タペストリーホワイト
価格:¥ 1,350 (税込)
出版:文藝春秋
カテゴリ:単行本
JAN:9784163253909
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で433513位
おすすめ度:
[ Amazonの詳細ページへ ]
出版:文藝春秋
カテゴリ:単行本
JAN:9784163253909
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で433513位
おすすめ度:

[ Amazonの詳細ページへ ]
トラックバックリスト
昼食時に北京オリンピックの裏話などをワイドショーで見る中に キャロル・キングの久々の来日が報じられていました。 彼女の代表作「君の友達」は私にとって、確かコーヒーのCMで聞いたのが子どもの頃。 名古屋のゴスペル教室の最後のレッスンで、皆で歌った思い出の曲。 私よりお若い先生のほか、若い方は知らない歌でした。 私自身も、キャロル・キングは男性と思っていたのです。 賛美歌専門の合唱団のような名前だこと〜などと。 でも、手の届くところに、彼女のレコード「タペストリー」があったのです。 願い出れば、聴くために針を落としてもらうことができます。 それを無償に聴きたくなった...
昔読んだ太宰の本の中で、太宰はおおよそこんなことを書いていた。“小説なんて、1行の真実を書くために、100行の虚構で塗り固めるものだ”みたいな。 本書『タペストリーホワイト』の場合、3行で書ける粗筋を、10000行の思弁と哲学で埋め固めたような読後感である。書き出しの設定や背景から、この物語はどこへ進むのだろうと思い読み始めたのだが、結局は、“女性主人公の姉が○○して、数年後、彼女の彼氏もまた○○し、結局彼女が選択した虚無感からの脱出方法もまた○○というものだった”という粗筋=本筋が多くの言葉で埋め尽くされているのみなのである。物語は、どこへも進まないのである。 大崎善...
この書籍を買った人はこんな書籍も買っています
レビュー
|
中途半端に濃密か? Date:2008-02-05 おすすめ度 ![]() 「パイロット・フィッシュ」にノックアウトされたので、大変、期待して読みました。 感想は……今ひとつです。「パイロット・フィッシュ」に感じられた文体の透明感や、語られきらない物語の切なさが感じられませんでした。学生運動関連の話も、中途半端に濃密で、例えば、小池真理子さんのような迫力が感じられません……。大崎さんの文体と求めた世界の生臭い濃密さが齟齬をきたしているような感じでしょうか。 |
|
乾いた青春 Date:2007-09-17 おすすめ度 ![]() 思わずキャロルキングの「WILL YOU LOVE ME TOMORROW」 を埋もれたCDから捜して聴いてしまいました、、素晴らしい曲です 個人的にはすごく好きな作家です いつも 疲れているような、やるせないような、焦燥感が漂います でも それが上手く若い頃の自分にあてはまります 年代的に同じなので常に出てくるミュージシャンも好みだったり・・ この作品も今の学生よりは50年代後半に生まれた方が読んだ方がリアル感があると思います 「消える魔球」をリアルタイムで見たおじさん(私もですが)! 一読あれ! |
|
悪くはないんだけど… Date:2007-08-21 おすすめ度 ![]() 以前に読んだ『九月の四分の一』が本当に良く、 「この人の本をもっと読んでみたい」と思っていたところ、 近所の書店で発見したので買ってみた。 で、読了後。 …うーん。 前作を読んで、期待値が高かったせいかもしれないけれど、 …うーん。という印象。 物語としては十分に読む価値あり、だと思う。 哀しい話だったけれど、著者の主張は明確に伝わってくるし、 系統としても、こういう「暗い青春モノ」は それこそ私の好きなところだし。 ただ、前作を読んだときには感じなかったのに、 本作は読んでいてどうも 日本語表現の拙さ が、目に付いてしまった。 というか、読んでいて気になってしょうがなかった。 この人の文体は、どちらかというと平明な中に美しさのある、 嫌いではない文体なのだけれど、 文体の問題ではなくて 文章構成が変・語彙の用法がおかしい個所が、 やたらとあちこちに見られた。 敢えて一例を挙げるとすれば 終焉のさせ方さえ知り得ない。 という個所。 「終焉のさせ方」…ねぇ。 うーん。 また、物語は4章構成になっており、 各章が『オール讀物』に4回に分けて 掲載されたもののようなのだけれど、 単行本で読むとき、 2章以降の冒頭で前章の流れを くだくだしく振り返っているのが 非常に冗長に感じられた。 単行本として出版するにあたって、 ちゃんと手を入れなかったのだろうか…? ここも、個人的には大きな減点項目。 物語の筋についても クエスチョンマークのつく部分があった。 特に物語の最後、主人公がジャーナリストに ある写真を見せられるシーンがあるのだけれど、 この場面を読んで おいおいおいおい、それ、話の整合性の面から見て、 どう考えてもおかしいだろう! と激しいツッコみを入れたくなる点が2つあった。 最後の最後でそうやってズッコけてしまったので、 いきおい読後感も「ビミョー」なものとならざるを得なかった、という感じ。 と、こう文句のようなことばかり書いてしまったけれど、 物語自体は嫌いじゃないです。 途中何度も泣かされたし、心を動かすものがあったのは事実。 まだこの人の本は2冊しか読んでいないので、 今後他の作品も読んでみたい、とは思います。 |


