鬼平犯科帳〈20〉 (文春文庫)
価格:¥ 570 (税込)
出版:文藝春秋
カテゴリ:文庫
ページ:303頁
JAN:9784167142728
Amazon.co.jp 売上ランキング:本で23869位
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レビュー
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池波作品は、どれも甲乙つけがたいのですが Date:2004-02-13 おすすめ度 ![]() この本が、どうしても特別な一冊になってしまうのは、理由がある。第七話「寺尾の治兵衛」の中で、鬼平の科白にこんな下りがある。「……そのとき審判をつとめられたのは無外流の名人・秋山小兵衛先生で……」安永五年、老中田沼意次の下屋敷で、当時三十そこそこだった鬼平は、剣術大会で決勝戦まで勝ち残り、かろうじて優勝したらしいのだが、そのときの審判が、剣客商売の秋山小兵衛だったというわけ。ファンなら、思わずニンマリとしてしまうシーンなのだ。その翌年は、大会は勝ち抜きのスタイルになったらしく、小兵衛の息子大二郎が出場し、江戸の剣術界に華々しくデビューしたのだった。きっとどこかで、彼らはすれ違っていたりしたんだろうなあ、と、遠い時代の江戸の空に思いを馳せてしまうのである。 |
