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狼・さそり・大地の牙

価格:¥ 1,600 (税込)
出版:文藝春秋
カテゴリ:単行本
ページ:1600頁
JAN:9784163716008
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で28709位
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レビュー
くたばれ産経新聞! Date:2009-08-03
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当時、三菱重工はベトナム戦争の米軍用兵器を量産していた。丸の内本社ビルが東アジア反日武装戦線「狼」に爆破されたとき、私は快哉を叫んだ。爆破前、「狼」のコマンドは従業員が避難するよう電話している。三菱のオペレータがアホだったので警告を無視し、従業員が巻き添えを食らった。産経新聞に在籍していた著者は警視庁に詰めていたそうだ。警察は国家の犬だがそれに睥睨して記事をもらう輩は犬畜生以下の存在だ。そんなアホに「狼」を追い詰める能力など皆無だ。こんな本は文藝春秋からしか出ないだろう。文春にもアホが多い。国家は倒すために存在するということがわからないのだ。
警察記者の奮闘を描いて不足なし Date:2009-08-03
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「35年目の真実」
とか副題にあるが、これは看板にやや偽りありではないか、で☆ひとつ減らす。

正しくは
「世紀のスクープを逃すな! サンケイ新聞警視庁記者クラブ奮戦記」
とでもいうべきもので、
70年代を震撼させた連続企業爆破テロ事件そのものの驚愕の真相(実は背後に某国の影が!とか、公文書公開ではじめて明かされる冤罪の構図!とか)が本書で白日の下に晒されるわけではない。

とはいえ事件記者の生態や、妻を爆弾でうしなった剛直の警察官僚の逸話が十分面白かった。

極力おさえた筆致で語られるサンケイ新聞記者たちの「無償の功名心」の輝きが、「一生懸命な日本」 の最後の時代と重なるようだ。

なお福井氏は爆破犯人たちの動機や理念やイデオロギーからは完全に距離を置いているが、しかし愚かだった若者たちに向ける視線は決して冷酷ではない。産経新聞―文藝春秋というラインで偏見を持って読むほうが間違いであることを、言わずもがなだが附けくわえておきたい。
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