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宇宙を復号する―量子情報理論が解読する、宇宙という驚くべき暗号

翻訳 林 大
価格:¥ 2,310 (税込)
出版:早川書房
カテゴリ:単行本
ページ:357頁
JAN:9784152088598
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で215129位
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レビュー
良書です。 Date:2009-07-29
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『異端の数ゼロ』に次ぐC.サイフェの新著はエキサイティングでした。

シャノンの情報理論が、シュレディンガーの猫に審判を下す時が来たの
でしょうか。

結果は☆四つ。

7章(量子情報)では、放射性原子の核分裂を例にとって、重ね合わせ状態が
測定という情報移転によって収縮することで、核の崩壊を先延ばしにすることが
出来ると説明しています。しかしその後で、情報移転は、人間の観察がなくても
起こるためー測定が行われなければー自発的な収縮によって、核の崩壊が起こる
という記述となっています。

核が崩壊していない状態と、崩壊してしまった状態の重ね合わせが、測定なしに
自発的に収縮するのならば、人間がわざわざ測定などしなくても、核は永久に
崩壊しないことになってしまいますね。

これが6章(パラドックス)ならば、☆5つでしたが。


エベレットの多世界解釈については、コメントのしようがありませんが、
情報理論にコペンハーゲン解釈を乗り越える可能性を感じました。

一読を。
科学読み物では久々のヒット Date:2007-11-11
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大変面白かった。
科学的な解釈から、筆力まで素晴らしい。
特にエントロピーの説明が秀逸。
どっかのサイトで、だれかが書いていたように「多世界解釈」については今ひとつだが、後半の章もそれなりに刺激を受けるところも多く、それなりによい。
『異端の数ゼロ』も読んでみたくなった。
ポピュラー・サイエンスの良書 (ちょっとお値段高め) Date:2007-11-04
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最新の科学理論をわかりやすく、おもしろく解説する暇つぶしにもってこいの良書。

『異端の数0』で発揮された、最新の科学理論が構築されるまでの歴史的変遷やちょっとした
エピソードで、知らず知らずのうちに難解な理論がうっすら理解できるようになるという手法は、今回も健在。

電話回線にどれだけの情報を詰め込むことができるか?という疑問から宇宙を復号(理解)する一大理論に発展していく過程がオモチロイ。

ただし、後半にかけて消化不良を起こす可能性があるため、量子理論に関する若干の基礎知識を持っていることをお勧めします。(もちろん必須ではありませんが、スラスラ読めないと面白くないですし。さしあたって、サイモン・シンがお勧めです)

減点材料は、お値段の高さくらいです。
ポピュラー・サイエンスとしての中身は、満点。


情報理論と宇宙論・量子論の結合 Date:2007-10-24
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クロード・シャノンの情報理論を応用することによって相対性理論や量子論がわかりやすくなることを示した良書。ある程度の数学的基礎は必要なものの、シュレディンガーの思考実験「生きていて死んでいる猫」、アインシュタイン・ポドルスキー・ローゼンのパラドックスの意味が理解できた。

エベレットの他世界解釈に触れた最終章だけはもう一押し欲しい感あり。文中で幾度か言及されたセス・ロイドの仕事を紹介する『宇宙をプログラムする宇宙』が近刊とのことなので、今から楽しみである。

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