私の男
価格:¥ 1,550 (税込)
出版:文藝春秋
カテゴリ:単行本
ページ:381頁
JAN:9784163264301
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で15632位
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私の男 (桜庭 一樹 / / 文藝春秋) * * * * * * * * 震災で家族を失った花は、遠い親戚である腐野淳悟に引き取られた。それからずっとふたりは一緒に生きてきた。 第138回 直木三十五賞受賞 この手の話は苦手です。この本を予約したものの、読むことに気が進みませんでした。でも読みはじめると、この親子にはどんな過去があったのか、どんな罪を犯したのかを知りたい気持ちの方が大きくて、夢中になって読んでいました。こういったミステリの要素があったから読めたんだと思います。 物語は花の結婚式の前夜から始まります。そして、視点を婚約者へ、花へ、淳悟へと変え...
私の男 | Excite エキサイト ブックス > 書籍情報 桜庭一樹「私の男」読了。 養父と娘の半生を視点を変えながら過去にさかのぼる物語。 異様なまでに濃密な関係がいかにして生まれたかが解き明かされるという構成。 ”親子”について共感はしないが納得させられたような気がする。力あります。 もうちょいミステリかなと思ってたが、こりゃ現代文学ですな。
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レビュー
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文学の皮をかぶった変態小説 Date:2010-01-13 おすすめ度 ![]() 一言で言うと変態小説。 倫理上のあたりまえと主人公の父と娘のあたりまえ、後者を無くさないために繰り返される罪。 物語は結末から展開され、章を追うごとにすべての始まりへと逆再生で進んでゆきます。 読み進めるほどに解けてゆく父と娘の謎。 官能小説という言い方では安っぽいけど文学と表現するには賛否両論ある。 恋人にもなれず普通の親子にもなれず、父と娘の苦悩はひたすら陰鬱でもどかしく切ない。 ぼんやりとした後味の悪い結末が何とも言えない。 この本を気に入ったら(もしくは読む前に)同じ作者の前作『少女七竃と七人の可愛そう大人』も読んでみる事をお勧めします。似たような題材ですがこちらの方が入りやすいかと思います。 |
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漫画的かな Date:2009-12-05 おすすめ度 ![]() 直木賞受賞ということで手にしてみた。 テーマとしては面白かった。父娘の愛と、男女の愛という、これでもかというまでに粘着質で濃厚な愛の物語。 成長後の花の感情描写などはリアリティがあって鬼気迫る感があった。 しかし!残念なことにストーリーに重みがなかった。このラブストーリーの味付け程度に色々な事件が起こるからだ。 二人のセックスシーンはすごく緻密でリアルな描写なのに、その他の描写にはリアリティがない。ついでに主人公花以外の人物の人間味が薄い、特に中高年男性の描写。災害で家族全員と死別した9歳の少女が直後からあんなに淡々としてるのは…文学というより漫画的なキャラクター設定だなと思ってしまった。家族が目前で死んだショックもそこそこに「この人がいればいい」って。この2人は二件もの殺人を犯しているのにまったく罪を暴かれない。ハネムーン後、淳吾失踪であわてて押入れの中を確認する花がいたけど、え!?ずっと入れてたの…?そして大塩さん無断で写真撮影? とかとか、こういったディテールが小道具的に不自然に乗っかってきており、話に入り込めない…文学というか漫画に近い。竹宮恵子作の「風と木の詩」と似てるなぁ…と感じたからでもありますが。花と淳吾の関係はジルベールとオーギュのようだ。作者も女性ということで同漫画に影響されて、それゆえ文学的な面でリアリティに欠けるんじゃないかなーと思ってしまった。 というかんじで一部の感情描写のリアルさとストーリーラインのちぐはぐさで星2つです。 |
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後味は、最悪 Date:2009-11-21 おすすめ度 ![]() だけど最後の1ページを読んだ後は純粋に面白いと感じた。 物語は近親相姦、殺人と二重の罪を犯した親子についてで、全体的にじっとりと暗く、それでいてどこか胡散臭いような雰囲気をまとっている。 個人的にダークな話が好きだからかもしれないが何より腐野淳悟に相当強い魅力を感じてやまない。 雨匂いがしてくたびれた風貌だが優雅な雰囲気を纏っている影のような男。 今までいろいろな作品を読んできたがここまで魅力を感じた登場人物は稀だ。すごく個人的な好みの問題だけれども。 だから「私の男」とまで言っていた花が最終的に淳悟ではなく美朗を選んだ理由がはっきりとわからない。そこまで美朗に魅力を感じられないし、むしろキャラ設定も曖昧でいまいちな気が。 だけど「おかぁさん」はどんびきだったな。 近親相姦、2人の絡みの場面はリアルで生々しく正直気持ち悪い。花だけに限らず女特有の欲深い、男に対する執念や執着は恐ろしいほどぞっとする。 こうゆう話は嫌いじゃないけど。 すごくねっとりしている、と表現するのが適切なのかもしれない。 |
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“ぬめり”の正体。 Date:2009-11-06 おすすめ度 ![]() 躊躇していた、この本を手に取るコト。なんだか、表紙の絵からいってぬめっとしているではないか。だから避けていたのだけど、以前桜庭一樹のインタビュー記事を読んで “家族”が彼女の一貫したテーマだと知ってから“ぬめり”と家族をどう絡ませ、どのように描いているのか興味を抱き読むことを決意しました。 物語は、家族を事故で失った少女、花と彼女の唯一の身内である男、淳悟の緊密な関係を描いたモノ。まるで恋人同士のような肌と肌との触れ合いや、お互いの存在の奥の奥まで食い込み、許容する二人の深い深い関係。それはもはや、家族の域を超えている。いや、一個人としての領域さえも。でも、禁断の家族愛、近親相姦、といったモノとは違う気がします。 第6章に分かれており、時代を遡る構成。 花の婚約相手の美朗や、淳悟に恋心を抱いていた小町といった 第三者からみた淳悟と花の関係が描かれているのも読んでいて面白い部分である。 読了してわかるのだが、衝撃の結末は、なんとも唐突。そして、救いがない。 まるで、黒い冬の海の真ん中に、独り、 放り出された気分。 やり場のなく、消化しきれない高揚感を如何に消化していいものか、戸惑ってしまうほど。 すごい作品です。 |
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確かに Date:2009-10-22 おすすめ度 ![]() ★の低いレビューにも共感し、納得もできましたが、 僕はこの作品、すごい好きです。 先ず話の筋が独特で 彼女ならではのグロテスクな感じもよく現れていて 大変良いと感じました。 |



