。過去に何らかの改変が起こり、現在に影響を及ぼそうとしているのだ。タイム・パラドクスをいわば「こちら側」から見た作品と言えるかも。         フィリップ・K・ディック アメリカの作家。1928年生まれ。1952年に短編作家として出発し、その後長編を矢つぎばやに発表、「現代で最も重要なSF作家の一人」と呼ばれるまでになる。ゆるぎない日常社会への不信、崩壊してゆく現実感覚を一貫して描き続けた。代表作に『ユービック』『火星のタイム・スリップ』『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』『スキャナー・ダークリー』『ヴァリス』など。1982年歿。     アメリカのSF作家。1928年12月16日生まれ、1982年3月2日没。カリフォルニア大学バークレー校中退。 代表作に『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』『高い城の男』『ユービック』など。 自己同一性を問う形而上的なモチーフ、政府や巨大企業と対立する反権力的なストーリーが特徴。自身の神秘体験を反映した作品も多い。 死後、『ブレードランナー』を始め、多くの作品が映画化されている。
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